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ダトニオとは!特徴・種類・魅力から飼育環境についてをご紹介!

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ダトニオは美しい黒バンド模様が特徴的な肉食魚で、成長するにつれて格好良く仕上がっていく、魅力的な生体です。
種類によってはシルバーの光沢を持ち、渋い魅力を持っています。

成長速度はゆっくりで、大柄な見た目とは異なり繊細な性格を持ちますが、人懐っこく飼育が楽しい魚種です。

この記事では、ダトニオの特徴や種類、飼育を始めるために必要な知識などについてご紹介します。

プロアクアリストの意見をもとにダトニオについて解説

このコラムは、東京アクアガーデンに在籍するプロアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

ダトニオ(ダトニオイデス)はシルバーと黒いバンド模様、棘上の目立つヒレ、海水魚のような顔立ちが特長の熱帯魚です
大型魚ですが、比較的温和な性格で混泳も可能な穏やかさを持ちます。

ここでは、ダトニオの魅力などについてをご紹介します。

ダトニオとは

【極上選別個体】極美! ダトニオプラスワンスマトラタイガー 22cm位 (熱帯魚)(生体)(ダトニオ)F385a0313

タイガーフィッシュとも呼ばれるダトニオは、体にバンド模様があり、大型魚の中でも体高が高くツンとした顔が特徴の肉食魚です。
正確には「ダトニオイデス」という名前で、長生きなので、愛着を持って育てられます

バンド模様は若魚の頃はやや曲がっていますが、成熟すると直線的な模様に変化していくなど、成長具合によって変化を楽しめます。
成長速度はゆっくりなのですが、完全に成熟して仕上がった姿は格好良く、愛好者も多くいる熱帯魚です。

原産地は主に東南アジアです。

  • インド
  • タイ
  • マレーシア
  • インドネシア
  • カンボジア
  • ベトナム など

それぞれの国ごとに異なるダトニオの仲間が生息しています。

サイズと成長速度

ダトニオの大きさは種類によって異なりますが、45cm程度まで成長することがあります。
ただし、成長速度は遅く、1年で20cm、2年で30cm、3年で35cmほどと大型魚のなかではゆっくりです。

餌をしっかりと与えても成長スピードは変わりませんが、それが逆に飼育者が彼らの成長をじっくりと見守る楽しみに繋がっています。

生息地と寿命

ダトニオは東南アジアの河川や汽水域に生息しています。
熱帯魚としては比較的丈夫で、寿命も長い方で10年~15年程度とされてていますが、飼育環境によっては20年以上生きることも。

寿命が長いので、最後まで飼育できるかなどの計画が必要になる魚です。
ダトニオが長生きするためにも適切な飼育環境を整えてあげましょう。

ダトニオの種類と特徴

ダトニオは原産地ごとにそれぞれ異なる特徴と鑑賞性を持ちます。

ダトニオ・プラスワン

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体長40cmで、「ボルネオタイガー」や「ダトニオイデス・ミクロレピス」とも呼ばれています。
ダトニオの中では小型で、淡いオレンジ色の胴体に細い黒縞が入ります。

他のダトニオ(カンボジアタイガー)より1本多くバンド模様が入っているため「プラスワン」と名付けられました。

丈夫で飼育しやすいため、ダトニオのなかでは初心者向けとも言われています。

メニーバー・ダトニオ

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マレーシアやタイ原産のダトニオで、バンドが6本以上入っていることから「メニーバー」「シックスバー」「シックスバンド」と呼ばれています。

最大体長は約30cmとダトニオの仲間のなかでは非常に小型で、90~120cm水槽でも十分に飼育できます。

銀色の光沢鱗を持ち、他のダトニオとは違った渋い美しさを堪能できる魚種です。

ニューギニアダトニオ

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体長50cmで、別名「ダトニオイデス・カムプベリー」とも呼ばれています。
この種類はオレンジ色の胴体に黒いバンドが入り、バンドの数が少ないことが特徴です。希少性が高いことから高い値段で取引されることもあります。

成長すると黒が広がっていくため、幼魚の頃とはまた違った鑑賞性を持ちます。

ダトニオイデス・プルケール

ダトニオイデス・プルケールは体長70cmと大型で、体高と体の厚みが他の種類に比べてガッシリしているという特徴があります。
別名「シャムタイガー」と呼ばれています。

オレンジ色をベースに黒の太いバンドがしっかり出ている個体が多いです。
プルケールは大型で迫力があるため、バンド模様が美しい個体は高値で取引されることもあります。

ダトニオの魅力

ダトニオの魅力は真っ先にバンド模様や悠々と泳ぐ姿が浮かびますが、それ以外にも魅力は沢山あります。

  • 穏やかな性格をしており、同じ大きさの他の魚と一緒に飼育できることが多い
  • 成長すると大きな体長になり、大きな水槽を設置できる愛好家にとって魅力的
  • 一部の種類は希少であり、熱帯魚コレクターの間で人気がある
  • 飼育者に懐く。愛着を深く持つことができる。

このように、穏やかな性質で大型魚水槽の混泳相手にも選ばれやすいですし、希少性から、コレクションとして人気のある種類もいます。
ちなみに、ダトニオは近年価格が急上昇した魚です。

個体数の減少などの原因によって、一時期よりは落ち着いたものの、どんどん価格が上がっています。
このことから、ダトニオをコレクションするアクアリウム愛好者が増える可能性もあります。

また、ダトニオはなつく魚としても有名です。ペットフィッシュとしてもおすすめです。

ダトニオの飼育を始めるために


ダトニオは大型魚ですが神経質な一面を持つ熱帯魚です。

ストレスを感じさせないように配慮して飼育することで、美しいバンド模様を発色させることができます。

水槽の選び方とセッティング

ダトニオの飼育には最終的にW120×D60×H60cm程度の大型水槽が必要です。
また、バンド模様を美しく保つためには、明るい環境で飼育することが重要です。
※上の写真は、照明を消して撮影しています。

そのため、照明はマルチカラータイプなど調整できるものがおすすめです。
また、大きな流木などを導入して隠れ場所を作ると落ち着きます

また、水流を強めに設定することで運動量を増やし、健康な状態を保つことができます。

底砂は敷かない、ベアタンクでの飼育が一般的です。

水温・水質の管理

ダトニオの水温適応範囲は広く、約25度~32度で飼育することができます。
また、水質はpH6.0~7.5程度と中性から弱アルカリ性まで適応可能です。

水質の悪化がダトニオの健康に影響を与えるため、定期的な水換えは欠かせず、1/3程度の水を入れ換えて維持します。

幼魚の時は病気の予防と成長促進を目的に、30度前後で飼育し、20cm以上の成魚になると27度まで下げて飼育しましょう。

エサの与え方

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ダトニオは食欲旺盛で好き嫌いが少ないため、生き餌から人工飼料まで幅広く食べてくれます。
しかし、幼魚の時は人工飼料に食いつきが悪いため、冷凍赤虫やメダカ、金魚などの生き餌を与えてしっかり餌付けしましょう。

成魚になると人工飼料を中心に、肉食魚用の『ひかりクレスト カーニバル』などの人工飼料を与え、栄養バランスを管理します。
餌の量は1日2回、2~3分で食べきれる程度とします。

混泳について

ダトニオは同種間では争うものの、他の大型魚に危害を加えることが少なく、神経質ながらも混泳に向いています。
また、混泳することである程度の緊張感が生まれ、バンド模様が濃くなることも。

おすすめの混泳相手はアロワナスポッテッドガー淡水エイ、プレコなどです。
体型が似た魚には攻撃的になるため、ダトニオ同士やオスカー、大型シクリッドなどは避けましょう

混泳相手の選び方や水槽の環境設定に注意し、ストレスのない状態で飼育することがダトニオの美しいバンド模様を維持するコツです。

病気と対処法

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ダトニオは基本的には強健です。しかし、ストレスに弱い神経質なことから病気にかかりやすくなることがあります。

また、白点病などの寄生虫症にかかることがあります。
白点病はアグテンやメチレンブルーなどの薬浴で治療できますが、薬に弱いナマズや古代魚などの混泳魚がいる場合は、水温28度以上の昇温と水換えで対処していきましょう。

また、水質悪化によって目が白く濁ってしまうことがありますが、水換えとフィルターの掃除で予防できます。

体に傷ができた場合は隔離して、グリーンFゴールド顆粒などで消毒し、治療しましょう。
ダトニオが健康な状態を保つためにも、適切な飼育環境と定期的な健康チェックが重要です。

まとめ:ダトニオとは!特徴・種類・魅力から飼育環境についてをご紹介!

ダトニオは美しいバンド模様が魅力の熱帯魚で、飼育者に人気があります。
しかし、神経質な性格のため、ストレス対策として隠れ家を用意してあげましょう。

反面、混泳生体がいると緊張感が出て、バンド模様がくっきりとするのでバランスを見て飼育します。

適切な水槽の選び方や水温・水質管理、エサの与え方、混泳相手の選び方などを理解し、ダトニオがストレスなく過ごせる環境を整えることが美しいバンド模様を持続させるコツです。
良い飼育環境を整えれば、ダトニオをじっくりと観察し、長い寿命を楽しむことができるでしょう。

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執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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