クマノミの仲間10選!飼育しやすい種類から激レア種まで解説します!
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鮮やかな見た目と、日本近海でも見られる親しみやすさからクマノミの仲間は海水魚の人気者です。
クマノミというとどうしてもカクレクマノミを思い浮かべてしまいますが、実はたくさんの種類がいる魚種なのです。
柄が違ったり、色が変わっていたりとカクレクマノミとは違った魅力のあるクマノミの仲間たち。
種類によって性格は様々で、飼育の仕方や値段なども異なります。
このコラムでは、そんなクマノミの仲間たちをご紹介してきましょう。
飼育のしやすい種類から激レア種まで、クマノミの仲間10選をお届けします。
目次
クマノミはどんな魚?
まずはクマノミの基本情報について解説していきましょう。
クマノミはスズメダイ科クマノミ亜科に属する海水魚の総称で、その数は2属30種に上ります。
平べったい体と鮮やかな体色のものが多く、体長は成魚で10~15cm程度まで成長します。
海の中では、この平たい体を器用に使ってサンゴの枝やイソギンチャクの隙間を泳ぐの姿を鑑賞することができるでしょう。
雑食性で、自然界では主に甲殻類や藻などを食べて生活しています。
イソギンチャクとの共生関係
クマノミはイソギンチャクと共生関係を築いていることで有名ですね。
これはクマノミ亜科に属するすべての魚に見られる性質で、イソギンチャクと関係を持つ魚の中でも最も高度な共生関係を築いているのがクマノミといわれています。
イソギンチャクの触手には実は毒があり、ほかの魚は深く入り込むことができません。
しかし幼魚のころからイソギンチャクと接して暮らすクマノミは、産まれてから徐々に毒に対しての免疫を獲得していき、イソギンチャクの中でも問題なく生きていけるように成長します。
クマノミはイソギンチャクのこの毒を利用し、イソギンチャクの中に体や卵を隠して身を守ります。
その一方、クマノミがイソギンチャクの天敵であるチョウチョウオなどの魚を追い払うことでイソギンチャクを守っているのです。
このように持ちつ持たれつの共生関係を築いているイソギンチャクとクマノミは、お互い無くてはならない関係なのです。
性転換をする海水魚
実はクマノミは、産まれたときには性別を持っていません。
クマノミはオスにもメスにもなれる、性転換をする生き物なのです。
イソギンチャクの中には複数のクマノミが共存していますが、その中で一番大きな個体がメスに、二番目に大きな個体がオスに性転換し、ツガイとなって繁殖を行います。
もし、メスになった個体がいなくなった時には、今度はオスだった二番目の個体がメスになり、三番目に大きな個体がオスになります。
クマノミの仲間10選!飼育しやすい種類から激レア種まで解説
クマノミは飼育が難しいとされる海水魚の中では比較的飼育がしやすく、鮮やかな見た目から人気の高い海水魚です。
また、クマノミの仲間は種類が豊富で、品種改良も盛んにおこなわれており、コレクター性の高い生体でもあります。
たくさんの種類の中から厳選した10種類のクマノミをご紹介していきましょう。
カクレクマノミ
映画で一躍人気者になった、最も有名な種類なのがカクレクマノミです。
比較的丈夫で、飼育がしやすい海水魚になります。
海水魚はワイルドの個体が多く値段が高めになりがちなのですが、カクレクマノミは養殖の技術が確立されているため、比較的安く購入することができます。
ただし養殖個体はワイルド個体に比べると、イソギンチャクに入りにくい傾向にありるので共生させるときには注意しましょう。
クマノミ(ナミクマノミ)
カクレクマノミと比べると黒い部分がやや多く、少し地味な印象なのがクマノミです。
最近ではほかのクマノミと区別するために、ナミクマノミと呼ばれることもあります。
日本近海でもよく見られる海水魚で、安価で手に入れやすいので、飼育魚としても問題なく飼育できるでしょう。
ハナビラクマノミ
背びれが白く、エラ付近に白く細いバンドがあるのが特徴のクマノミです。
日本の海で見ることができます。
シライトイソギンチャクという種類のイソギンチャクに好んで入ります。
他のクマノミに比べると温厚な性格なので、ほかの魚との混泳もできる飼育にもおすすめの種類です。
ハマクマノミ
見た目はハナビラクマノミに似ていますが、白いバンドがやや太いのが特徴のクマノミ。
体色もハナビラクマノミに比べると赤が強く、見ごたえのある種類です。
タマイタダキイソギンチャクに好んで入ります。
ハマクマノミも日本近海で見られる種類のため、安価で手に入りやすく、クマノミの中でも丈夫な品種なので、初めてクマノミを飼育する方におすすめの種類です。
ただし、大きく育ったハマクマノミはやや気性が荒い面があるので、混泳などには注意しましょう。
セジロクマノミ
その名前の通り、背中に白いラインの入ったクマノミで、他のクマノミにはあるバンドがないのも特徴です。
ハタゴイソギンチャクにしか入らない個体もいるくらい、ハタゴイソギンチャクを好みます。
日本近海でも見ることのできるクマノミのため、こちらもよく飼育されている種類です。
身体も丈夫なので飼育はしやすいですが、大変臆病な性格な性格でデリケートな面を持ち合わせているので、飼育するときには必ず隠れられる場所を用意してあげるなど工夫をしてあげましょう。
クラウンアネモネフィッシュ
ニューギニアやオーストラリアに生息しているクマノミです。
実は、映画のモデルになったのはこちらの種類ではないかといわれているクマノミで、確かによく見てみるとカクレクマノミよりも似ているような…映画の製作元が外国なのでありえる話ですね。
白いバンドにある黒い縁がカクレクマノミより太いのが特徴です。
クラウンアネモネフィッシュは自宅で飼育することもできますが、外国の海水魚なので値段はちょっとお高めです。
クマノミ飼育に慣れてから飼育することをおすすめします。
スノーフレークオセラリス
品種改良により生まれたクマノミです。
バンドの黒い縁がギザギザと不規則に乱れているのが特徴で、通常のクマノミに比べると白い部分が多くみられます。
品種改良個体は体色にばらつきがあり、お気に入りの一匹を探すのも楽しいかもしれません。
ブラックオセラリス
真っ黒な見た目がとても印象的なクマノミです。
個体によって色の入り方に差があり、真っ黒な体色に白の模様が入るものや、顔周りがややオレンジ色のものもいます。
個性的な見た目なので値段は少しお高めですが、実は丈夫で飼育がしやすく、また性格もクマノミの中では温厚な部類に入りますので混泳も可能です。
ペルクラクラウン
カクレクマノミに色柄・体長までよく似ていますが、別の魚種です。
バンド周りが黒いぼかし模様のようになっており、「黒みが強いカクレクマノミ」といったイメージです。
少し特別感のあるクマノミとして人気です。
ブラックピカソ
品種改良により生まれたクマノミです。
体のほとんどの部分が白色をしており、その中に黒とオレンジの斑点が入る個性的な体色をしています。
貴重な品種のため値段は高めですが、ほかにはないデザインのお魚をお探しの方にはおすすめです。
まとめ:クマノミの仲間10選!飼育しやすい種類から激レア種まで、解説します!
有名なカクレクマノミばかりに目がいてしまいますが、実は個性豊かな種類がたくさんいるクマノミ。
品種改良も盛んにおこなわれているので、これからも種類はどんどん増えていくことでしょう。
性格も見た目も様々なので、お気に入りの一匹を見つけてみてくださいね!
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