金魚用おすすめ人工水草5選！金魚に食べられない！長く楽しめるお手入れ法

金魚は水草を食べてしまうことが多い魚ですが、人工水草なら食べられる心配がありません。

水草は本物のほうが美しい・・・というのは間違いないですが、最近の人工水草は柔らかくナチュラルな美しさがあります。
さらに、コケ掃除を行う必要はありますが生の水草とは異なり、トリミングを行う必要がないため管理が楽です。

今回は金魚と水草の相性についてやおすすめの人工水草、さらに人工水草のお手入れ方法まで解説していきます。

プロアクアリストたちの意見をもとに金魚水槽にあう人工水草を解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

金魚の食いしん坊な性質と、ヒレのひっかけやすさから、金魚水槽はシンプルなレイアウトで仕上げることが多いです。
しかし、レイアウトアイテムが何もないと、少し寂しく感じることも。

そこでおすすめなのが人工水草です。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、金魚と水草の相性から、金魚にあう人工水草を解説します。

金魚と水草の相性

金魚はきれいな体色とかわいらしい体型を持つ観賞魚です。
「どんな水草があうかな？」と様々な金魚水槽のイメージを膨らませることでしょう。

金魚にあう水草といえば『金魚藻』が代表的ですが、「金魚水槽には水草を入れない」という飼育者も多いです。

金魚と水草の相性について、まず考えてみましょう。

金魚は水草を食べる！

よく、イラストなどで金魚の横には緑色の水草が添えられていることが多いです。
その様子はなんとも涼しげですね。

このように、金魚＋水草は鑑賞面では相性バッチリですが、金魚は雑食性が高く、お腹がすくと水草を食べてしまいます。

そのため新しく水草を追加した翌日に、茎だけの姿になってしまったなんてことも珍しくありません。

おやつや緊急時用の餌として金魚水槽に水草を入れている方もいるほどです。

隠れ場所としても優秀

金魚にとって水草は隠れ場所として最高のアイテムです。
体調を崩して弱っているときや、水槽内でほかの金魚につつかれたときの隠れ場所になります。

また人通りの多い場所に水槽を設置すると、金魚は人の視線や動きなどに対してストレスを感じて、自分の姿を隠そうと隠れ場所を探すこともあるため、柔らかくふわふわとしていて自然に体を隠せる水草は、有用なアイテムです。

このようにメリットもあるので、金魚のために水草を入れても、金魚の食性から、水草を食べてしまう・引っこ抜いてしまうなどのトラブルはつきものと言えます。

そんなお悩みは、人工水草を使うことで解決することができますよ。
東京アクアガーデンでも、金魚水槽のレイアウトは人工水草や岩組だけで行うことが多いです。

金魚用おすすめ人工水草5選

金魚はひれが長く、かたい人工水草ではひっかけてしまうことも。
そのため、今回ご紹介する人工水草は、素材が柔らかいものを中心に選んでいます。金魚藻に近い形状の人工水草を選定しました。

ニッソー ルミナスプランツ L-2

ニッソーの『ルミナスプランツ L-2 NAP-241』は、形状が金魚藻にかなり近い形状をしているので、金魚水槽に入れても違和感がありません。
また同メーカーから販売されている『アクアティックプランツ』と併用することで、ボリュームを出すことも可能。

基本的に金魚水槽には水槽用照明は不要ですが、LEDライトを使うことで金魚のボディカラーがこの人工水草の色に映え、癒しを与えてくれますよ。

GEX 癒し水景 ピュアプランツ アポノゲトン

ジェックスの『癒し水景 ピュアプランツ アポノゲトン』は、葉の柔軟性が高く、水槽内でゆらめくほど。

素材はシリコンを使用しているので、金魚の大きなヒレを傷つけにくいです。
色鮮やかなカラーが透明感のある水槽を作るお手伝いをしてくれます。

水草の『バリスネリア』のようなイメージで中型水槽にレイアウトするのがおすすめです。

GEX 金魚水景 天然おつまみ草

GEXの『金魚水景 天然おつまみ草』は、シリコンなどの人工素材ではなく、天然のシダを乾燥させたもの。

天然素材そのものを使用しているので、万が一金魚がこの商品を食べても体調を崩すことがありません。

「乾燥させている＝軽い」ということから、浮きを心配する人もいますが、こちらは商品におもりがついている状態で販売されているので、浮きの心配もなくすぐに使うことができます。

GEX 癒し水景 アンブリアM

GEXの『癒し水景 アンブリアM』は、アンブリアに形状を似せて作られています。
金魚藻としても映える形状です。

柔らかいシリコンで茎や葉が作られているため、金魚のヒレやボディを傷つけにくく、小さいのでコンパクト水槽にも使いやすいですよ。

ニッソー カラフルデコ ボリューム ラウンド ブルーグリーン

ニッソーの『カラフルデコ ボリューム ラウンド ブルーグリーン』は、柔らかな色合いで水槽内を明るくしてくれます。

葉が大きめですが形状が丸いので、金魚のヒレなどを傷つけにくいという特徴があります。
ポップな印象なので、コンセプト水槽にもおすすめです。

人工水草のお手入れ方法

人工水草は成長することも、枯れることもありません。
しかし茎や葉の成長がなく動きもないということは、コケが付きやすいというデメリットがあります。

少しでも綺麗な状態で長く楽しむためには、水槽メンテナンス時や汚れが気になったときに水槽から取り出して、コケをスポンジやブラシできれいにする必要があります。
メンテナンスの際に水道水でよくすすぐと、コケの胞子を弱めることができますよ。

また、人工水草は、安定感を持たせるために根元にはおもりが付いています。
その部分に金魚のフンや餌の食べ残しなどの汚れが溜まることも。

水質悪化防止のために、人工水草を設置している場所はしっかりとお掃除しましょう。

また、長期間使用していると紫外線などによって色が抜けることがあります。
色褪せが気になったら交換のタイミングです。新しいものを購入しましょう。

まとめ：金魚用おすすめ人工水草5選！金魚に食べられない！長く楽しめるお手入れ法

金魚は雑食性の高い魚なので、水草が食害に会うことは珍しくありません。
しかし今回ご紹介した人工水草なら、食べられる心配もなく水槽レイアウトを維持しやすいです。

人工水草の商品の中には天然素材を使用している製品もあるので、飼育環境などを考慮して選んでくださいね。

人工水草はコケが付きやすい・根もとにゴミが溜まりやすいという特徴があるので、本体を水洗いしたりコケを拭き取る、水槽メンテナンス時に根もとをしっかりと掃除しましょう。
しかし、それさえクリアすれば、トリミングなしでいつでもきれいな形状を維持できるので手軽に緑のある水景を楽しめる、優秀なアイテムです。