ベタのヒレが切れた!ベタを守る対策とおすすめアイテム3選を解説です!
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水の中でひらひらと揺れる美しいベタのヒレ。
特にオスのベタの大きな特徴ですが、実はとても薄くて繊細なため、ちょっとしたことで切れて怪我をしてしまいやすいです。
レイアウトや水槽機材に引っ掛けてしまったり、病気やストレスでヒレの状態が悪くなったりなど原因は複数考えられますので、水槽内の環境に気を配りヒレへのダメージを最小限に抑えましょう。
また、もしヒレが傷んでしまった場合は、コンディショナーや飼育環境の改善で治療することができますので、諦めずにきれいなヒレをキープする工夫をしてみるのがおすすめです。
今回のコラムではベタ飼育で起こりがちな、ヒレが切れる原因とヒレを守る対策・切れたときの回復方法、さらにおすすめアイテムを3つご紹介します。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとにベタのヒレが切れる原因と対策を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
大きく広がる特徴的なベタのヒレですが、レイアウトなどの引っ掛けてしまいやすく気づいたら切れてしまっていたということも少なくありません。
美しいヒレを維持するためには飼育環境を整え、切れてしまったときも慌てずに餌やコンディショナーを使って回復することが大切です。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、ベタのヒレが切れる原因と対策を解説します。
ベタのヒレが切れる原因
水槽内に石や葉の硬い水草などを設置していないにも関わらず、気づいたらベタのヒレが切れていた…そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ベタのヒレは人間が思っている以上に繊細で薄く、ちょっとしたことで切れてしまいやすいです。
ベタのヒレが切れる主な原因には、次の3つが考えられます。
アクセサリーなどに引っかけてしまった
ベタのヒレが切れてしまう原因で一番多くかつ分かりやすいのが、水槽内のアクセサリー類や水草の硬い葉に引っかけて傷つけてしまうことです。
ベタはボトルアクアリウムやコンパクトな容器で飼育されることが多いですが、このような飼育容器は内部がかなり狭く、そもそも遊泳スペースが限られます。そんな中にさらにレイアウトアイテムを設置すると、かなり窮屈になってしまいちょっとした弾みでヒレを引っ掛けて傷つけてしまう可能性が高いです。
尾ぐされ病にかかってしまった
病気が原因でヒレにダメージが出ることがあります。代表的なところでは尾ぐされ病です。
尾ぐされ病はカラムナリス菌という水槽の常在菌が原因で、発症すると尾ひれに白濁や充血が見られたのち、病気の進行とともにヒレが裂けて溶けるようにボロボロになってしまうこともあります。
恐ろしい病気ですが、初期に治療を開始できれば完治する可能性は高いです。
尾ぐされ病の初期症状は引っ掛けて傷をつけたのとは見た目が明らかに異なるため、白濁や充血が見られたら尾ぐされ病を念頭に治療を行いましょう。
水質が悪化・ストレスがある
水質の悪化やストレスが原因で体調を崩すと、ヒレのコンディションも悪くなることがあります。
特に水質悪化はベタにストレスを与えますし、先ほどお話した尾ぐされ病を誘発する大きな原因にもなり得るため、しっかり改善しておく必要があるでしょう。
水質が悪化する大きな要因はやはり水換えの不足です。一般的な水槽では1~2週間に一回、1/3程度の量の換水を目安としますが、ベタ飼育で利用されることの多い水量5L程度の小型容器だともう少し水換え頻度を増やした方が良い場合もあります。
また、人通りが多い場所や大きな音や振動がかかる場所などに水槽を設置していると、ベタが落ち着けず大きなストレスがかかってヒレが裂けてしまうことも。
飼育環境が体調不良の原因となっているときは、とにかく状況を改善してベタのコンディションを上げることが大切です。
ちなみに、オスベタはヒレが癒着しないように毎日適度なフレアリングをする必要がありますが、このフレアリングの時間が極端に長いと疲れすぎて逆に悪影響を及ぼし、ヒレが裂けることがあります。フレアリングのし過ぎにも気を付けましょう。
ベタのヒレを守る・回復する方法
ベタのヒレが切れてしまう原因は複数考えられますが、いずれも水槽内の環境が理由です。
ベタのヒレを守るため、まずはしっかり環境を整えましょう。
また、もしヒレが切れてしまったときも初期段階で治療をすれば元通りに回復させることが可能です。
初期段階での治療は、裂けた部分から尾腐れや水カビ病などの二次感染が発生するリスクを低くすることにもつながります。
ベタのヒレの回復には、程度にもよりますが約1ヶ月~2ヶ月かかることがありますので、対策を怠らないことが大切です。
ここでは、ベタのヒレを守る・回復する方法を4つご紹介します。
単独飼育する
ベタは別名闘魚と呼ばれるほど気が強い魚で、特に同種間のオス同士では激しい縄張り争いを繰り返すことで知られています。
混泳水槽ではケンカの最中にヒレを引っ掛けて傷めてしまうことも少なくないため、基本的には単独で飼育の方が状態良く飼育がしやすいです。
また、念には念を入れて水槽内のレイアウトはシンプルに、底砂も敷かないベアタンクが安全でしょう。
もし繁殖目的でオスメスを揃えて飼育したい場合でも、相性が悪いとケンカになってしまう危険があるため、良く相性を確認しながら慎重に混泳を進めてください。
障害物や水流を無くす
レイアウトなどにヒレを引っ掛けてしまう事故を防ぐためには、単純ですが水槽内の障害物を無くすのが一番です。
角の尖った石や流木、アクセサリーは入れない、水草を入れるならば葉の柔らかいものにするなどを意識するだけでも、かなり危険が減らせます。
また、水流を弱めてあげるのもベタを健康的に育てるコツです。
ヒレの長いベタは強い水流が苦手なため、強い流れにさらされていると体力を消耗してしまいます。無理をするとヒレを痛める危険もあるため、ろ過フィルターは水流の優しいものを選びましょう。
どうしても水流が強くなってしまうときには、注水口にスポンジトレーナーやシャワーパイプをはめて調整するのがおすすめです。
栄養価の高い餌をこまめに与える
もしヒレが裂けてしまったときは、冷凍アカムシなどの栄養価が高い動物性の餌を1日に数回、こまめに与えてることで回復が早まりやすいです。
さらに、水温を少し高めに設定してベタの活性を高める、水換えを3日おきにして刺激を与えるといった方法も傷の回復を促します。
フミン酸が含まれたコンディショナーで殺菌しよう!
フミン酸(腐植酸)は、アマゾン川流域などにみられるブラックウォーターに多く含まれる成分で、水質を弱酸性に維持しやすくなったり、フミン酸の殺菌採用で病気を予防てきたりといった、良い効果が期待できます。
このことから、ベタをブラックウォーターで飼育するアクアリストも多いです。
しかしその一方で、
- ブラックウォーター自体の管理に手間がかかる
- 水が濁って鑑賞性が下がる
- 水をきれいにするバクテリアの働きに影響がある
といったデメリットがあるやや癖のある管理法であるため、初心者の方が飼育に取り入れるにはハードルが高いでしょう。
殺菌作用についても病気予防には一定の効果が見込めますが、すでに患ってしまった病気に対する治療効果があるわけではないため、病気が見つかった時は薬浴をした方が予後が良いです。
もし、フミン酸の効果を飼育に活用したいのであれば、フミン酸やタンニンが含まれたコンディショナーを使用するのがおすすめです。
例えば、『SUMAベタ用コンディショナー』シリーズのストロングテールは、ヒレや体を保護したり傷の回復を促したりといった効果が期待できます。同シリーズのタンニンは、その名の通りタンニンを濃縮したコンディショナーで、殺菌作用やストレス緩和のほか、ベタの色揚げにも効果的です。
ベタにおすすめのケアアイテム3選
ベタの美しいヒレを守るためには、専用のケアアイテムを活用するのもおすすめです。
ここからはベタのヒレを守るのにおすすめな、ケアアイテムを3つご紹介していきますので、飼育用品選びの参考にしてください。
GEX ベタセーフ
GEXの『ベタセーフ』は飼育水に混ぜるだけでヒレを保護できる、便利なコンディショナーです。
コラーゲンやタンニンなどの水中の雑菌を抑えてヒレをコートしてくれる成分と、水中の塩素や重金属、クロラミンを中和してくれる成分が含まれているので、ベタが安心して過ごせる環境を簡単に作れます。
水作 ベタの塩タブレット ミニ
水作の『ベタの塩タブレットミニ』は、コンパクトな飼育容器でも使いやすい小粒タイプの塩タブレットです。
実はベタ飼育では、飼育水に塩を少し混ぜることで調子を上げるという管理法が根付いており、実際に塩を混ぜたところベタの調子が良くなったという意見が多数上がっています。
こちらのアイテムはタブレット状になっているので計量がしやすく、水換えの度に添加する手間をかなり減らせます。
水換えのpHショックなどからもベタを守ってくれるので、健康状態を維持しやすくなる優れものです。
キョーリン 水ごとネット ベタ
キョーリンの『水ごとネット ベタ』は、水ごと魚をすくうことができる画期的なアイテムです。
従来の魚用ネットでベタをすくうと、網目から水が抜けてしまうため、ベタが暴れて傷が付いたりネットにヒレをひっかっけてしまったりといった危険がありました。
しかし、こちらのネットならば水と一緒にベタをすくい出すことができるので、負担を最小限に抑えることができます。
まとめ:ベタのヒレが切れた!ベタを守る対策とおすすめアイテム3選を解説です!
今回は、ベタのヒレが裂けてしまう原因や対処法、ヒレを守る対策と便利アイテムをご紹介しました。
ベタのヒレは繊細で、レイアウトに引っ掛けてしまったり、病気やストレスだったりが原因で傷ついてしまうことがあります。
ヒレを守るため、まずは水槽内の環境を適切に改善しましょう。
また、ヒレが傷ついてしまった場合も、初期段階であれば餌や水温を変えて自己治癒力を高めることで自然と回復しますので、慌てず対処することが大切で鵜s。
今回おすすめしたアイテムなどを取り入れ、再びヒレが裂けることのないよう対策を取ることも重要です。
ベタのヒレに関するトラブルも病気と同じように早期発見・治療が一番なので、毎日しっかりと観察して健康維持してあげましょう。
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