水槽のお魚が全滅した!その時の対処法や対策方法を教えます!
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生き物を飼っていると必ずいつか別れの時がやってきます。
中でもお魚はとても繊細な生き物のため、前日まで元気に泳いていたのに、朝起きてみたら全滅していた、ということも時として起こりえるのです。
水槽のお魚がある日全滅してしまい、とても寂しい思いをしている方もいると思います。
しかし悲しんでばかりもいられません。
水槽のお魚が全滅してしまうのには、もちろん何らかの原因があります。
今後もお魚を飼うのであれば、同じ過ちを犯さないよう原因を探り対処法を考えなければなりません。
今回は水槽のお魚が全滅した時の、対処法や対策方法をお教えします。
目次
なぜ全滅してしまったのか?原因と対処法や対策方法を考える
水槽のお魚が全滅してしまったとき、その原因は主に以下の4つが考えられます。
ここでは原因とその対処方法を考えていきましょう。
お魚の死因のについては以下でも解説しています。
原因1:機材の故障
ろ過器やエアポンプ、ヒーターやクーラーなど、水槽周りの機材の故障は生き物の命を脅かす可能性があります。
生き物が全滅してしまい原因がわからないときは、まず機材の故障を疑いましょう。
水槽周りの機材が正常に動作しているかを確認し、故障を発見したら修理や機材の交換を行います。
メーカーの保証年数を確認し、保証内であれば必要に応じてメーカーへ問い合わせを行ってください。
保証期間が過ぎている機材については、耐久年数を超えている可能性があります。
水槽周りの機材にも耐久年数がありますので、年数がたっているものについては、安全に使用するためにも交換を検討しましょう。
機材の交換については以下の記事も参考にしてください。
また、機材を正常に動作させるためには定期的なメンテナンスが必須です。
日々のメンテナンス頻度を見直してみましょう。
メンテナンスについては以下の記事で詳しく解説しています。
原因2:病気
全滅の大きな原因の一つと考えられるのが病気や寄生虫の蔓延です。
病気にかかったお魚を放っておくと、あっという間に水槽内に病気が蔓延し全滅してしまう可能性があります。
病気にかかったお魚を見つけたら、まずは隔離水槽やバケツなどを使って速やかに隔離し、観賞魚メーカーが販売している薬を投与して治療していきます。
また、水槽にもすでに病原体や寄生虫が蔓延している可能性があります。
ほかのお魚を守るためにも、水換えを行うなどの蔓延予防の措置を行ってください。
また、病気による全滅を防ぐためには、日々の観察を欠かさないことが大切です。
お魚の様子を観察し、異変が起きていないか確認し、何かあれば素早く対処しましょう。
熱帯魚の病気と対処法についてはこちらも参考にしてください。
また、病気は水質の悪化や水温の変化から起こることも多いです。
病気にならない水槽づくりを心がけましょう。
病気にならない水槽についてはこちらを参考にしてください。
原因3:水槽の設置環境が過酷な状況にある
水槽の設置環境が原因でお魚が全滅してしまうことがあります。
夏の暑い時期に、室温が30度を超えるような部屋に水槽を設置していた李、逆に冬の寒い季節に寒い部屋に置いておいたりすると、水温も変化してしまい、適正温度ではなくなってしまいます。
水温の変化は水質の悪化や酸欠などを引き起こし、最悪の場合お魚を弱らせて死に至らしめることもあります。
このような過酷な環境に水槽がある場合は、水槽の置き場所を変えるか、部屋のエアコンや水槽用のファンやヒーターなどを活用して水温を適温に保つようにしましょう。
水温については、以下の記事でも解説しています。
原因4:過密飼育
水槽にお魚を入れ過ぎてはいませんでしたか?
水槽には適正な生体数があり、いくら入れてもよいというわけではありません。
魚を入れ過ぎると、ろ過システムのろ過能力が追い付かずに水質が悪化したり、水槽内で酸欠が起きたりして、魚の全滅につながる原因となります。
水槽のお魚の適正数は「魚の体長1センチ=水1リットル」といわれています。
全滅の原因に過密飼育が考えられる場合は、水槽のろ過システムに無理がかからないよう、ろ過能力と水槽のサイズに合わせた無理のない生体量に見直しましょう。
過密飼育についてはこちらの記事も参考にしてください。
全滅してしまった水槽の処理方法
お魚が全滅してしまった水槽は、リセット作業を行うことで再度使用することができます。
特に全滅の原因に病気が考えられる場合は、水だけでなく、底石やろ過材にも原因となる病原体が残っている可能性があります。
そのまま使用すると、新しいお魚も同じ病気にかかってしまうかもしれませんので、必ずリセット作業を行ってから、次の飼育を開始してください。
リセット作業については以下もご確認ください。
リセット作業は、まず水槽の清掃から始めます。
水槽、底石、ろ過材などのすべてを丸洗いしましょう。
ろ過材は、水道水で洗ってしまうと生物ろ過に必要なバクテリアが、塩素などの影響を受けて死んでしまうことがありますので、飼育水を使って洗浄してください。
病気の心配がある場合は、殺菌のために60度以上の熱湯で水槽を清掃するとよいでしょう。
水槽を乾かす場合は、殺菌効果の期待できる天日干しがおすすめです。
清掃が終わったら水槽を立ち上げます。
水槽立ち上げ時は水質維持に欠かせないバクテリアが定着しておらず、水質が不安定になりやすいです。
最初は生体を入れずに、1週間程度ろ過システムを回しておきましょう。
その後、水の濁りなどの問題がなければ新しいお魚の飼育を始められます。
お魚の飼育に不安がある場合は、最初にパイロットフィッシュを導入するのもおすすめです。
水槽の立ち上げ方については以下の記事もご確認ください。
まとめ・水槽のお魚が全滅した!その時の対処法や対策方法を教えます!
お魚を飼っていると、ある日突然、水槽の中のお魚が全滅してしまった、という場面に遭遇することもあると思います。
可愛がっていたお魚たちが死んでしまうのは悲しいことですが、同じ過ちを繰り返さないよう、次の飼育に向けてしっかり全滅の原因と対策を考えていくことが大切です。
水槽をリセットし、準備が整ったら新しい飼育を始めましょう。
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