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グッピーは熱帯魚の中でも比較的繁殖しやすい種類で初心者でも簡単に繁殖させられますが、次のような理由で稚魚のうちに死んでしまうケースもあります。
- 親や他の魚に食べられる
- フィルターに吸い込まれた
- 餌をうまく食べられていない
- 奇形になってしまった
- 水質が悪化していた
また繁殖は簡単でも大きく育てるには死なせないためのコツが重要です。ここからはグッピーの稚魚が死んでしまう原因や、大きく育てるコツを5つずつご紹介します。
目次
グッピーの稚魚が死ぬ原因
アクアリウム初心者でも繁殖させやすく、いろいろなグッピーを自分で掛け合わせてオリジナルのグッピーを生み出すことも夢ではありませんが、さまざまな原因で稚魚が死んでしまう事があります。
まずは稚魚が死んでしまう原因にどのようなものがあるか、5種類の原因を見ていきます。
原因1:親や他の魚に食べられる
他の魚でも稚魚は体が小さいもの。
グッピーも例に漏れずその大きさはとても小さいものです。また、グッピーは卵で生まれるわけではなく、メスのお腹の中で稚魚になってから出てきます。
すぐ泳ぎだせますが、成魚たちには口に入るかっこうの餌に見えてしまうんです。そのため他の魚や親自身に食べられてしまう事も少なくありません。
原因2:フィルターに吸い込まれた
グッピーの稚魚は生まれてすぐ自力で泳げるとはいえ、強い水流に逆らえるほどの力はありません。
そのためフィルターの取水口から吸い込まれてしまい、結果として稚魚が死んでしまうということもあります。またうっかり水換えのときに一緒に流してしまった、という笑えないケースもあるので注意しましょう。
原因3:餌をうまく食べられていない
稚魚は餌を食べたりするのが成魚ほどうまいわけではありません。
そのため稚魚のために餌をきちんとあげていても行き渡らないこともあり、餓死の原因となってしまうこともあります。
グッピーの飼育方法や餌などについてもっと知りたい、という人はこちらの記事を参考にしてください。
原因4:奇形になってしまった
これは熱帯魚に限らず、どの生物にもいえることですがグッピーも奇形になってしまうことがあるんです。
生まれたてのようなまだ小さい段階では見分けがつかないことも多いですが、ある程度成長してくると背骨が曲がっていた、などがだんだんわかるようになってきます。
残念ながらこのような奇形になってしまうとあまり大きく成長できなかったり、寿命が短くなってしまうケースが多いんです。
原因5:水質が悪化していた
グッピーは熱帯魚の中でも飼育しやすい種類として有名ですが、成魚でも体はさほど大きくないので体力はないほうで、水質悪化にはあまり強くない個体もいます。
成魚ですらこうなのですから、より体も小さく体力もない稚魚にとって水質悪化は悪影響を与えてしまうのは当然といえます。
グッピーの稚魚を大きく健康に育てるコツ
せっかくグッピーを繁殖させたらきちんとケアしてあげて、大きく健康に育ててあげたいというアクアリストは多いです。
そのためには稚魚の段階で死んでしまうことを防がなければいけません。
ここからは稚魚のうちに死んでしまう事を防ぎ、大きく健康に育てるコツを5種類ご紹介します。
コツ1:隠れ場所や隔離スペースを作る
身体の小さい稚魚が他の魚に襲われたり、食べられてしまわないように水槽内に水草などの隠れ場所や隔離スペースを作ってあげることが重要です。
何もしない状態でもグッピーの稚魚の生存率は70%と熱帯魚の中では高いですが、餌を与えやすくなるなどのメリットもあるので、私としては別の水槽に隔離してあげたほうがよいと思います。
隔離したらグッピーが増えすぎてしまった、という場合はこちらの記事を参考にしてください。
コツ2:フィルターにはストレーナースポンジを付ける
せっかく順調に稚魚が育っていても、フィルターに吸い込まれてしまうことがあります。
このような事故を防ぐためにフィルターや給水口にストレーナースポンジを付けてあげるのがおすすめです。
吸い込みを防ぐにはできるだけ細目のスポンジを選びたいものですが、目が細かくなるとそれだけ目詰まりするリスクも高くなってしまうので、ある程度のところで折り合いをつける必要があります。
またプロホースなどで排水するときも誤って吸ってしまわないように注意が必要ですよ。
コツ3:餌はこまめに与えよう
グッピーの稚魚は餌の食いだめができません。
そのため餌の回数が少ないと餌が稚魚すべてに行き渡らないことが起きてしまうこともあるんです。これを防ぐために1日4~5回に分けて餌やりを行い、回数を増やすので量を減らして、少ない量をあげるようにしましょう。
コツ4:新しいグッピーを追加する
奇形のグッピーが生まれてくるのを防いだり、奇形を治してあげるという方法はありませんが、新しいグッピーを追加するることで奇形が生まれてくる確率を下げることが可能です。
というのもどの生物でも同じですが、近親配合により血が濃くなりすぎると奇形が生まれる確率も高くなります。
グッピーのように繁殖させやすく世代を重ねやすい魚の場合は、世代が進むと血がどんどん濃くなってしまうので、一度繁殖を終えたら新しいグッピーを追加してあげて、血が濃くならないようにしてあげるといいですよ。
新しいグッピー選びで国産ではなく外国産のグッピーでも大丈夫か気になる人はこちらの記事を参考にしてください。
コツ5:水換えは少しの量を回数多めにしよう
稚魚が死ぬ原因でグッピーが水質悪化に強くない、というお話をしましたが、体力がない稚魚の段階では水質の変化にも弱いんです。
そのため一度にたくさんの水換えを行ってしまうと、水槽内の水質が変わりすぎてしまい稚魚が耐えられないことが起きてしまいがちです。
これを防ぐために水換えの頻度は2~3日に1回程度のペースにしてあげて、水換えの量も水槽の1/5~1/4程度にしてあげると水質変化に弱い稚魚でも安心です。
まとめ:グッピーの稚魚の育て方!死ぬ原因5つと大きく健康に育てるコツ5選!
グッピーはアクアリウム初心者でも飼育しやすく、繁殖もしやすいので気軽に交配させられる熱帯魚です。
稚魚の生存率も70%程度と高くなっていますが、親や他の魚に食べられたり、フィルターに吸い込まれて死んでしまう事もあります。
せっかく繁殖させるのですから、今回の記事でご紹介した稚魚のまま死んでしまう原因をきちんと理解し、健康に育てるコツを参考にすることで大きくて健康なグッピーにきちんと育ててあげましょう。
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このコラムへのコメントやお悩み相談に届いた質問の回答
学校でペットを飼うことになり、グッピーになった時の飼い方調べで役に立ちました。
ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
グッピーはポピュラーですが、熱帯魚ですので気を付けたいポイントもある魚です。
これからもアクアリウムのお役に立つ情報を発信いたしますので、よろしくお願いいたします。