【写真で解説】水草をトリミングしてボリュームアップさせる方法とは
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水面あたりまで水草が伸び美しいレイアウトに支障をきたす場合は、トリミングという水草の剪定(カット)作業を実施します。
しかし、トリミングといってもただカットするだけではありません。
大切なのは、トリミング後も美しく維持管理することです。
水草はトリミングをすれば少なからずダメージを受けるため、最小限にダメージを減らして今後の成長を促すことを意識したトリミング技術が必要となるのです。
ここでは、水草をトリミングしてボリュームアップさせる方法を解説していきたいとおもいます。
目次
水草のトリミングに必要な道具
水草のトリミングには、3つの道具が必要です。
- ハサミ
- ピンセット
- アミ
ハサミ
水草をカットするために必要です。
ハサミの種類ですが、水草専用のハサミでも量販店で購入できるハサミでもどちらを使用しても構いません。
わたしは、量販店に並んでいる錆びにくいコーティングされたハサミを使用しています。
ただし、グロッソスティグマなどの背丈が短い水草をトリミングする場合は、ハサミの先がカーブしている水草専用ハサミを使うとトリミング後も綺麗に生え揃いやすくおすすめです。
ハサミを選ぶ注意点としては、100円ショップで購入できる錆びやすいハサミは控えましょう。
錆びたハサミでトリミングすると、トリミング後の水草の成長に障害がでる可能性もあります。
ハサミはなるべく錆びにくいハサミか、錆びたらすぐに新しいものに交換しましょう。
ピンセット
ハサミでカットした水草を植栽するために必要です。こちらは、水草専用のピンセットを使いましょう。
水草専用ピンセットの特長として、水草をしっかり掴めるように加工が施されていること、また、ピンセットの先端が細いため底床に差し込む際に植栽しやすいことです。
ピンセットの長さも様々ありますが、はじめて使用する場合は中サイズをおすすめします。
短くても長くても植栽するには少しコツが必要です。
アミ
水草をカットして出た切りカスは、アミを使ってすくいます。
アミの目の細かさは細かい網目のアミを使用しましょう。網目が大きいと、細かい水草のカットカスを取りきれません。
アミ本体のサイズは水槽の大きさによりますが、Mサイズがおすすめです。
小型の30センチ水槽から大型の180センチ水槽程度までMサイズのアミでカバーできます。
水草のトリミングに使う道具の準備が揃ったら作業開始していきましょう。
ピンチカットして水草のボリュームを出す
伸びすぎた水草をハサミでカットすることを、ピンチカットと言います。
ピンチカットの基本は、ハサミを使いレイアウト構図に合わせて整えるようにカットします。ロタラ類などの茎が細い有茎草は、複数をまとめてカットしましょう。
ただ整えるだけでしたらこの方法で構いませんが、ピンチカット後の水草のボリュームアップを考えて実施する場合は一工夫加えていきます。
水草をカットする場所
水草を植栽してからはじめてトリミングをする時は、底床に近い水草の下部分を1本ごとピンチカットしていきます。
トリミングの代表的な水草である有茎草は、茎にある節から新芽がでる構造となっているため節と節の間でカットしていきます。
カットされた後は、節の部分から1本以上の新芽が出てきます。
1本以上新芽がでる性質を利用し、以降のカットは前回カットした場所より少し上をカットする作業を繰り返し実施していきます。
そして、最終的にはカットした分新芽を増やせたボリュームがある水草の群生を作ることができるのです。
トリミングして余った水草でボリュームを出す
トリミングして余った水草は植栽していきます。
余った水草の長さを揃えて、水草の密度が薄いところへ植栽していきます。
そうすれば、ボリュームアップができることはもちろん、余った水草を有効活用することができますので、植栽できる場所を探して植えなおし作業をしていきましょう。
トリミングで弱った水草でボリュームを出す
トリミングを繰り返すと、水草上部は葉が綺麗に育っていても、水草の下部は十分に光が当たらず葉が無くなり弱ってしまう水草もでてきます。
そのような場合は、差し戻しという作業をして復活させます。
差し戻しとは、弱っている水草を根元から引き抜き、水草下部の葉がついていない部分をカットし植え戻す作業のことです。
そうすることで、水草がリセットされ再び元気よく育成をさせることができます。
綺麗にボリュームを保ちながら水草を管理するためには、差し戻し作業は欠かせません。
水草が弱ってきたなとおもったら、早めに差し戻しを実施しましょう。
まとめ:水草をトリミングしてボリュームアップさせる方法
いかがでしたか。
最後に、本記事で解説しました水草をトリミングしてボリュームアップさせる方法について、下記にまとめました。
- トリミングは水草下部から上に向かい繰り返しカットする
- トリミングする場所は水草の節と節の間をカットする
- トリミングで余った水草は密度の薄い場所へ植える
- 弱った水草は差し戻しをする
レイアウト水槽で綺麗に生え揃った水草はとても美しいものです。
しかし、成長の早い水草を植栽してしまうと、1週間に1度程度はトリミングをする必要があるため手間もかかります。
毎週トリミングをするのは大変ですが、トリミングを終えた水槽を鑑賞するとスッキリして自己満足した気持ちになるものです。
美しい水草水槽を管理しつづけるために、ぜひここで解説した水草のトリミング方法を参考にしてみてください。
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