ザリガニの飼い方!水の量や最適なエサ、捕獲のコツ、脱皮についてまで!
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※販売目的ではない飼育や譲渡は認められます。
2020年11月2日より、アメリカザリガニを除く外来ザリガニ全種が特定外来生物に指定され、規制が開始されましたが、規制が強まります。
放流は絶対に行わないようにして、最後まで育てましょう。
ザリガニは川や田んぼなどの水辺で見かけることが多く入手難易度も高くないので、ザリガニを飼育する方も珍しくありません。
金魚や熱帯魚とは好む環境が違うので、飼育容器の選び方や水の量・水換えのタイミングも変わってきます。
隠れ家や底砂も必要ですし、ザリガニはどのようなエサを食べるのかなど、飼い方は奥深いです。
このコラムではザリガニの基本飼育方法や、適した餌にどのようなものがあるか、さらには捕まえるコツやザリガニが脱皮をしたときの対処法などをお話ししていきます。
目次
ザリガニの飼い方の基本
ザリガニの飼い方は他の生き物と似ているようで微妙に違いがあります。ここからは飼育容器やフィルターの有無など、ザリガニを飼うときの基本をお話します。
飼育容器
ザリガニの飼育容器は、プラケースでも問題はありませんが、ザリガニのハサミで容器が傷つきがちです。そのため、ガラス製水槽が特に向いています。
それよりも重要なのは水槽の高さで、ザリガニはそこまで動きが俊敏ではないにもかかわらず、レイアウト物などに登るのが得意で、脱走する危険性がとても高いです。
最低でも高さが30㎝以上あるような飼育容器を選ぶようにしましょう。
ろ過フィルター
ザリガニの飼育にはろ過フィルターが必須ではありません。使用しなくても問題はありませんが、ザリガニを飼育する中で臭いなどが気になる場合は投げ込み式のフィルターを入れると良いです。
ろ過フィルターを使用しない場合は、下記でも説明していますが、3日に1回のこまめな水換えで清潔に保つと臭いを抑えやすいです。
水の量・水換え
ザリガニを飼育するときの水量はろ過フィルターの有無によって変わっていきます。ろ過フィルターを使わない場合はザリガニがヒタヒタになるくらいの水量で問題なく、水換えは2~3日に1回のペースで、カルキ抜きをした水で行いましょう。
フィルターを使う場合はろ過フィルターに最適な水量になるように、多めに水を入れることが大切です。ろ過フィルターを使用すれば、1週間に1回程度のペースでも問題ないです。
隠れ家・底砂
ザリガニ水槽では隠れ家も底砂も必須レベルのアイテムです。まず底砂ですが、細かめのものを選ぶようにしましょう。
ザリガニは砂を触覚の根元に入れることでバランスを取っているからです。
ショップではザリガニ用の砂も売られていますが、普通にアクアリウム用として売られている川砂などでも問題ありませんよ。
ただ、『水槽を掃除するときに、細かすぎて流れてまう!』と感じる場合も多いので、砂利タイプにしても問題ないです。その場合は、少しだけ砂場を作ってやるとよいです。
隠れ家については、ザリガニは穴を掘って潜む性質を持っている生き物で、水槽では潜む場所がないので隠れ家を用意してあげることはとても大事です。隠れ家として使えるものは素焼きの土管や、ショップで売っている流木、たこつぼなどがあります。底砂に半分くらい埋めてあげると隠れ家としての見栄えもいいです。
ザリガニに最適な餌
ザリガニを飼うときに必要なものを見てきたところで、ここからはザリガニにあげる餌を見ていきます。どのような餌をあげるのが向いているのか、しっかりと把握しておきましょう。
人工飼料
ザリガニは雑食性なのでいろいろなものを食べますが、主食として食べる餌なら人工飼料が栄養バランスも保存性も良く、おすすめです。
ご紹介しているようなザリガニの餌で十分に飼育できます。
冷凍イトミミズ、冷凍赤虫
イトミミズのような生餌もザリガニの好物で、人工飼料と同じようにおすすめの主食候補です。
アクアリウム用の餌として広く使われているので入手も簡単ですし、熱帯魚などの餌で使っているものをそのままザリガニの餌にしても良いです。
水草
水草も食べるの?と驚く方もいるかもしれませんが、水草もザリガニは食べます。
水草はそれだけで主食になるものではありませんが、人工飼料やイトミミズなどの生き餌では栄養が偏ってしまうので積極的に食べさせてあげると良いです。
ゆでたホウレン草やレタスなどが好き、というザリガニもいます。
ザリガニを捕獲するコツ
ザリガニは河川や池、田んぼなどに生息し見かける機会も多いですが、捕まえるには少しコツが必要です。
ここからはザリガニを捕まえるために覚えておきたいポイントをお話します。
においの強い餌でおびき寄せよう!
基本的にザリガニは人が来ると石の隙間や穴の中に逃げ込むことが多いです。
ザリガニをおびき寄せるときに使われるにおいの強い食べ物にはスルメやタニシ、魚肉ソーセージなんかもあります。
ザリガニが餌をつかんだところで背後から網ですくい上げると捕獲しやすいです。
余談:木の枝でも釣れる?!
ザリガニが木の枝で釣れるという話を聞いたことはありませんか?これはザリガニの習性を利用したもので、ザリガニは身を守るために目の前に来たものを掴む習性があるんです。そのため細い木の枝があれば餌なしでもザリガニは捕獲可能です。
でも木の枝で釣るためにはザリガニが怒っていないとなかなか掴んでくれません。なので最初から木の枝で釣ろうとはせず、スルメなどをたらしても逃げる場合は木の枝で威嚇するようにつついてあげると枝を掴んでくれることが多いです。
ザリガニが枝を掴んだらすぐに引っ張り出すのがポイントです。
この方法で何度もザリガニを捕まえた経験があるので、食べ物になかなか反応してくれないときにぜひ試してみてください。
ザリガニが脱皮したら
ザリガニは2週間に1回くらいのペースで脱皮する生き物です。脱皮をする前には餌を食べなくなったり甲羅が浮き始めるので、このような兆候があったら脱皮が近いといえます。
脱皮をしたからといってこちらが何かをしなければいけないということはありません。脱皮直後はしばらく甲羅がとても柔らかい状態になりますが、脱皮後の抜け殻を自分で食べることでカルシウムなどを補給するので抜け殻を水槽から取り出すのはやめましょう。
またザリガニは脱皮してしまうと、バランスを取るのに重要な触覚の砂も落ちてしまいますが、飼育容器内に細かい砂があれば自分で補填します。
脱皮したからといって焦ったりせず、そのまま見守ってあげましょう。
まとめ:ザリガニの飼い方!水の量や最適なエサ、捕獲のコツ、脱皮についてまで!
ザリガニは水辺でよく見かける生き物ですが、ペットショップで売られていたりザリガニ釣りに成功したことがきっかけで飼育を始める人も少なくありません。
手軽なイメージとは裏腹に、水槽の選び方や水の量・水換えのタイミングなどザリガニを飼うときの基本をおさえれば、脱走などで飼育が失敗してしまう確率が減ります。
ザリガニを飼育することで脱皮の様子など、自然界ではなかなか見られない後景もみられるので、今回ご紹介したことをご参考にしてみてください。
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