地方によって呼び名が異なり、別名「オカメ」「タランコ」「ボテ」「センパラ」とも呼ばれています。
このように様々な呼び名があるのは、それだけ日本各地に分布しているということです。
実は、このタイリクバラタナゴは外来種としても警戒されています。
その理由として
- ニッポンバラタナゴと交雑する
- 在来タナゴの産卵床を先に使ってしまう
- 環境適応力が高く、繁殖しやすい など
などが挙げられます。
ニッポンバラタナゴと交雑すると、タイリクバラタナゴの形質を色濃く受け継いだ子世代が生まれ、純粋なニッポンバラタナゴの減少に拍車をかけている状況です。
しかし、タイリクバラタナゴ自体は、もともと、食用魚として「ハクレン」が輸入された際に交じって日本に入ってきて、そのまま定着してしまったにすぎません。
飼育魚としては、様々な魚種とも混泳可能な、比較的温和なタナゴです。
アクアリウムショップや通販サイトでも販売されていることがあり、普通に購入できます。
要注意外来生物であることには変わりありませんが、飼育する際には必ず最後まで可愛がりましょう。
また、どんな事情があっても放流は絶対に行わないことが、生き物飼育者としてのマナーです!