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アクアリストの中には水替えや水槽の立ち上げをする際にカルキ抜きなどと合わせて粘膜保護剤を添加することがあります。
効果があるという人も多い中で、目に見えて効果がわかるといったものではないので、本当に効果があるのかわからないという人や、水槽に不要なものを入れたくないと考える人もいます。
今回は粘膜保護剤の効果やメリットにどういったものがあるかや、使う上でのおすすめ商品などをご紹介していきます。
目次
粘膜保護剤の効果とメリット
粘膜保護剤はその名の通り魚の表面にある粘膜を保護してくれる薬剤ですが、それによってどんなメリットがあるかを知っておかないと効果的に使うこともできません。ここでは粘膜保護剤によって得られる効果やメリットを解説します。
魚のぬめりを強化する
金魚や熱帯魚など、すべての魚類の表面には粘膜と呼ばれるぬめりがあり、このぬめりの厚さは魚の調子や傷ついてしまうことなどによって変動します。
粘膜保護剤にはぬめりに近い保護成分が入っていて強化してくれます。
スレ傷や病気に強くなる?!
魚の粘膜は大きな意味があり、ふとしたことでついてしまうスレ傷から体を守ったり、水質などの環境の変化や病原菌などの感染を防ぐ効果もあります。人間の皮膚の表面にある角膜と同じような働きですね。
そのため粘膜保護剤を活用してぬめりが強化されることは魚を飼育する際に生存率を大きく上げることにつながるんです。
でも魚の粘膜は泳いでいる様子を見てわかるものではなく、飼育している魚が病気などにかからず元気にしていてもそれが環境が整っているからなのか、粘膜保護剤による強化の結果なのかがわかりづらいといったデメリットもあり、念のため使うといった考え方をする必要もあります。
粘膜保護剤・餌のおすすめ6選
アクアリウムの粘膜保護剤は、シンプルに保護効果だけのものとカルキ抜きなどと一緒に含まれているもの、餌の中に免疫維持成分が含まれているものなどがありますので、生体にあったアイテムを選ぶことが大切です。
ここからはその中でもおすすめの商品を6選をご紹介していきます。
テトラ アクアセイフ
テトラのアクアセイフは粘膜保護剤としてはかなりポピュラーなもので、獣医さんにもおすすめする人がいるほど。カルキ抜きが配合されているので水質安定剤として使うこともできます。
どんな保護成分が使われているかの表示がないのはマイナスですが、使っている人の間ではpHが降下傾向になるという声も多く、水質を調整することで熱帯魚の負荷を減らし、粘膜が傷まなくなっているのでは、とも推測できます。
熱帯魚や金魚はもちろん、水質に敏感なビーシュリンプなどの病気や突然死が減ったという声もあるので、効果の高さはさすがといえる商品です。
GEX アクアプラス
粘膜保護剤とカルキ抜きが一つになった商品のなかでも、天然ハーブを配合したユニークな商品です。クロラミンなどの水道水に含まれる重金属も無効化してくれます。
同じジェックスの水質調整剤のなかでもやや価格が高めですが使い勝手の良いアイテムです。
キョーリン プロテクトX
粘膜保護剤として評価が高いのがこのプロテクトX。こちらも魚の粘膜に限りなく近い高分子ポリマーが含まれているので、粘膜をしっかりと強化してくれますし淡水・海水を問わず使えるので水槽を選ばないです。
アクアリストはもちろん養殖業者なども使う商品で、ノズルがついているので使う際にわざわざスポイトなどを用意しなくてよいのもメリットといえ、同時にカルキ抜きや重金属の無効化もできるお役立ちアイテムです。
テトラ パーフェクトウォーター
テトラのパーフェクトウォーターは厳密には粘膜保護剤ではありませんが、水質を整えることで粘膜へのダメージを抑えることができる商品です。
淡水でも海水でもこれ1本で熱帯魚に適した水にできますし、テトラの同系統商品と比較して1回あたりの使用量が少ないので、コストパフォーマンスも高めです。
水替えのタイミングで使うことで、熱帯魚の健康も保つことができます。
GEX ベストセーフ
カルキ抜きや重金属の無害化、粘膜保護など熱帯魚に適した水質にするための5種類の効果が含まれた万能型の商品です。
計量カップがついているので適量が計りやすくなっています。多様な効果があるため、1つづつの効力は控えめですが、カルキ抜きに合わせてプラスになれば、という考え方で使用しましょう。
ニチドウ 金魚膳 粘膜増強
こちらはここまで紹介してきた液体タイプの粘膜保護剤ではなく、餌の中に粘膜増強効果がある原料が混ぜられている商品です。金魚用なので他の生体には使えませんが、金魚の成長に役立ちます。
独特の臭いがしますので、金魚によって好き嫌いがあるようで、まったく食べてくれない場合は水質の悪化につながってしまうため、注意して食べ残しを回収するなどしましょう。
ちなみに、スタッフが自宅で飼育している金魚に与えてみたところ、非常に気に入ったようで食いつきが激しくなり、おねだりの頻度も増えました。
粘膜保護剤の注意点
粘膜保護剤は上でご紹介した商品のように液体で水に添加するタイプのものが多いですが、これらの商品を使う場合は次の注意点に気を付けます。
- ポリマーなどの保護成分により水の粘度が強まる傾向があり、それによって泡ができやすくなる
- 極端に減るわけではないが水中の溶存酸素が減ることもあり、CO2が逃げにくくなりコケの増加やCO2中毒になることもある
これらのポイントも踏まえつつ、夏などの暑い季節に粘膜保護剤を使用するのであれば、とくに容量を守って使うようにしてください。
まとめ:魚の粘膜保護の効果・メリットとは!おすすめの餌・保護剤などをご紹介!
粘膜保護剤は飼育している金魚や熱帯魚の粘膜を強化してくれるので、生存率を上げたり病気にかかりづらくしたりできるアイテムですが、見た目には効果がわからないといったデメリットもあります。
ですがきちんと使えば病気にかかったり突然死したりする確率を減らすことができます。
商品選びで悩んだ際には今回の記事を参考に、コスパが良く使いやすいものを選ぶようにしてくださいね!
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