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ラミレジィは丸みのある体型と鮮やかな体色でポピュラーな熱帯魚です。
アクアリウムショップでは、たくさんの魅力的な魚が泳いでいますよね。
特に初心者の方は、水槽に導入する魚を選ぶ際にどの魚種が飼いやすいのか、将来美しく成長するのか、迷ってしまうこともあるでしょう。
今回のコラムでは、初めての熱帯魚にもおすすめな魚種の1つとして、ラミレジィの特徴や魅力について解説します。
ラミレジィの魅力を活かす水槽レイアウトも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとにラミレジィの魅力について解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
ラミレジィはアクアリウムショップで見かけることも多い、初心者からベテランの方まで人気のある熱帯魚です。
東京アクアガーデンでも、ラミレジィが泳ぐ数多くの水槽レイアウトを制作しています。実際のレイアウト例も紹介しますので、ぜひ取り入れてみてください。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、ラミレジィの魅力について解説します。
ラミレジィとは
ラミレジィは、大きく成長しても体長約6cmほどの小型淡水熱帯魚で、アピストグラマの仲間と同じドワーフシクリッドの改良品種です。
ラミレジィの原種はコロンビアのオリノコ川などに生息しており、落ち葉や流木が堆積した、小川や水草の根元などの場所を好みます。
南米コロンビア原産の熱帯魚ですが、ドイツやオランダなどのヨーロッパ各国や東南アジアで盛んに改良が行われてきました。
このような長年の改良によりバリエーションがとても豊富で、鮮やかな体色を持つものから、バルーンラミレジィのように特徴的な体型を持つ品種までいます。
丈夫なうえ餌も選り好みせずに食べてくれるので、初心者の方も飼育しやすい熱帯魚の代表格と言えるでしょう。
ただし、寿命は2〜5年ほどが平均で、長生きさせるのは意外に難しい魚でもあります。
ラミレジィの魅力5つ!
ここでは、ラミレジィの魅力を5つご紹介します。
ラミレジィを飼ったことがない方から飼育経験のある方まで、ぜひその魅力に触れてみてください。
魅力1:小型でも存在感抜群!
ラミレジィは、丸みのある体型で大きさの割に体高があり、水槽での存在感は抜群です。
ネオンテトラやプラティなど、ほかの小型熱帯魚とも混泳できるので、ポイント生体として導入すると、混泳水槽の目を引くアクセントになります。水槽でさまざまな小型熱帯魚を飼育している場合にも、追加で華やかさを加えるのにぴったりです。
ラミレジィは比較的おっとりしているため、混泳させる場合は餌をしっかり食べているかチェックしてあげましょう。
動きの素早いグローライトテトラなどには餌を横取りされがちなので、浮上性と沈下性の餌を併用して与えるなどの工夫が必要です。
また、何でも食べてくれる個体が多いですが、好き嫌いがある個体もいるため、与えた餌をしっかり食べているか必ず確認しましょう。
アクアリウムショップでワイルド個体として販売されているものは、餌の選り好みをすることが多いです。そのため購入時には、ショップの店員さんに与えている餌の種類を確認すると安心でしょう。
魅力2:観賞性の高い品種が豊富!
ラミレジィは各国で盛んに改良が行われており、観賞性の高い魅力的な品種が豊富です。
ドイツで改良されたラミレジィは、ジャーマンラミレジィまたはドイツラムと呼ばれます。体高が高く体側に入るブラックスポットが大きいため、水槽でも目を引くでしょう。
東南アジアでブリードされているゴールデンラミレジィは、イエローからオレンジの淡い発色をするほっこりした可愛いらしさがあります。
オランダで改良されたオランダラムは、イエローとブルーの光沢が強く、ブラックスポットが大きく目立つことから、派手さと繊細さを兼ね備えた美しさが印象的です。
また、2009年に登場したブルーダイヤモンドラミレジィは、体全体の青い発色と赤い目、頭頂部に乗る黄色がとても美しく、アクアリストの間では当時大きな話題となりました。
このように、バリエーション豊富なラミレジィが登場し続けているのは、長年高い人気を誇り、盛んにブリードが行われている結果と言えるでしょう。
魅力3:繁殖が楽しめる!
各国でブリードが盛んに行われているだけに、ラミレジィはシクリッドの中では比較的手軽に繁殖が楽しめる魚種です。
ラミレジィは「オープンスポウナー」と呼ばれる習性を持つ魚で、開けた目立つ場所にある、石や流木の平らな表面に産卵する習性があります。この習性を持つのは、メスが産卵した後にオスが繰り返し放精するためです。
水槽内で複数匹のラミレジィを飼育していると、オスメスが2匹で縄張りを主張してほかの魚を追い払うようになるので、ペアが形成されたことがすぐに分かるでしょう。
ペアができたら、過度に手を加えたり縄張りを覗き込んだりせずに、静かな環境を作ってあげるのがおすすめです。
ラミレジィは比較的簡単に産卵まで至りますが、若いペアだったり、産卵後に強い刺激を受けたりしてしまうと、卵を食べてしまう「食卵」が起こりやすくなります。
そっと見守ってあげることによりストレスを減らし、繁殖率をアップさせられるでしょう。
産卵床には、岩や流木のほかに、平らな面のある焼き物もおすすめです。
魅力4:価格がお手頃!
ラミレジィは品種によって価格が異なりますが、1匹1,000~1,200円前後から購入できるコスパの良い一面も持っています。
複数匹購入したい場合でも導入しやすい価格のため、大きな水槽にたくさんのラミレジィが泳ぐ姿も楽しみやすい魚種です。
大型水槽の中をヒレをひらひらと動かしながら泳ぐ様子は、ヒレの光沢をより鮮やかに見せる効果があり、とてもかわいらしいです。また、オス同士のフィンスプレッティングは小型熱帯魚ながら迫力があります。
底砂をつつく様子も観察できるなど、幅広い観賞が楽しめる魚種です。
その抜群の観賞性からすれば、非常にお手頃価格の熱帯魚と言えるでしょう。
魅力5:小型水槽でも飼える!
ラミレジィはドワーフシクリッドの1種のため、成長しても6cm前後と小型です。
シクリッドの仲間は大きく成長する種類も多いですが、ラミレジィは小型水槽で終生飼育できる点も魅力と言えるでしょう。
水槽のサイズはペア飼育であれば30〜45cm以上の水槽が最適で、ほかの魚と混泳させる場合には60cm水槽以上がおすすめです。
手頃な大きさの水槽で飼育から繁殖まで楽しめるラミレジィは、魅力にあふれた熱帯魚だと言えるでしょう。
ラミレジィの魅力を活かす水槽レイアウト
東京アクアガーデンでは、ラミレジィが泳ぐ水槽レイアウトを数多く制作しています。
ラミレジィの魅力を活かした水槽レイアウトを3つ紹介しますので、参考にしてみてください。
多くのカラシンと混泳している120cm水槽
企業様のエレベーターホールに設置した、120cm大型水槽です。
ダイナミックな流木と水草が、ラミレジィの鮮やかなブルーを引き立てるレイアウトになっています。
ネオンテトラやホワイトプリステラなどの多くのカラシンの中に、体型の異なるコバルトブルーラミレジィを導入しました。水槽全体の印象が引き締まるアクセントとなっています。
陰性水草との組み合わせがきれいな60cm水槽
陰性水草と枝状流木を使用した、三角構図のレイアウト水槽です。
突き出た流木の間を泳ぐラミレジィの姿が印象的で、美しい水槽に仕上げています。
クリプトコリネの森が特徴的な60cm水槽
流木は控えめに、クリプトコリネを多く植栽した水草水槽です。
魚たちの隠れ場所が豊富で、ラミレジィとの相性も抜群と言えます。
クリプトコリネなどの陰性水草は比較的メンテナンスが簡単で、長期間美しい水景を維持しやすくおすすめですよ。
まとめ:ラミレジィの魅力とは!特徴から魅力を活かす水槽レイアウト事例を紹介
今回のコラムでは、水草との相性も良く飼育もしやすいラミレジィの特徴や魅力をご紹介しました。
ラミレジィは小型で飼育しやすいサイズでありながら、大型水槽でも抜群の存在感がある熱帯魚です。
バリエーション豊富で、水槽内で繁殖まで楽しむことができます。また、価格がそれほど高くないのもうれしいポイントです。
東京アクアガーデンでは、ラミレジィが泳ぐレイアウト水槽を数多く制作していますので、ぜひレイアウトの参考にしてください。
また、ご自宅やオフィスに簡単に水槽を設置できる「水槽レンタル」もおすすめです。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
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