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ザリガニは小魚や水草など何でも食べ、野性の環境では生きている小魚やイトメなどはもちろん、水草なども食べることがあります。飼育環境下では生餌のほかにザリガニ用の人工飼料を与える人が多いですが、野菜やにぼしといった乾物もよく食べてくれますよ。
成長するために脱皮を行いますが、しっかりと硬い外殻を作りきちんと脱皮するためには、カルシウムは必要不可欠な栄養素ですし、色揚げも餌がポイントになってきます。
今回はザリガニ飼育をする上で、おすすめの餌を8種類ご紹介していきます。
目次
ザリガニにおすすめの餌を動画で見る!
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ザリガニにオススメな餌とは
販売目的ではない飼育や譲渡は認められます。
放流は絶対に行わないようにして、最後まで育てましょう。
野生のザリガニは小魚を食べることが広く知られていて、肉食だと思っている方が多いのではないでしょうか。実はザリガニは雑食性の生き物で、水草を食べることもあるんです。
自宅で飼育するときは、店頭やオンラインショップなどで販売されているザリガニや甲殻類専用の人工飼料でも食べてくれますが、健康面をしっかりと考えるのであれば生餌や水草といったものも、栄養バランスよく与えてあげましょう。
アカムシのようにザリガニの嗜好性の強い餌を与えるのもポイントですが、与える餌の優先順位としては「人工飼料→生餌→水草」となります。
色揚げでも餌選びは重要なポイント
ザリガニの体の色は、実は食べ物で左右されるのをご存知でしょうか?
赤色の色素を多く含むものを食べていれば赤みがつよくなり、逆に赤い色の色素が含まれていない餌ばかりを与えていると、青色や白色になることも珍しくありません。脱皮の成功だけでなく色揚げも考えたうえでの餌選びをするのであれば、カルシウム以外に以下のような栄養素や餌を選ぶことも大切ですよ。
- 赤色:アスタキサンチンやベータカロチン
- 青色:サンマ・イワシ・サバなど赤系色素を含まないもの
ザリガニの基本的な飼育方法や捕まえ方、種類などに関してはこちらの記事を読んでくださいね!
ザリガニにオススメの餌8選
今回ご紹介するザリガニの餌は、人工飼料・生餌・水草からご紹介します。どれかひとつだけ、ではなく栄養バランスよく与えることで、脱皮に失敗しにくく丈夫な状態を維持しやすくなりますよ。
人工飼料
人工飼料はザリガニが丈夫で長生きできるよう、栄耀バランスをしっかりと考慮して作られている餌ですが、商品によって含まれている栄養素や含有率などが異なります。
ヒカリ ザリガニのエサ
ヒカリの「ザリガニのエサ」は、顆粒の沈下性タイプの餌なのでザリガニが見つけやすく、食べやすいという特徴があります。飼育水の濁りなども抑えられ、カニなどにも使用できる優れた餌です。
テトラ ザリガニの主食
テトラの「ザリガニの主食」は甲殻類全般に与えることができる、スティックタイプで沈下性の餌です。甲殻類専用のフードで、ビタミン・ミネラルだけでなくフィッシュミールなどをバランスよく配合しています。
消化や吸収に優れており、食べ残しやフンなどで水を汚しにくいという特徴があります。
コメット ザリガニ・カニの主食
コメットの「ザリガニ・カニの主食」も、ザリガニとカニ全般に与えられる餌で、使い勝手がいいです。
小粒のクランブルタイプなので、稚ザリガニも食べやすいです。
セラ クラブナチュラル
セラ(sera)の「クラブナチュラル」はザリガニだけでなく、エビなどの甲殻類に与えることのできる甲殻類専用の主食用フード。水中に入れてもばらけることがなく、形状を保ったまま沈下するのでザリガニがしっかりと掴んで食べやすいという特徴があります。
豊富な栄養素をバランスよく配合し、消化・吸収に優れているため食べ残しなどで水質が悪化するのを防ぎやすくなります。
生餌(赤虫、イトメ)
生餌はザリガニの好物。アクアショップによっては生きた状態のイトメなどを販売していることもありますが、自宅での管理がしにくいこともあって、冷凍の赤虫やイトメを利用しているアクアリストが多いです。
現代は冷凍食品などの技術が発達していて新鮮な状態を保ったまま急速冷凍することで、栄養素が壊れてしまうのを防いでいるので、冷凍のものでもしっかりと栄養を摂ることができます。
キョーリン ビタクリンアカムシ
人工飼料を与えても食いつきが悪い場合は、冷凍アカムシを与えると途端に食べるようになることが多いです。冷凍アカムシはタンパク質が豊富なので大きく育てたいときにもおすすめ。
与えるときは別容器で一度解凍してから与えると、ドリップで水を汚しにくいです。食べ残した場合は都度スポイトやピンセットなどで取り除いてあげましょう。
キョーリン ビタクリンイトミミズ
キョーリンの「ビタクリンイトミミズ」は雑菌が少ないだけでなく、イトミミズの体内にビタミン複合体を取り込んでいるバイオカプセルフードで、生きているイトメを食べているかのように食いつきがよいです。
生きた状態から急速冷凍しているため栄養素が壊れにくいのですが、解凍時にドリップが多少なりとも出るので、一度別容器で解凍してから与えることをおすすめします。冷凍アカムシ同様に、食べ残しは取り除きます。
水草
水草はどちらかというとメインではなくおやつや補助食として与えます。現在市場で流通している水草は、養殖物が多いのですが中には農薬を使用しているものもあるので、必ず「無農薬」のものを選びましょう。
ミクロソリウムやアヌビアスのような葉の硬いものは食べにくいため、餌として入れるのであれば葉の柔らかいマツモやアナカリスがおすすめです。
マツモ
ザリガニが食べてしまっても、環境がしっかりとできていればすぐに新芽が出てきますが、急激な水温の変化には弱い傾向があるので、水換えや水槽の位置を変更するときの気温差などに注意しましょう。
アナカリス
アナカリスもアクアリウムでは定番的な水草で、金魚やメダカ飼育で使われることが多いですが、実はザリガニにもピッタリな水草なんですよ。外国産の水草ですが、適応できる温度が13~30℃くらいまでと幅広く、丈夫でCO2添加不要、強い光を必要としないなどこちらも管理が容易という特徴があります。
ザリガニが食べてもすぐに新芽が出てきますし、水質汚染を防いでくれますが、生育が旺盛なので増えすぎて夜間にザリガニが酸欠にならないよう、水槽内のアナカリスのサイズや本数に注意。増えすぎかな?と思ったら、適度にトリミングや間引きを行いましょう。
ザリガニに与えるエサの量
ザリガニを飼い始めたときに、餌の量で悩む人は多いです。小魚を食べる、ということもあって大食漢なのかと思っている人もいるようですが、実はザリガニには小食なコもいるんです。
外見が大きくても口は小さいため、餌を少しずつなめるように食べているので、食べる速度も遅いんですよ。そのため一度に大量の餌を与えてしまうと、食べ残しや水質悪化の原因になってしまうことも。一度に少量を何度かにわけて食べるペースをみながら与えましょう。
ザリガニが餌を食べないときの対処法
小川などで自分で捕まえたり、ショップから購入してきた直後のザリガニは、生餌しか食べなかったり、環境の変化から警戒してなかなか餌を食べてくれないこともあります。
ザリガニが毎日餌を食べないと不安になるのはわかりますが、1週間程度なら食べないでも平気だったりするので、まずは原因究明を優先したほうがよいことも。ザリガニが餌を食べない理由には次のようなことが考えられます。
- 水槽を引っ越すなど飼育環境の変化
- 採取したときのダメージが回復できていない
- 水温の急激な変化
- 餌に飽きてしまった
- 底砂の汚れがひどい
- 寿命
それぞれ原因を改善しても食べてくれない場合は、複数種類の餌の中から好みの餌を探したり、餌を食べてくれるよう餌の与え方などを工夫することも大切です。
においの強い餌や生餌で興味をひいてみる!
ザリガニが餌をなかなか食べてくれなかったり、餌に対して興味がなさそうなときは、まず餌に対して興味をひくようにするところから始めましょう。割りばしなどで餌をはさみに掴ませ認識させたり、餌のにおいが強めな物を与えることで興味をひき、餌として認識してくれることもあります。
自分で採取した場合は、生餌しか口にしない場合もあるので、冷凍アカムシや冷凍イトミミズを与えると食べてくれることもあります。それでもだめなら残酷ではありますが、餌用に販売されているメダカやヌマエビなどを一緒に入れておくと、捕食することもあります。
意外に水草も食いつきがよいことがあるので、水槽内には水草も入れてあげましょう。
脱皮や産卵前などは餌を食べないので注意!
ザリガニの食欲が急に落ちたり、餌を食べなくなった場合は、脱皮直前のサインかもしれません。ザリガニは脱皮が始まる2~3日前から餌を食べなくなり、動きも停滞気味になります。
脱皮前は体の色が黒っぽくなってきて、お腹と尾の間に少しずつ隙間ができてきます。脱皮後の抜け殻はカルシウムが豊富な餌になるため、取り除かないでそのままにしておきましょう。
脱皮以外にも産卵や繁殖期間中に餌を食べなくなることがありますが、必ずそうなるわけでもないため、普段からザリガニの様子をチェックして判断しなければなりません。
まとめ:ザリガニにおすすめの餌とは!与える量は?食べない場合は?疑問を解説!
ザリガニにおすすめな餌の紹介や与える量・食べないときの対応などについてお話ししました。
意外に環境変化に対してのストレスを感じやすいので、過剰に水槽掃除や水換えを行なったり、必要以上に体を触るということはやめましょう。脱皮前かどうかは普段の様子をしっかりとチェックしていれば分かりやすかったりします。
ザリガニは雑食性といっても1匹ずつ個性があって、餌などの嗜好も変わるので、お気に入りの餌を見つけてあげましょう。
ただし同じ餌ばかりだと飽きてしまうこともあるので、人工飼料や生餌など複数の餌を組み合わせてあげるのもポイントですよ。
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