金魚の飼い方
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金魚はペット!かわいいポイントと金魚と仲良くなる方法を紹介します

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鮮やかな紅白模様にムチムチの体、長いヒレなど愛らしい見た目から愛好家が多い金魚は、日本では古来から飼育がされてきた定番の観賞魚です。
アクアリウム業界ではメダカがブームとなっていますが、その中でも金魚の人気は衰えることはなく、むしろ世界的にみると愛好家の数は年々増え続けていると言われています。

そんな金魚には人を引き付ける多彩な魅力がありますが、中でも金魚ならではなのがペットのような感覚で愛着を持って可愛がれるという点でしょう。
実は金魚は魚類には珍しい人に懐く魚で、愛情を持って飼いこめばそれだけ飼い主にアピールを返してくれるようになります。

今回のコラムでは、ペットとして楽しむ金魚の魅力について解説します。
金魚と仲良くなる方法もご紹介しますので、ぜひ金魚飼育にお役立てください。

プロアクアリストたちの意見をもとにペットとしての金魚の魅力と仲良くなる方法を解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

金魚の魅力の一つに、人慣れするというのがあります。飼育者の顔を覚えてアピールをする姿はとても可愛らしく虜になること間違いなし。
みなさんもぜひ、ペットとして金魚を飼育してみてはいかがでしょうか。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、ペットとしての金魚の魅力と仲良くなる方法を解説します。

金魚はペット!かわいいポイントをご紹介


ペットというと、犬や猫といった動物が思い浮かびますが、実は魚の中にも人の顔を覚えてコミュニケーションを取ってくれるようになるものがいます。
金魚もその一種で、飼育を続けているうちに少しずつ可愛らしい仕草を見せてくれるようになるでしょう。

そこでここでは、金魚のペットとしての可愛いポイントをご紹介します。

金魚はなつく!

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金魚は観賞魚の中でも特に人になつきやすいと言われています。

実際、人の顔覚えているような仕草を見せることは多く、餌をくれる人の顔を覚えて近づいてくるといった健気な様子には、かなり心を打たれることでしょう。
人の動きに合わせて水槽の端から端へと、まるで着いてくるかのように泳ぐことも少なくなく、その姿は飼い主に着いて回るペットよう。

このような様子から、アクアリウムを楽しむというよりも、ペットとして飼育する個体を可愛がる愛好者はかなり多いです。
犬や猫のように直接触れ合うことは難しいですが、それでも水槽を通してコミュニケーションが取れるだけでかなり愛着が湧いてきます。

近年ブームのメダカは、メダカ一匹一匹を楽しむというよりは、レイアウト水槽を作り上げたり繁殖をしたりといった楽しみ方が主流ですが、金魚は1個体の個性を愛でることができるのが魅力。最近はアジアを中心に世界中で人気を博しています。

金魚はおねだり上手!


先程ご紹介した通り、金魚は飼育を続けていくうちに飼育者に向かって泳いでくるようになりますが、この主な目的が餌のおねだりです。

とても食いしん坊な金魚は、餌をくれる人の顔や餌やり前の仕草を覚えていて、水槽に人が来ると餌をせがむように体を揺らしてアピールをするようになります。
これは通称餌くれダンスと呼ばれるもので、飼い主にとってみるとたまらなく可愛らしい仕草の一つです。

少々打算的な気もしますがそれもまたご愛敬、普段はおっとりしている固体も、この時ばかりは機敏で活発な泳ぎを見せてくれるので、そのギャップも微笑ましくなります。

人間を観察?金魚は正面から見つめることが多い魚


金魚はまるで人の行動を観察するように、じーっとこちらを見つめてくることがあります。

真ん丸の瞳でこちらを伺う様子は、さながら「餌をくれないかな…」と餌くれダンスのタイミングを見計らっているよう。
実際に東京アクアガーデンのスタッフが飼育していた金魚も、毎日決まった位置で待機しており、飼い主の姿が見えると、餌くれダンスを一斉に始めていました。

中には「餌をくれる人」「餌をくれない人」を見分けている個体もいるほどです。ただ餌をねだるだけでなく、しっかりと人間を監察して行動を見極めているのでしょう。
こうした行動は愛らしさと共に、思った以上に金魚が賢い魚だということを感じさせてくれます。

品種ごとに異なる可愛らしさがある!

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たくさんの品種がいる魚種は他にもいますが、金魚はその中でも特に品種ごとの特徴が大きく異なる魚です。

例えばスマートで俊敏な泳ぎが特徴のコメットは、少しやんちゃな可愛らしさがあります。
一方、丸い体にもこもこの肉瘤を持つらんちゅうは、動きもゆったりとしていて、まるで綿菓子のようなほんわかとした雰囲気が魅力です。

このように同じ金魚でも品種が違うだけで、全く違った印象を味わえるのは金魚ならではでしょう。
種類がとにかく豊富なので、自分の好みの一匹も見つけやすいです。

金魚の体型については、こちらのコラムでも紹介しています。

鑑賞性高く見ていて飽きない!


鑑賞用に品種改良されてきた歴史がある金魚は、見た目にも人を引き付ける十分な魅力を備えています

赤、白、黒をベースとした鮮やかな体色、情緒を感じさせる美しい模様、まるでドレスのようなひらひらの長いヒレなど、良い意味で誰でも分かりやすいきれいさがあり、その見た目に惹かれて飼育する方はとても多いです。

また、上から覗き込むように鑑賞しても、正面や横向きの姿でもしっかり魅力を堪能できるのも金魚の特徴。実は全方位から鑑賞できる観賞魚というのはあまり多くなく、どんな飼育容器に入れても美しく水景を彩れるのは、金魚の大きな利点です。

上記のようなかわいらしい行動に加えて見た目も美しいので、ついつい目が離せなくなるほどの魅力を持っていると言えます。

金魚と仲良くなる方法


金魚は人に懐くとお話ししましたが、やはり個々の性格によって慣れやすいものと慣れにくいものがいます

個体差が大きい部分ですので、なかなか慣れてくれないときは、餌やりの時などに少し工夫をしてみるのがおすすめです。

ここでは、金魚と仲良くなるポイントをご紹介します。
ゆっくりと時間をかければ、大抵の個体が懐いてくれますので、ぜひ実践してみてください。

餌を与えるときに工夫する

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食欲旺盛な金魚は、餌をくれる人や行動を覚えて近づいてくるようになります。

そのため、人慣れを促したいときは、給餌するときに何か一つ特徴的なルーティンを付け加えるのが効果的です。
例えば、「ご飯だよーと声をかけてから餌を撒く、水槽の縁を「コンコンと軽くたたいてから餌をあげるなどで、しばらく続けているうちにその行為に反応して集まってくるようになるでしょう。

神社などの池で手を叩くと鯉が寄ってくるのと同じようなイメージです。自分の声や行動に金魚が反応してくれると、とても嬉しくなります。

また、人慣れが進んだ金魚の中には、飼育者の指につけた餌を直接つついて食べるといったことができるようになる固体も。
無理は禁物ですが、直接スキンシップが取れるのは至福の瞬間なので、少しずつ指から食べさせてみてはいかがでしょうか。

おすすめの金魚の餌は、こちらのコラムで紹介しています。

金魚を驚かさない


金魚は記憶力が良い魚で、5か月程度の間の記憶は保持していると言われています。

身に危険を感じたような経験も当然しっかり覚えてしまうので、驚かせたり怖い思いをさせたりすると、しばらくは警戒して人に近づかなくなってしまうことも。

飼育水槽では、

  • 水槽に大きな振動を与える
  • 大きな音を立てる
  • 魚網で執拗に追いかける
  • といった行動が嫌がられるため、できるだけ刺激を与えないよう丁寧に飼育するのが良いでしょう。

    特に手や掃除器具が水槽内に入る水換えやメンテナンスは、金魚たちにとって恐怖の時間です。なるべく怖がらせないように、スマートな作業を心がけましょう。

    また、猫などの他のペットや小さな子供がいるご家庭では、金魚に余計なちょっかいを掛けないよう気を配ることも大切です。
    たまにのおもしろ映像で、猫と金魚がじゃれあうような光景を目にすることがありますが、あれはなかなか珍しいケースなので、基本的には金魚水槽に触れられないよう工夫をしましょう

    こまめに水換えをする

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    何をするにしても、金魚が健康であることが第一条件です。
    まずは、こまめに水換えをしてきれいな環境で健康な金魚を育てることを考えてみてください。

    大食漢の金魚は水を汚しやすく、また汚れた水では消化不良から体調を崩してしまいやすい傾向があるため、水換えはとても重要です。

    最初のころは、掃除道具や手を怖がることもありますが、こまめに掃除や水換えをすることで、少しずつ慣れてくるでしょう。
    ただ、先程ご紹介した驚かせるような行為長時間水槽に手を入れ続けるような状況は金魚にストレスが掛かるため、できるだけ手早くスムーズに終わらせるのがポイントです。

    健康な金魚を長期間飼育できれば、それだけ金魚との絆も深まります。

    金魚の水換えについては、こちらのコラムも参考にしてください。

    まとめ:金魚はペット!かわいいポイントと金魚と仲良くなる方法を紹介します


    ペットとしての金魚の魅力をご紹介しました。

    人に懐くような行動を見せる金魚は、犬や猫のようにペット感覚でコミュニケーションを取ることが可能です。

    特にこちらの行動を伺うような仕草や、餌をねだるダンスは非常に可愛らしく、一度見たら金魚にはまってしまうこと間違いありません。

    あくまで観賞魚と割り切って飼育する方もいますが、一匹一匹をじっくり飼いこむことのできる環境がある方は、ぜひ金魚とスキンシップをとってみてはいかがでしょうか。

    ほかにも金魚に関するさまざまなコラムがありますので、あわせてご覧ください。

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このコラムへのコメントやお悩み相談に届いた質問の回答

  1. 野村咲璃 より:

    金魚を昨日お迎えしたばかりです。
    昨日は透明な色だったんですけど、朝起きて観てみたら、水槽が白く濁ってしまいました。
    水換えをしたらいいとネットに書いてあったので、1/3水換えをしましたが、変わらず。
    どうしたらいいでしょうか?

    • アクアガーデン編集部 より:

      水が濁っている場合は、アンモニアが多くたまっている状態ですので、1/2~2/3程度など、多めに水換えを行います。
      頻度も、最初の4週間は2~3日に1回、濁ったり汚れが気になる場合は毎日1/3~1/2程度とこまめに水換えを行いましょう。
      こちらのコラムもご参照ください。

      ・金魚の水換え頻度とは!飼育ケースごとの頻度と水換え後の餌について
      https://t-aquagarden.com/column/goldfish_waterchange_frequency

      よろしくお願いします。

執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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