アクアリウムコラム

植えた水草が育たない・水中葉にならない原因とは!水草の導入を解説

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美しい水草をふんだんに取り入れた自然な水景を楽しむレイアウト水槽
アクアリウムショップや水族館で見かけた水草レイアウトに憧れて、アクアリウムを始めたという方も多いことでしょう。

しかし、実は水草水槽は淡水アクアリウムの中でも手の込んだジャンルで、行き当たりばったりで運用していると育成に行き詰まりを感じてしまうことも。
特に初心者の方が陥りやすいのが導入直後のトラブルで「植えた水草が育たない」「水中葉にうまく移行してくれない」といったお悩みは少なくありません。

このようなトラブルは、うまく育たない原因を突き止めつつ、水槽に水草を導入する際の大切なポイントを押さえることで解消することが可能です。

今回のコラムでは、水草初心者の方にぜひ読んでいただきたい水草がうまく育たない原因と水草導入のポイントについて解説します。

プロアクアリストたちの意見をもとに水草が育たない・水中葉にならない原因と対処法を解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

導入直後の水草が枯れてしまったり水中葉にならなかったりするときは、水槽内の肥料や光量を確認することで改善できる可能性があります。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、水草が育たない・水中葉にならない原因と対処法を解説します。

植えた水草が育たない原因


購入直後は状態が良かった水草でも、水槽に導入した後の様々な要因が重なると、うまく育たないことがあります。
水草が思うように成長しないときは、植え方や水槽の環境を変えることで解決する可能性が高いです。

水槽で植えた水草が育たない原因と解決方法について解説します。

植え方が良くなかった

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水草が育たない原因の一つ目が、植え付け方の問題です。

水草の植え付けは浅すぎても深すぎても良くなく、根張りが浅いと水流で水草が浮きやすくなり、深すぎると新芽が育ちにくくなって枯れてしまいます
特にロゼット型の水草は、新芽が展開する中央部分が底床に深く埋まらないように意識すると上手に育ちやすいです。

最初は適度な深さを量るのが難しく感じるかもしれませんが、ピンセットを使って斜めに挿し込むようなイメージで植え付けると比較的うまくいきやすいでしょう。

また底面に敷くソイルや砂の量が少ないと、水草がしっかりと根を張ることができません。
水草を植え付ける場合は、少なくとも底床は5cm程度の厚みを持たせるようにしてください。

栄養が足りなかった

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栄養不足も枯れてしまう原因です。

水草は、購入から2~3週間ほどは自らに蓄えていた養分を使って新しい環境に適応することができますが、その期間を過ぎても新たな養分が供給されないと、栄養不足で枯れてしまいます
水草の大きな養分は硝酸塩のため、生き物を飼育している水槽ではあえて肥料を与える必要はないと思われるかもしれませんが、実はその他にもリン・窒素・カリウムなどの様々な栄養をバランスよく吸収する必要があるため、やはり定期的な養分の補給は必要です。

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水草のタイプに合わせて、即効性の高い液体肥料やピンポイントで長期的に栄養を補給できる固形肥料などを使いわけましょう。
また、水質が水草に合わない場合も弱って溶けていってしまうため、導入前に育成予定の水草に合わせた水作りをしておくことも重要です。

水草にコケが生えた

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特に成長がゆっくりの水草に多いのがコケです。

水草の表面にコケが生えるとうまく光合成ができずに枯れてしまうことがあります。
水草に与えたはずの養分がコケに取られてしまい、水草の成長が遅れてしまうのも問題です。

に異常にコケが繁茂するときは、養分過多や光が当たり過ぎているなどの原因が潜んでいる可能性が高いため、まずは水槽内の環境を見直してみましょう。

水草に生えてしまったコケは、

  • 手で優しくこすり落とす
  • コケが生えた部分をトリミングする
  • お掃除生体に食べてもらう

などの方法で除去が可能です。
特にミナミヌマエビやヤマトヌマエビ、オトシンクルスなどのコケを食べてくれる生体は、継続的にコケを除去し続けることができるので、水槽の状況に合わせて導入することをおすすめします。

また、あまりにコケが多いときはコケ除去剤を使うのも方法ですが、この場合は水草や生体への影響を十分に考慮したうえで実施してください。

水中葉にならない原因


水草には水上で育つ”水上葉”と水中で生える”水中葉”があり、水上葉で販売されている水草も水中に植え付けてしばらくすると自然と水中葉に切り替わります

しかし、育て方によっては上手く水中葉に切り替わらないといった問題が起こることも。
そこで、ここでは水上葉から水中葉に切り替えるときの不安やトラブルの原因と解決法を解説します。

水草が枯れた・水中葉が生えてこない

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水草は水上葉から水中葉に切り替わるまでに約4週間ほどかかります。また、切り替わる過程で一度水上葉が枯れるため、その様子に失敗してしまったのかと驚いてしまうかもしれません。

水槽に導入した後に水草が枯れてしまったときは、まず植えてからの日数を確認してみましょう。日が浅いときは水上葉から水中葉へ切り替わる正常な反応の可能性が高いため、水槽の環境を維持しながら辛抱強く様子を見守ります
枯れた後、なかなか新芽や新しい根が出てこないときは『メネデール』などの水草活力剤を添加してみるのも効果的です。

光量不足に注意!

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4週間経っても水中葉の新芽が出てこないときは、光量不足が考えられます。
水槽用照明のスペックは適切か、他の水草の陰になっていないか底面まで光が十分に届いているかを確認しましょう。

ただし、植え付けて間もない時に強い光を当ててしまうと弱ってしまうため、水槽導入時は光量を控えめにして、新芽や発根が確認できてから光を強めていくのがおすすめです。

また、育ち始めたばかりの柔らかい水中葉は、エビなどの草食性の強い生体に食べられてしまうことがあります。
食害されている可能性があるときは、生体用の餌をしっかり与えつつ、必要に応じて水槽を分けるなどの対策が有効です。

水草導入時のポイント


植え付けられたばかりの水草は新しい環境に馴染むために、体力を消耗します。

水草を導入する際にできるだけストレスを軽減してあげると、その後の水草育成がスムーズに進みやすいです。

必ずトリートメントをしよう

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水草を水槽に導入する際に一番気を付けたいのが、スネールや病原菌の持ち込みです。

これらの異物は水草に付着して水槽に混入し、時間の経過とともに水槽内で活性化すると水槽の景観を損なったり、生体や水草の調子を著しく崩したりといったトラブルに繋がため、導入時にトリートメントをして持ち込みを予防しましょう。

水草の導入前には『水草 その前に…』などのトリートメント剤を使用するか、2週間ほど別水槽で様子を見るなどしてから、本水槽に導入します。
もし、トリートメントに時間をかけられないときは、水道水でよくすすぎ、目視で異物が付着していないか確認してから水槽に入れるのがおすすめです。

水温差で弱ることがある

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水草は熱帯魚などの生き物に比べれば水温の変化に強めではありますが、極端な温度差があるとさすがにダメージを受けます
中でも暖かいところから水温が急低下するような変化には弱い水草が多いです。

マツモなど無加温で育成できる水草であっても気温が低い真冬などのタイミングでいきなり冷たい水に導入すると、葉が取れやすくなるため、水槽に入れる前にしっかり水温合わせを行いましょう。

一度枯れても新芽に期待しよう

水上葉が水中葉に切り替わるとき以外にも、新しい環境に馴染む過程で一度、古い葉が枯れることがあります。

これは新しい環境に適応するための正常な反応であり、枯れた後に新芽が出てくればその後は問題なく育成が可能です。
新芽が出てきたら栄養が効率よく回るよう枯れた葉はトリミングしましょう。

一方、古い葉が枯れたままで新芽が生えてこない場合は、環境に馴染めずに枯れてしまっているため、育成環境を調整し直してから新しい水草を導入し直すことをおすすめします

まとめ:植えた水草が育たない・水中葉にならない原因とは!水草の導入を解説


購入した水草がその後うまく成長するかどうかは、水槽環境に大きく左右されます

植え方や水中の栄養不足、水草にコケが生えるなどの問題があると、成長が阻害されてしまうため、思うように育たないときは環境を見直してみましょう
また、水上葉を水槽に入れた場合は水中葉に移行する過程で一度枯れることがあります。水中葉が生えてくるまでは約4週間かかるため、この期間は枯れたように見える場合もそのまま育成を続けてみてください

水槽導入時にはトリートメントを行い、できるだけ水温を合わせてから導入するとその後の水槽運営がスムーズになります。

植えた水草がうまく育たない・水中葉にならないのには、何らかの問題が潜んでいます。
水草育成の経験を積んでいくと、その問題点が栄養不足なのか光量不足なのか、または植え付けて間もないだけなのかが分かってくるはずです。
ぜひ今回のコラムを参考にして、様々な水草の育成にチャレンジしてみてください。

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執筆者 Hara.kazu

子どもの頃から魚や昆虫を飼育し、アクアリウム歴は約30年になります。
グッピーやプラティ、ネオンテトラなどの入門魚飼育から始まり、シクリッドのブリーディングなどを経て、最近ではアクアテラリウムのレイアウトを楽しんでいます。

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