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植物を美しく健康に育てるには、太陽光の力が必要不可欠。たっぷり光を浴びて光合成をさせることで、緑豊かな姿に成長します。
しかし、屋外ならば自然光を取り入れて植物が育つ健全な環境を作ることができますが、室内に設置したアクアテラリウムやビオトープでは、太陽光を当てるのが難しいことも。
そこで役立つのが、植物育成に特化した水槽用照明です。
以前から水草育成用ライトはありましたが、各社の企業努力により最近の製品は性能が格段にアップしており、より太陽に近い波長を再現できる照明がたくさん登場しています。
まるで日光浴のような自然な光は、植物をより美しく見せてくれることでしょう。
今回のコラムでは、太陽の代わりになる水槽用照明をご紹介します。
照明を変えるだけで植物の生育がかなりよくなりますので、ぜひ参考にしてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに太陽の代わりになる水槽用照明7選を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
自然光を取り入れることが難しい室内では、水槽用照明が活躍します。
特に水草や植物を多く配置したテラリウム水槽やビオトープでは、太陽光に近いハイスペックな照明を選ぶと、クオリティの高い水槽に仕上がるでしょう。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、太陽の代わりになる水槽用照明7選を解説します。
太陽の代わりになる水槽用照明とは
水槽用照明は日々進化を続けており、最近は「太陽光を再現」を謳った製品が多数登場しています。
植物育成用ライトではよく聞く言葉ですが、ではこの太陽の光を再現した照明とは具体的にどのようなものなのでしょうか。
太陽光に近い照明は、簡単に言うと太陽の光に極限まで近づけた波長や色彩を放つことができるライトのことで、特に演色性(Ra)が高いものが高品質とされます。
演色性とは、光源が物の色をどれだけ自然に見せられるかを示す指標で、数値が高いほど本来の色合いに近い=自然の光に近い色合いを再現できると考えられるのです。
また水草や植物の育成には光の波長も重要で、光合成に適した波長を放つ照明を選ぶことで、植物の成長が促進されてより健康的な状態を維持できます。
特に、赤や青の波長をバランスよく含む機種は、光合成の効率を高めるのに最適です。
植物や生き物の育成に最適な照明
植物や生き物にとって太陽光は、健康を維持する重要な要素です。
自然光を当てることができない室内のアクアテラリウムやビオトープでは、まさに水槽用照明が太陽の代わり。もちろん、一般的な水槽用ライトでも一定の効果は期待できますが、より健康的に美しく育てたいときは、太陽光に近い植物育成用のライトを選ぶのが良いでしょう。
ちなみに、以前は植物育成用とライトといえば光が強いメタルハライドランプでしたが、最近は技術の進歩により、扱いやすいLEDライトが主流です。
LED照明は消費電力が少なく発熱も抑えられるため、水温への影響を最小限にできるのが魅力。
水槽のスタイルを問わず取り入れやすくなっています。
太陽の代わりになる水槽用照明7選+番外編
ここからは、アクアテラリウムや室内ビオトープにおすすめの太陽の代わりになる水槽用照明をご紹介します。
ご自宅の水槽のサイズや育成する植物、飼育スタイルなどに合わせて選んでみてください。
なお、照明を設置する際には、ライトの距離や角度を調整することが重要です。光が均一に行き渡るように配置することで、水草や植物の成長ムラを抑えられます。
ゼンスイ EverSun365(エバーサンサンロクゴ)
『ゼンスイ EverSun365(エバーサンサンロクゴ)』は、フルスペクトルLEDを搭載した水槽用照明です。
フルスペクトルLEDとは、青、緑、赤の三原色に赤外線や紫外線の波長を照射できるハイスペックな照明のことで、自然に近い光を再現できるのが最大の特徴。
アクアリウムでは、植物の光合成を促すのに最適とされています。
こちらの照明は、植物の成長に欠かせない赤と青の光をバランスよく照射できるので、アクアリウムはもちろん、ビオトープやアクアテラリウムなどの観葉植物を取り入れた水槽でも活躍するでしょう。
また、演色性も高いので生体や植物の緑を鮮やかに見せてくれるのもポイントです。
水槽に設置する際は水面までの距離や角度を調整して光が全体に均一に行き渡るように配置すると、場所による成長の村を抑えられます。
ゼンスイ Viiita
『ゼンスイ Viiita』は、最大10万通りの色調調節が可能なマルチカラーLEDです。
リモコン操作で細かく色調を調整できて、水槽の環境や生体の特性に合わせたオリジナルの光を設定可能。
青白い昼光色から温かみのある電球色まで好みに応じたカスタマイズができるので、淡水魚水槽や水草水槽、海水魚にサンゴの育成まで様々なアクアリウムで活躍します。
Ra94と演色性も高いので、水槽内を自然にかつ、鮮やかに照らし出してくれるのも魅力でしょう。
タイマー機能が内蔵されているため、点灯時間の管理も簡単です。
カミハタ ヴォルテス
植物用のライトとして古くから一定のシェアを維持しているのが蛍光灯です。
蛍光灯はLEDに比べて光が拡散しやすいので、水槽全体に均等に照射できるのがメリット。
『カミハタ ヴォルテス』は、軽量なアルミ製ランプを採用したスパイラル蛍光灯用のクリップ式ライトで、コンパクトながら強力な照射力が特徴です。
反射板の力で水槽内のすべての植物にしっかり光を届けて、光合成を促進します。
また、スパイラル蛍光灯は従来の蛍光灯よりも消費電力が少なく、電気代を抑えやすいのも嬉しいポイントです。
クリップ式なので設置場所の自由度が高く、特に場所が限られる~45cmの小型水槽では扱いやすいです。角度の調整も容易なので、光の向きを変えて効率よく水槽を照射できます。
GEX エキゾテラ スワンプグロー 防滴ランプ
『GEX エキゾテラ スワンプグロー防滴ランプ』は、ここまでご紹介してきたランプとは一線を画す、爬虫類や両生類用のスポットライトです。
生体の日光浴を目的とした照明で、陽だまりのような温かさを再現するという意味で太陽の代わりになります。
このランプの特徴は、防滴仕様であることです。水滴がかかっても割れにくい強化ガラス製なので、パルダリウムや両生類を飼育する高湿度の環境でも安全に使用できます。
カメや一部の水棲生物は変温動物のため、日光浴をして体温を調整することで健康を維持しています。飼育環境でもライトを使って局所的に暖かい光を照射するバスキングスポットを作ってあげることがとても重要です。
ただし、このランプにはUVBが含まれていないので、水草や観葉植物の育成には適していません。
植物をたくさん配置した水槽では、別の照明と併用するのがおすすめです。
BARREL NEO AMATERAS LED
『BARREL NEO AMATERAS LED』は、太陽光に近い高演色を追求した植物育成用のスポットライトです。
水草や観葉植物を自然な光で照らして、屋外に近い環境で育成できます。
高演色性能で光合成に必要な波長をバランスよく含んでいるため、植物を色艶良く育成することが可能です。
20Wクラスのコンパクトなスポットライトなので、省スペースで扱いやすく手軽に設置できるのも魅力でしょう。
さらに照射範囲を絞って使用ができるため、照明を使って雰囲気を演出するアクアテラリウムにぴったりです。
特定のエリアを際立たせたり、陰影をつけたりすることで、より自然な景観を作り出せます。
BARREL ROKI-Octagon
『BARREL ROKI-Octagon』は、50W出力の八角形パネルLEDを採用した高性能な水槽・植物育成用照明です。
直径約21cmの広範囲発光面を持ち、大型水槽や植物棚の照明として優れた性能を発揮します。
この照明の特徴は、3000Kと5000Kの異なる光スペクトルLEDを備えているところです。多様な植物の育成に適応した光は、種類に関わらず水草や観葉植物の健康的な成長をサポートします。
水草水槽では活き活きとした鮮やかな発色につなげることができますし、アクアテラリウムでは屋外に近い光環境を再現することで自然な育成が可能となるでしょう。
広範囲でも均一に光を届けられるので、大型アクアリウムにも最適です。従来のスポット型照明では難しかったエリアをしっかりカバーできます。
ただし、本製品は重量があるため、しっかりとした吊り具を用意する必要がある点には注意してください。
クリスタルアクア 【太陽光に近くなった】LEDライト
『クリスタルアクア 【太陽光に近くなった】LEDライト』は、太陽光に近いスペクトルを持つ高演色LED照明です。
効率よく光合成ができる赤色と青色の波長を多く含む5700Kの自然な白色光(Ra98)は、水草や魚の色を鮮やかに見せてくれると同時に、健康的な成育を促します。
価格が比較的抑えられている点も大きなメリット。高性能ながら手に取りやすい価格設定はコストパフォーマンスが抜群で、初めての方でも購入がしやすいでしょう。
「高品質な照明を気軽に導入してみたい」と考える方に特におすすめの照明です。
番外編:ゼンスイ Bar Type SOLARIUM UVLED
番外編ということで、最後に爬虫類向けのUV照明をご紹介します。
『ゼンスイ Bar Type SOLARIUM UVLED』は、爬虫類だけでなくツノガエルや水棲カメの飼育にも使用できる紫外線ライトです。
カメやカエルにとって紫外線は骨の形成や健康維持に不可欠な要素であり、日光浴ができない室内飼育ではUVライトが特に重要になります。
電球型のライトが多い中、バータイプのこちらの照明は広範囲を均一に照らせるため、従来のスポット型UVライトではできなかった、水槽全体へ光を届けることが可能です。
ただし、本製品は防水仕様ではないため、水槽周りで使用する場合は水跳ねに注意してください。
特にカエルや水棲カメの飼育では、水撥ねによる故障を防ぐために十分な距離を確保するようにしましょう。
まとめ:太陽の代わりになる水槽用照明7選!室内ビオトープ・テラリウムにもおすすめ
太陽光の代わりになる水槽用照明をご紹介しました。
太陽光に近い光を再現できる照明は、演色性が高く適切な波長や色彩を持つ製品です。
植物の成長を促進させるほか、自然な光で生き物や水草が持つ本来の色彩の美しさをダイレクトに鑑賞できます。
今回ご紹介した照明の大半は高演色性で、波長のバランスも良く、室内飼育でも屋外に近い光環境を作ることができるものばかり。
また水棲生物の日光浴を再現するという意味で、太陽光の代わりになる照明もあるので、育成している植物や飼育している生き物、水槽スタイルに合わせて最適な照明を導入しましょう。
近年はLED照明の開発が目まぐるしいです。今まで再現が難しかった環境を作り出すことで、育てるのが難しかった植物の育成も容易になっています。
ぜひこの機会にぜひ「太陽の代わりになる水槽用照明」を導入し、アクアリウムを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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