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日本人にはとても馴染み深い金魚は、気軽に飼育をスタートできることから、初心者に人気の観賞魚です。
外国産の熱帯魚と比較すると、水温や外気温の変化に強く丈夫なことから難しい飼育機材が必要ありません。
また品種にもよりますが、基本的に金魚は長寿な魚で、飼育開始時にしっかり環境を整えてあげれば2~10年以上飼育を続けることもできます。
今回のコラムでは、初心者でも始めやすいシンプルな飼育設備のご紹介から、より手軽に楽しみたい方におすすめの水槽レンタルまで、金魚水槽を設置する方法を解説します。
いくつかのポイントを押さえれば初めての方でも簡単に水槽を設置することができますので、ぜひご覧ください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに金魚水槽を設置する方法を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
難しい機材が無くても飼育できる金魚は、初心者でも気軽に水槽を設置しやすいです。
ただ、より健康に長く飼育を続けたいときは、いくつかのポイントを押さえて環境を整えてあげるのが良いでしょう。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、金魚水槽を設置する方法を解説します。
金魚水槽を設置するには
金魚水槽を設置するには、飼育したい金魚の種類に合わせて、水槽サイズや設置場所を選ぶことが大切です。
ここでは、金魚飼育を始める流れをご説明します。
飼育する金魚を決める
金魚は飼育しやすい観賞魚ですが、品種によって飼育ポイントが少しずつ異なります。
金魚のタイプに合った最適な飼育環境を準備するために、まずは飼育する品種を決めましょう。
ここでは、初心者でも比較的飼育がしやすい代表的な金魚のタイプを3種類ご紹介します。
和金タイプ
■代表的な和金タイプの品種
和金・朱文金・コメット など
金魚すくいなどでも見かける、ポピュラーな金魚です。
フナに近い流線型の体が特徴で泳ぎがうまく、水槽内を活発に泳ぎ回ります。
遊泳力の高い金魚なので、大きめの水槽を用意してあげるのがポイントです。
餌を食べるのが早く丈夫、強い水流も問題ないので、金魚向きのろ過フィルターならば制限なく使用できます。基本的な水槽セットで飼育ができるので、金魚の入門種としておすすめです。
琉金タイプ
■代表的な琉金タイプの品種
琉金・玉サバ・オランダ獅子頭 など
大きなヒレに丸みを帯びた体が美しい、見ごたえのある金魚です。
鑑賞性に特化した品種が多く華やかさは金魚随一ですが、その分泳ぎは苦手。強い水流を受けるとストレスから体調を崩してしまうので、金魚に優しい環境を整えてあげましょう。
浮上性の餌は水流に流されて食べにくいため、ゆっくり食べられる沈降性の餌が向いています。
らんちゅうタイプ
■代表的ならんちゅうタイプの品種
らんちゅう・江戸錦・桜錦 など
らんちゅうタイプは金魚の中でも、かなり特殊な体型が魅力です。
背ビレがない丸い体に肉瘤が発達した頭、三つ尾や四つ尾に広がる尾びれと、豪奢な金魚が多く、その姿から金魚の王様と称されることもあるほど。
ただ、見た目のイメージ通り泳ぎはかなりゆったりしていて、餌を捕食するのも苦手なので、負担を掛けないよう飼育環境には気を配る必要があります。
強い水流や水深のある環境は苦手なので、底の浅い飼育容器に投げ込み式フィルターやスポンジフィルターを設置した、穏やかな環境を用意してあげてください。
また、動きの素早い金魚との混泳はストレスになるため、混泳する際は同じらんちゅうタイプの金魚で揃えるとうまくいきやすいでしょう。
らんちゅうに限らず、金魚を混泳する際は同じような体型の金魚で揃えるのが基本です。
異なるタイプの金魚を一緒の水槽で飼育すると、泳ぎの苦手なタイプの金魚がストレスを感じてしまいます。
いろいろなタイプの金魚を一緒に飼育したい場合は、体型の違いではなく色彩や特徴の差を楽しむのがおすすめです。
水槽サイズ・設置場所を決める
金魚鉢などの小さな容器で飼育できると思われがちな金魚ですが、大きく成長しやすい上に大食漢で水を汚しやすい性質があるため、できれば大きな水槽を用意することをおすすめします。
飼育数や品種によって最適な水槽サイズは変わりますが、一番使い勝手が良いのが60cm水槽です。60cm水槽なら7~10cmの金魚が3匹ほど飼育できます。
ワンサイズ小さな45㎝水槽でも飼育は可能ですが、金魚は成熟すると13cm以上まで成長するため、終生飼育を考えると1匹程度に飼育数を抑えたほうが良いでしょう。
水槽の設置場所は、水換えや掃除の時の動線を考慮して、水道から遠すぎない場所がおすすめです。
また、直射日光が当たる場所や窓辺は水槽内にコケが生えやすくなるため避けましょう。
金魚水槽を簡単に設置する方法
飼育に難しい機材を必要としない金魚は、
- 水槽
- ろ過フィルター
- 餌やろ材などの消耗品
といったシンプルな設備で水槽を設置できるので、ちょっとしたポイントを押さえるだけで初心者でも長く飼育を楽しむことができます。
ここでは、金魚水槽を簡単に設置するポイントとして、おすすめのろ過フィルターや金魚向きのレイアウト、導入時の水合わせの3点について解説します。
金魚におすすめで管理が簡単なろ過フィルター
よく食べてたくさんフンをする金魚には、パワフルでメンテナンスが簡単なろ過フィルターが向いています。また、酸欠にやや弱い面をカバーするために、酸素供給率が高いというのも金魚用ろ過フィルターの条件です。
そんな金魚飼育では、以下の3種類のろ過フィルターが選ばれています。
- 投げ込み式フィルター
- 上部フィルター
- スポンジフィルター
投げ込み式フィルター
投げ込み式フィルターは、エアーポンプに接続した本体を水中に沈めて使用します。”金魚のぶくぶく“と呼ばれることもある通り、金魚飼育では定番のろ過フィルターです。
高いエアレーション能力が魅力で、水流も穏やかなので様々な金魚に対応できます。
フィルタ―の構造自体もシンプルでメンテナンスが簡単ですし、水槽に入れるだけで使用できるので、初めてでも扱いやすいのもポイントです。
上部フィルター
上部フィルターは、水槽の上に乗せて使用するろ過フィルターです。
ポンプで吸い上げた水を水槽の上に乗せたろ過フィルター本体に通して、ろ過します。きれいになった水を上から落水させる際に酸素を含みやすいので、酸欠対策として有効です。
また、ろ材の組み合わせ次第でろ過能力をアップさせることができる点も、金魚飼育に向いています。
ただし、上から水を落とす構造上、水流が起こりやすいので泳ぎが苦手な金魚を飼育する水槽では、水流を壁面に当てて勢いを無くすなどの工夫が必要です。
スポンジフィルター
スポンジフィルターも、エアーポンプに接続して使用するろ過フィルターで、十分なエアレーション能力を備えています。
水流が穏やかなので、らんちゅうタイプの金魚にも安心です。
機種によって設置方法に違いがあるのですが、金魚飼育ならば底面に直立できるタイプが使いやすいでしょう。
ただ、スポンジフィルタ―はろ過能力がやや控えめでスポンジ部分に汚れが溜まるとさらに能力が落ちてしまうため、定期的な水換えやフィルター掃除を並行して行うことで、水槽環境を維持しやすくなります。
水槽内のレイアウトはシンプルでOK
水草を植えたり、流木やオブジェを設置したりといった水中レイアウトはアクアリウムの醍醐味ではありますが、金魚飼育ならばあまり飾りを入れない、シンプルな水槽がおすすめです。
石や流木は、形を選ばないと金魚がヒレを引っ掛けて怪我をしてしまう心配があります。また、金魚は水草を好んで食べてしまう習性があるため、水草を植えこんだレイアウトには不向きです。
「レイアウトが少ないと寂しそう」と考える方もいますが、そもそも金魚自体がかなり目を引くので、過度なレイアウトを施さなくても十分に賑やかですし、レイアウトが控えめな方が金魚の魅力をダイレクトに感じられます。
レイアウトが少ないことで掃除がしやすくなり、清潔な環境で金魚が飼育できるなどのメリットも多いので、金魚水槽のレイアウトは控えめを心がけましょう。
水合わせは必ず行おう
金魚を水槽に入れる前に必ずやっておきたいのが、水合わせです。
水合わせは金魚を新しい水槽の水に慣らすことで、急激な環境の変化で金魚が体調を崩してしまうのを予防します。
水合わせには時間がかかるため面倒に感じるかもしれませんが、金魚の長期飼育にも繋がる大切な手順です。最初にしっかり水合わせをしておけば、金魚飼育が軌道に乗りやすくなるため、必ず行いましょう。
水合わせの簡単なやり方をご紹介します。
- 水を張った水槽に、購入してきた袋のまま金魚をど浮かべて水温を合わせる(約20分)
- 飼育水槽の水を袋の中に少しずつ注ぎ入れて水質に慣らす(約20分)
水を注ぎ入れるときは、コップやスポイトを使って少しずつ、数回に分けて注水してください。
金魚はそこまで水質にシビアではないので、上記の方法で十分対応できますが、より厳密に水合わせをしたいときは、市販の水合わせキットなどを使うのもおすすめです。
金魚水槽はレンタルできる!イベントなどにおすすめ
「金魚飼育に興味はあるけれど、忙しくて水槽を管理する時間がない」
「パーティーやイベントの期間中だけ、金魚水槽を設置したい」
といった場合は、水槽レンタルサービスを利用するのも方法です。
水槽レンタルサービスは、希望を水槽をプロの手で設置~管理してもらうことができるサブスクリプションサービスで、手間をかけずに気軽にアクアリウムを楽しみたい方から、特に支持されています。
自宅への長期間設置はもちろん、町内会の夏祭りで金魚を展示したいといった短期間の設置もお願いできるので、要望に合わせた金魚水槽を楽しむことができるのが魅力です。不要になったら水槽や金魚を撤去してもらうだけなので、アクアリウムのやめ方に困ることもありません。
東京アクアガーデンでは、金魚やメダカ、熱帯魚、海水魚など様々な生き物のレンタル水槽を取り扱っています。
金魚のタイプに合わせたろ過フィルターの選定から水槽内のレイアウトまで、プロが手掛けた金魚水槽をぜひお楽しみください。
金魚の飼育・展示におすすめの金魚水槽のレンタル・リースサービスです。ご利用料金や水槽の詳細、金魚水槽導入事例をご紹介します。金魚を飼育したい、金魚が入った水槽を設置したいという方は東京アクアガーデンにお任せください。
まとめ:金魚水槽を設置したい!簡単に設置する方法から水槽レンタルまで
今回は、簡単に金魚水槽を設置するポイントについて解説しました。
日本で古くから飼育されている金魚は丈夫で、水槽とろ過フィルターがあれば飼育ができるので、初心者でも簡単に水槽を設置することができます。
とはいえ、品種によって飼育難易度が異なるため、まずは飼育したい金魚を決めてから、品種に合わせた飼育環境を整えていきましょう。
品種を気にせず使用がしやすいろ過フィルターは、投げ込み式やスポンジフィルターです。
レイアウトは品種を問わず、シンプルを心がけると管理がしやすくなります。
また、短期間の展示やより気軽に金魚を楽しみたい方は、水槽レンタルサービスの利用もおすすめです。
東京アクアガーデンでも、金魚のレンタル水槽を取り扱っており、イベントごとなどで大変ご好評いただいております。
このコラムでご紹介した金魚水槽を設置する際のポイントを実践して、ぜひ美しい金魚の魅力を体験してみてください。
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水槽や機材、熱帯魚のレンタル・設置・メンテナンスがセットになった水槽レンタル・リースサービス、
お手持ちの水槽をプロのアクアリストがメンテナンスしてくれる水槽メンテナンスサービス、
水槽リニューアルサービスや水槽引っ越しサービスなど様々なサービスがございます。
お見積りは無料となっておりますのでお気軽にお問い合わせください。