ハナビラクマノミは柔らかい体色の通りに、クマノミの仲間の中では攻撃性は低く、臆病な傾向があるほどにマイルドな性格です。
さらに、餌もよく食べるため、飼育しやすい部類の海水魚でしょう。
とはいえ、初心者向けという点ではカクレクマノミのほうがおすすめです。
というのも、臆病なので気が強い魚にはいじめられてしまうからです。その点、カクレクマノミはそこそこ気が強いですし、混泳に慣れているブリード個体も多く流通しています。
ハナビラクマノミはワイルド個体の流通が多めなため、慣れない水槽環境でより神経をすり減らしてしまうことは、少なくありません。
ライブロックなどで隠れ場所は十分に用意してあげるのがベストです。
イソギンチャクとも相性がいいですが、用意するなら、飼育難易度やサイズ感からも『シライトイソギンチャク』が最もおすすめできます。
単体では可愛らしいピンク色から、女性からも注目されやすい魚種です。
また、小型ヤッコやスズメダイ、ハナゴイなど様々な魚種と混ぜて飼育するとコントラストが生まれ、海水魚全体の体色を引き立てる効果が狙える点も、ハナビラクマノミの魅力でしょう。