飼育生体別!おすすめコケ取り生体5選と注意点!小型魚・大型魚・エビ向け
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コケに覆われてしまった水槽はかなり見栄えが悪いため、こまめに掃除をして美しさを保つ必要があります。
しかし、仕事や家事などで毎日忙しくしていると、水槽メンテナンスにまでなかなか手が回らないということもありますよね。
そのようなときに役立つのが、水槽のコケ取り生体たちです。
コケ取り生体とは水槽に生えたコケや、コケが発生する原因物質そのものを食べてくれる生き物のことで、オトシンクルスや貝類などがそれに該当します。
今回は飼育生体のサイズ別におすすめのコケ取り生体などを解説していきますので、水槽の汚れにお悩みの方はぜひこちらのページをお役立てください。
目次
コケ取り生体とは
コケ取り生体とは、水槽に発生してしまったコケを食べてくれる生き物のことを指します。
水槽内にコケが発生した場合、通常でしたら掃除や水換えをしたりコケの抑制剤などを使って対処します。
ただしこの方法だと結構こまめにコケ掃除をしなければならなかったり、抑制剤によって生体や水草にダメージを与えてしまうなどのデメリットがあります。
そのようなときに役立つのがコケ取り生体たちです。
オトシンクルスや貝類などのコケ取り生体は、水槽の壁面や水草などあらゆる場所に生えたコケを食べて綺麗にしてくれます。
種類によってはメインで飼育している生体の残り餌を食べてくれることもあるので、水の富栄養化を防ぎ、コケの発生をさらに遅らせることも可能です。
もちろんフンの掃除や定期的な水換えなどは飼育者自身で行なう必要がありますが、コケ掃除をする手間や抑制剤を使うリスクを削減できるというのはかなり大きなメリットと言えます。
ただし、コケ取り生体といってもすべてのコケを食べてくれるわけではありません。
生体によって好んで食べるコケの種類が異なりますので、自分の水槽のお悩みに合わせて生き物を選ぶと良いでしょう。
小~中型魚におすすめなコケ取り生体
まずは小~中型魚におすすめのコケ取り生体について解説していきます。
今回ご紹介するのは以下の3種類です。
- オトシンクルス
- エビ類(ヌマエビなど)
- イシマキガイなどの貝類
それぞれ特徴を説明していきますので、しっかりと確認しておきましょう。
オトシンクルス
小~中型魚のコケ取り生体としてまず挙げられるのが、オトシンクルスです。
体長5cm程度になるオトシンクルスは中型魚に捕食される心配がなく、かなり温和な性格のため他の魚を刺激するようなこともありません。
20~28℃の水温であれば飼育可能ですが、低水温が続くと白点病にかかるおそれがあります。
できれは25℃以上を保ち、弱酸性〜中性の水質で飼育しましょう。
コケ取り生体としては主に茶ゴケ(珪藻)や斑点状コケ(スポットゴケ)を好んで食べます。
エビ類(ヌマエビなど)
続いて挙げられるのがエビ類です。
エビの中でもコケ取り生体として活躍するのが以下の3種類です。
- ヤマトヌマエビ
- ミナミヌマエビ
- チェリーシュリンプ
ヌマエビ系はどちらも茶ゴケや生えはじめのアオミドロを、チェリーシュリンプは糸状コケを好んで食べ、他の生体が食べ残した餌も食べてくれます。
エビ類は体が小さく中型以上のお魚に捕食されてしまう可能性が高いので、混泳させるなら小型魚と一緒に飼育しましょう。
ただし小型魚の産んだ稚魚を誤って食べてしまうことがあるので、魚の繁殖を目指している場合は注意が必要です。
イシマキガイなどの貝類
小~中型魚におすすめなコケ取り生体、最後にご紹介するのは貝類です。
淡水で飼育できる貝類にもいろいろな種類がありますが、コケ取り能力が特に高いのは以下の2種類です。
- イシマキガイ
- フネアマガイ
石巻貝はもともと日本に生息している貝なので、氷が張らなければ無加温の水槽でも飼育が可能です。
フネアマ貝はコケ取り生体の中でも最強と言われている貝で、サイズは4cmとやや大きく成長します。
どちらも水槽の壁面や流木・岩などに付いた茶ゴケ、糸状コケ、斑点状コケ、ときには未消化のフンなども食べる、とても優れたコケ取り生体です。
大型魚におすすめなコケ取り生体
続いては大型魚を飼育する水槽におすすめのコケ取り生体について。
大型魚と混泳となるとコケ取り生体もそれなりのサイズが必要なので、この場合はセルフィンプレコ一択ですね。
以下で詳しくご紹介していきます。
セルフィンプレコ
アロワナなどの大型魚は管理のしやすさからベアタンクで飼育するのが一般的なので、掃除はコケ取り生体に任せるよりも人の手で行なった方がはやく済む場合が多いです。
それでもコケ取り生体を入れたいときは、これらの条件を満たすお魚を混泳させましょう。
- 大型魚に食べられない大きさ
- コケ取り能力に優れている
結論を言うと、セルフィンプレコ一択です。
ただし魚の大きさに対して水槽が小さいと、大型魚がセルフィンプレコを追いかけ回したり、ヒレをかじってしまうことがあります。
例を挙げるなら120cm水槽にアロワナ1匹、セルフィンプレコ2匹までを目安にしましょう。
また、セルフィンプレコはコケを食べるとは言っても、他のコケ取り生体程の効果は見込めません。
適宜、掃除を行い維持します。
エビにおすすめなコケ取り生体
最後にご紹介するのは、エビ水槽におすすめのコケ取り生体について。
ご紹介するのは以下の2種類です。
- オトシンクルス
- 貝類
エビと混泳させるコケ取り生体は、攻撃性のない性格でエビを捕食しないような種類の生き物を選びましょう。
オトシンクルス
エビ水槽のコケ取り生体としてまず挙げられるのが、オトシンクルス。
このお魚は小~中型魚のコケ取り生体としてもご紹介しましたが、とにかく温和な性格で他の魚を攻撃するようなことがなく、コケ取り能力にもかなり優れています。
ただしエビ類もオトシンクルス同様にコケを食べる生き物なので、いずれはコケの奪い合いになり餓死する可能性が出てくるため注意が必要です。
水槽中のコケを食べ尽くす前に、なるべく早い段階でオトシンクルスを人工飼料に慣れさせておきましょう。
オトシンクルスに与える人工飼料としては、キョーリン ひかりクレスト プレコのような沈下性のタブレットがおすすめです。
貝類
貝類も、エビ水槽におすすめのコケ取り生体ですね。
ご紹介しているヒメタニシは全長3cm程度とそこまで大きくならないので悪目立ちせず、水質をきれいに保つ能力にも優れています。
ただし先ほども説明したように、エビ類とコケ取り生体は「コケを食べる」という食性が共通してますので、コケが十分に発生した水槽でないと餓死する危険性があります。
貝類はエビと比べると水槽壁面のコケを食べるのが得意なので、壁面にコケがたくさん発生してしまった水槽に導入しましょう。
混泳相性を確認して導入しよう
ここまでメイン生体のサイズ別におすすめのコケ取り生体をご紹介してきました。
コケ取りなどを目的として入れた生体であっても、尊い命であることには変わりありません。
水槽がきれいになったあとも飼育し続けられるように、前もって人工飼料も食べるよう慣れさせておくなどの対策をしておくことが大切です。
また、コケ取り生体を導入する前はメインで飼育している生体との相性をよく考える必要があります。
水槽サイズや水質に問題がないかしっかりと確かめてから混泳させましょう。
まとめ:飼育生体別!おすすめコケ取り生体5選と注意点!小型魚・大型魚・エビ向け
今回は水槽内に発生したコケを食べてくれるコケ取り生体について、メインで飼育している生体の大きさ別におすすめの種類をご紹介してきました。
メダカやネオンテトラなどの小型魚やエンゼルフィッシュなどの中型魚が泳ぐ水槽、またはシュリンプ水槽であれば、コケ取り生体にはオトシンクルスや貝類などが適しています。
メインが大型魚であればセルフィンプレコがおすすめですね。
すでに飼育している生体との相性や水槽の大きさ、好みの水質などをよく確認して、適したコケ取り生体を導入してみましょう。
そして水槽がきれいになったら頑張ってお掃除してくれたことに感謝しつつ、最期まできちんと育ててあげてください。
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