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生き物にとって、栄養は体をつくる大切なものです。
魚類は変温動物であり、季節や水温によって消化機能のコンディションが変わるため、消化しやすい餌の存在は重要です。
消化吸収の良い餌を与えることは、魚たちの健康を守るポイントだと言えます。
しかし、魚用の餌にはさまざまな種類の餌があるため「消化が良い餌とは、どんなものだろう?」と悩む方も多いでしょう。
今回は消化が良い熱帯魚やメダカ・金魚の餌10選と、餌選びのポイント・買い替え時期についても解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに消化の良い餌や餌の選び方、買い替え時期を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
水温の下がる冬は特に、魚たちの活性が落ち消化能力も下がってしまう時期です。
消化能力が下がった魚に通常の餌を与えてしまうと、胃腸に負担がかかり、健康に悪影響が出る可能性があります。また、それぞれの魚に適した餌の選び方や、餌の買い替え時期についての知識も、魚の健康を守るうえでは重要です。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、消化が良い熱帯魚・メダカ・金魚の餌のご紹介や、餌の選び方・買い替え時期を解説します。
消化が良い熱帯魚・メダカ・金魚の餌10選
たくさんある餌の中でも、今回は熱帯魚やメダカ、金魚を飼育している方におすすめしたい消化の良い餌を10選ご紹介していきます。
- テトラ プランクトン
- メダカの舞 メンテナンス
- きんぎょのえさ5つの力 胚芽
- ヒカリ ひかりプレミアム メガバイト レッドS
- GEXメダカ元気パウダーフード
- ヒカリ ネオプロス
- ヒカリ クレストフリーク ボトムズ
- コメット メダカの自然食
- オクト ゼニス・オクトビットフード
- らんちうディスク良消化
ここからは、それぞれの餌について詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
1:テトラ プランクトン
『テトラ プランクトン』は極小粒の餌で、小型魚たちが食べやすいため消化が良いです。緩やかに沈んでいくタイプの餌のため、水槽全体の小型魚たちに行きわたりやすくなっています。
小型淡水熱帯魚やメダカに与えるのがおすすめで、活力を増進するだけでなく、美しい色彩を引き出してくれる消化吸収の良い餌です。
2:メダカの舞 メンテナンス
春先や秋口など、水温が不安定な時期におすすめなのが『メダカの舞 メンテナンス』です。メダカの体調が悪い時でも与えやすい餌で、活動量が低いメダカの内臓に負担をかけないように、消化に優れた小麦胚芽が高配合されています。
また、メダカたちの排泄物の分解を促進し、飼育水の汚れを抑えてくれるのも嬉しいポイントです。
3:きんぎょのえさ5つの力 胚芽
『きんぎょのえさ5つの力 胚芽』は、低水温時期や金魚の体調不良時におすすめの商品です。5つの有効成分、ひかり菌・納豆菌・乳酸菌・酵母菌・梅エキスが生きたまま腸に届き、金魚の健康をサポートしてくれます。
実際に使用してもフンの出が良く、消化不良気味でもフンの形状が整いやすかったです。
また、フンを分解する効果や、水のニオイを抑える効果、コケの抑制効果も期待できます。
4:ヒカリ ひかりプレミアム メガバイト レッドS
腸の働きを活発にし、消化吸収を改善するひかり菌を配合しているのが『ひかりプレミアムメガバイトレッドS』です。緩やかに沈下するタイプの餌であるため、魚たちが見つけやすいという特徴があります。
また、動物食・雑食性の海水魚が好む天然原料を豊富に配合しているため、やや高価ですが食いつきが良く、カクレクマノミなどを飼育している方におすすめできます。
5:GEXメダカ元気パウダーフード
『GEXメダカ元気パウダーフード』は、細かいパウダー状のため消化吸収が良く、稚魚から成魚までさまざまな体長のメダカに与えることができます。
ほとんど沈まずに水面に広がるので、すべてのメダカに餌が行き渡るでしょう。
6:ヒカリ ネオプロス
『ヒカリ ネオプロス』は、2つの生菌が腸内で餌を分解し、消化吸収をサポートしてくれる商品です。熱帯魚用フレークタイプの餌で、ひかり菌が水やろ材の汚れを抑えてくれる効果があります。
10g・50g・150gと3つの商品ラインナップがありますが、小型水槽の場合だと量が多いので、10gタイプがおすすめです。
7:ヒカリ クレストフリーク ボトムズ
大型淡水魚に消化吸収されやすいように作られたのが『ヒカリ クレストフリーク ボトムズ』です。水が汚れにくく、餌自体のにおいが少なくなるように設計されているため、水槽から発生する臭いも抑えてくれます。
大型淡水魚は餌を食べる量が多く餌代がかかりますが、コストパフォーマンスにも優れているのでおすすめです。
8:コメット メダカの自然食
『コメット メダカの自然食』は糸ミミズとミジンコを混合したドライフードで、メダカが食べやすく消化を助けます。ただし、高タンパクで栄養価が高く、メダカの食いつきが良いため餌の与えすぎに注意しましょう。
また、餌は浮上性で、メダカ以外の小型淡水魚にも適しています。
9:オクト ゼニス・オクトビットフード
『オクト ゼニス・オクトビットフード』には、タンパク質や脂肪などの分解酵素が配合されており、優れた消化吸収効果があります。小型熱帯魚の餌に適しており、水面に浮いてからゆっくり沈むタイプの餌です。
同じシリーズの『オクト ゼニス プロ ヌマエビ』が有名ですが、熱帯魚の成長に必要なビタミンやミネラルが配合された『オクト ゼニス・オクトビットフード』もおすすめですよ。
10:らんちうディスク良消化
らんちゅう専用の餌である『らんちうディスク良消化』は、小麦胚芽を配合した消化吸収に優れています。低水温時や金魚の体調にかかわらず、黒仔から成魚まで年間を通じて与えられることが特徴です。
金魚の中でも、らんちゅうは消化不良になりやすい品種です。消化不良は転覆病につながるため、消化が良い餌を選びましょう。
餌の選び方・買い替えについて
ここからは、迷いやすい餌の選び方や、トラブルを防ぐための餌の買い替え時期についてご紹介していきます。
魚の食性にあった餌を購入しよう
餌を購入するときは、以下のポイントを念頭に、魚が食べやすい餌を選ぶと良いです。
- 餌の大きさ
- 好む成分や味
基本的な考え方として、魚の食性に合った餌が消化の良さにつながる、ということを覚えておきましょう。
餌の大きさ
メダカなどの小型魚は口が小さいため、細粒やパウダータイプの餌を与えると良いでしょう。金魚のように口の大きな魚は、2mm以上の顆粒タイプなどが適しています。
また、餌にはそれぞれ浮上性や沈下性といった性質がありますが、水槽の底で生活しているコリドラスなどは、沈下性の餌が適しています。
好む成分や味
魚によって好む餌のタイプはさまざまで、肉食性・草食性・雑食性などがあり、魚種によって必要とする栄養素が異なります。
ただし、脂質が高い餌は魚の増体効果がある半面、消化不良を起こしやすくなるため、注意が必要です。
定期的に買い替えよう
餌は一度開封すると酸化し劣化してしまうので、定期的に買い替える必要があります。
酸化した古い餌をそのまま与えると消化不良の原因となり、魚が体調を崩すことでエロモナス感染症になってしまうことがあるため、注意が必要です。また、古い餌は気温が高い時期になると雑菌の温床になることもあります。
そのため、半年に1回は餌を買い替えると、上記のようなトラブルを防ぐことができるでしょう。
また、特に金魚は餌の酸化による不調が多いため、古い餌には気をつけてください。
まとめ:消化が良い熱帯魚・メダカ・金魚の餌10選!選び方と買い替えとは
今回のコラムでは、熱帯魚やメダカ、金魚にとって消化吸収の良い餌10選や、餌の選び方・買い替え時期などをご紹介しました。
消化の良い餌は胃腸への負担を減らし、魚たちの健康を守ります。餌は魚の食性に合わせて選び、酸化を防ぐために半年に1回は買い替えてあげてください。
コラムを参考に、飼育している熱帯魚やメダカ、金魚に適した消化の良い餌を選び、魚たちが元気に過ごせるようにしてあげましょう。
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