バリスネリア・スピラリスはロゼット型水草のなかでも長い種類です。「テープ状」と言われますが、良く見ると控えめにツヤっとした光沢があるのでリボンのようでもありますね。
新芽は根元から伸びますが草丈が長く、葉はしなやかで水面で折り返すように広がる性質のため根元に陰を作ってしまいがち!
それは周りに植えつけている他の水草への影響も同様で、バリスネリア・スピラリスが伸びすぎて光合成がうまくできなくなることがあります。
そのため、強めの水草育成用照明を採用したほうがトラブルが起きにくいです。
しかし、光が強いと今度は葉にコケが生えやすくなるので、トラブルを防ぐためにも定期的なトリミングが大切です!
5cmほど残してカットするほうが観賞性を保ちやすいですが、根本のあたりでカットしてもすぐに新芽が伸び始めるので大きな問題にはならないです。
そう、バリスネリア・スピラリスは成長力が旺盛な水草なんです!
ランナーで子株を増やしていくのですが、気が付いたら想定外の場所に根付いていた…ということもあります。
本体も成長力が強いので、やたらと増えてしまわないように計画的にランナーはカットするのが良いですよ!
しなやかな細い葉とは裏腹に、強靭な一面があるバリスネリア・スピラリスですが、白い花を咲かせてくれることもあります。
根元からバネのような形状の花茎をのばし始めたら、花が咲く前兆です!
花は、花茎の先にちょこんと小さく咲きます。
このように「逞しいのに繊細!」と思わせる一面も持っていますよ。