
水槽レンタルの見積もりとは!内容や金額例を解説!いくらかかるのか
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水槽レンタルサービスをどこの業者に頼もうか検討するときに、一つの指針となるのが見積もりです。
『御見積書』には、水槽レンタルの費用や内容の詳細が書かれているため、御見積書を見れば、その業者がどんな部分にコストをかけているのか、どんなサービスを行ってくれるのかを読み取ることができます。
水槽管理に関するノウハウや体制は業者によって千差万別ですので、同じような内容の水槽をお願いしても、見積もり金額や内容に差があることも。
何となく値段だけ見て比較してしまうことが多いですが、内容もしっかり確認すると希望のアクアリウムを実現できる業者を選びやすくなるでしょう。
ここでは、水槽レンタルの見積もりについて、東京アクアガーデンの90cm水槽レンタル料金例を交えながら解説していきます。
目次
水槽レンタルの見積もりとは
一般的な見積もりは、単価の決まっている商品を必要数計上していくイメージですが、水槽レンタルサービスの見積もりは少々毛色が異なります。
水槽レンタルは、お客様のご依頼・ご希望に沿ったアクアリウムを1件ごとに設計・ご提案していくものです。そのため、ご依頼の内容によって値段が大きく変わることも少なくありません。
“60cm淡水魚水槽”というような大枠のセット内容と大まかな値段の目安はありますが、そこからヒアリングを重ねて、希望のアクアリウムを実現するお値段をご提示させていただきます。
アクアガーデングループでは、水槽や資材など、最低限必要な設備を用意するための金額を基本料金として設定し、お客様のご要望に応じて調整していく方法を採用しています。
この方法ならば、水槽サイズや水槽の種類だけでなく、ご希望やご予算に合わせたオリジナルのアクアリウムを提供できるからです。
お問い合わせいただいた際には丁寧にヒアリングを行い、基本プランにお客様のご希望を加味することで「イメージ」や「こだわり」「コンセプト」をかなえます。
見積もりで把握できること
御見積書では、水槽レンタルの内容を明瞭に把握することができます。
まれにシンプルな御見積書を作成する業者もありますが、アクアリウムは様々な機材を組み合わせた複雑な商品ですので、トラブル防止の意味でも細かに名目が書かれていることが多いです。
つい、合計金額ばかりに目が行きがちですが、
- どんなサービス内容が提供されているのか
- どの項目にいくらかかっているのか
- どんな費用が掛かるのかと
といった詳細な内容が御見積書には全て書かれていますので、ぜひ細かく確認してみましょう。
予算を抑えたい場合などは、御見積書を確認しながら業者に交渉するとスムーズですし、内容を自分の目で確認できるというのは、サービスを利用する上での安心感につながります。
水槽レンタルの見積もりの見方
水槽レンタルサービスの御見積書をもらったら、内容にはしっかり目を通すことをおすすめします。
レンタル水槽の見積もりの主な項目は以下です。
水槽レンタル費/設備費 | 水槽やろ過フィルターなどの機材、水槽台などの価格、レンタル費 |
---|---|
メンテナンス費 | レンタル水槽をきれいに維持するための管理費、清掃代行費 |
消耗品/資材費 | 熱帯魚などの生体や水草、ろ材、餌など消耗品の価格 |
交通費/出張費 | お伺いする際にかかる交通費、諸経費など |
設置作業費 | 水槽を設置する際の作業費 |
水槽や熱帯魚のレンタル料以外にも、スタッフが設置やメンテナンスを行う作業費、餌などの消耗品代が含まれていることが見て取れるのではないでしょうか。
この中で価格が変動しやすいのが、交通費、出張費、設置作業費などの作業費。
遠方の企業にお願いするとどうしても費用が掛かりやすくなりますので、業者を選ぶ際の一つのポイントとして確認してみると良いでしょう。
また、提示された価格が適正か知りたいときは、同程度の水槽や機材、熱帯魚の価格を調べてみるのがおすすめです。
一から自分ですべてを用意すると、設備費だけでなく送料や交通費がかかって予想以上に高くなることも。そこに設置作業やメンテナンスの手間がかかると考えてみると、水槽レンタルの価格感を掴みやすくなります。
ネットで出てきた情報は古いものの場合もあるため、複数のサイトを確認して、総合的に判断すると良いでしょう。
水槽レンタルの見積もり例
ここからは、東京アクアガーデンの見積もり例を使って、基本的な見積もりや、レンタル金額にかわる要素などをご紹介します。
実際に御見積書を手にしたときに確認できるポイントを解説しますので、参考にしてみてください。
90cm海水魚水槽の例
東京アクアガーデンで取り扱っている、90cm海水魚水槽の見積もり例です。
内容は『カクレクマノミ』や『デバスズメダイ』などのポピュラーな南海の魚が泳ぐ、標準的なマリンアクアリウムとなっています。
90cm海水魚水槽レンタルの見積もり例を開く

90cm海水魚水槽レンタルの基本価格は39,800円
この水槽で見積もりとして計上されているのは、以下の項目です。
- 水槽レンタル費
- 水槽メンテナンス費(月2回~)
- 人工海水など消耗品の費用
- 交通費、諸経費
この中でメインの項目となるのが、水槽をきれいに維持管理するための『メンテナンス費』。
海水魚水槽は特にメンテナンスにコツがいるため、多少価格が高くなっても、メンテナンスをしっかりしてくれるノウハウを持った業者にお願いするのがポイントです。
この内容の水槽の場合、アクアガーデングループでは月2回程度、スタッフ一人を派遣してメンテナンスを行います。
ちなみに、メンテナンス費は派遣するスタッフの人件費も含めた価格設定です。作業を行うスタッフの人数は水槽サイズや内容によって増減します。
水槽は90cmともなるとかなりの重量ですが、プロのスタッフたちが丁寧に搬入しますし、設置もプロにお任せで、初回設置費用に現地までの運搬費も含まれているので、安心してご利用いただけるのではないでしょうか。
メンテナンス回数・場所でレンタル費用が変わる!
水槽メンテナンスの回数は、ご希望に合わせて変更することができます。
費用を抑えたいときはメンテナンス回数を減らして調整するのも一つの方法です。
ご予算について希望があるときは、問い合わせ時やレンタル時に相談してみましょう。
ただし、メンテンナンスの回数は水槽の内容により推奨される頻度がありますので、レンタル業者とよく相談したうえで決定するようにしてください。
例えば、海水水槽は月2回からのメンテナンスを推奨していますが、それには以下のような理由があります。
このように、飼育する生体によってはメンテナンスの最低回数が変わります。
尚、メンテナンス回数によってメンテナンス作業費は変動します。
それは訪問回数が減ると汚れが多く溜まるため、作業時間なども増えるからです。
例えば、月2回のメンテナンスでは1回あたり15,000円としているところ、月1回に変更した場合は作業時間・工程が増えるため20,000円となるケースもあります。
見積もりでは、その水槽の内容に合ったメンテナンス回数を業者が割り出して記載していますので、疑問がある場合は都度問い合わせてみると良いです。
90cm淡水魚水槽の例
続いては、東京アクアガーデンで取り扱っている、90cm淡水魚水槽の見積もり例です。
『ネオンテトラ』や『ラスボラ・エスペイ』などの小型魚を中心とした熱帯魚が泳ぐ、 人気の水槽となっています。
90cm淡水魚水槽レンタルの見積もり例を開く

90cm淡水魚水槽レンタルの基本価格は29,800円
こちらも内容のメインはメンテナンス費です。
- 水槽レンタル費
- 水槽メンテナンス費(月1回~)
- 水草など消耗品の費用
- 交通費、諸経費
ただ、海水魚水槽と比べるとかかる資材が少なく、メンテナンスの内容もシンプルなので、価格は月額で1万円ほどお安くなります。
まず、大きく異なるのが「人工海水を使用しないこと」です。
人工海水は、海水魚が生息するのに必要な塩分と養分が含まれた、その名の通りに人工的な海水を作る素のこと。物価上昇や原材料費の高騰などで人工海水の素は年々値上がりしているため、これを使用しない淡水魚水槽では費用を抑えることができます。
また、淡水魚水槽のほうがシンプルな機材で運用しやすく、同じ水槽サイズでも総合的な金額は控えめなのもポイントでしょう。
さらに、メンテナンスを月1回に抑えることもできるため、海水魚水槽よりもお安くご利用いただくことが可能です。
淡水魚水槽はメンテナンス費用を抑えやすい
淡水魚水槽の月額料金がリーズナブルなのは、海水魚水槽よりもメンテナンス回数を抑えやすいことも要因です。
アクアリウム水槽では、生き物のフンや餌の食べ残しで水が汚れていきます。この汚れを養分にコケが生えると鑑賞性が下がるため、メンテナンスをして水質や鑑賞性を保つ必要があります。
海水魚水槽ではコケが生えたら基本的に掃除をして取り除くのですが、淡水魚水槽では、コケを積極的に食べてきれいにしてくれる『お掃除生体』を導入することが可能です。
淡水水槽のお掃除生体例
- ヤマトヌマエビ:コケなどを食べる小型エビ。ミナミヌマエビよりもコケ取り能力が高い
- オトシンクルス:水草や壁面に生えたコケを食べるのが得意な小型ナマズ
- コリドラス:餌の食べ残しなどを食べてくれる小型ナマズ
- サイアミーズ・フライングフォックス:頑固な糸状コケなどを食べてくれるコイの仲間
- ゴールデン・アルジイーター:水草に生えたコケなどを食べてくれるコイの仲間
こうしたお掃除生体を適切に飼育することで、月1回のメンテナンスでも水景をきれいに維持しやすくなります。
また、成長の遅い水草を導入するなど、メンテナンス回数を減らす工夫がしやすいため、結果としてメンテナンス回数=費用を抑えやすいです。
また、淡水魚水槽では「稼働音が静か」というメリットもあります。
強い水流が必要な海水魚とは違い、穏やかな水流を好む種類が多い淡水魚の水槽では、水音がほとんどしません。
そのため、静かな待合室や施設にも導入しやすく、人気のあるアクアリウムです。
水槽レンタルの見積もりの取り方
見積もりが欲しいときはまず、業者に問い合わせをして希望の水槽イメージなどを伝えましょう。
東京アクアガーデンでは、お客様から内容をヒアリングをした後、スタッフが設置場所を訪問して現地を確認したうえで、ご希望に沿ったアクアリウムを設計することも可能です。
水槽のイメージを具体的に確認したいという方には、見積もり以外にも水槽を設置後のイメージ合成写真や、完成図イラストを作成してお見せすることもできます。
また、レンタル契約ではなく販売かリース契約になりますが、設置場所にぴったりな水槽や水槽台を特注制作することもできますので、お気軽にご相談ください。
まとめ:水槽レンタルの見積もりとは!内容や金額例を解説!いくらかかるのか
水槽レンタルサービスの見積もりについて、ご紹介しました。
見積金額は水槽の仕様によって大きく変わります。
何がいくらかかっているのかがわかれば、予算を抑えられないかという相談もしやすいです。
水槽レンタルサービスをご利用になる場合は、ぜひ見積もりをしっかり確認してみてください。
複数社から取り寄せると、それぞれの管理体制などを知れることから、お好みの業者を選ぶ資料になるでしょう。
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