田んぼに生えている水草を育てよう!どんな種類が採取できる?
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田んぼに生えている植物に注目してみると、様々な種類のものが生えていることに気付きます。
実は田んぼの周りに生えているそうした植物は、水槽内で育成できる種類がいくつかあります。
自ら採取してきた水草を育てるというのは、お店で買ってきたものを入れるだけとは違った魅力があります。
そこで今回は、水槽で育成可能な田んぼで採取できる水草を紹介していこうと思います。
田んぼで採取できる水草10種類
それでは早速田んぼで採取できる水草を写真付きで紹介していきます。
みなさんの家の近くの田んぼにもきっと生えています。
ただし、採取の際は基本的に許可を取るようにしましょう。
また、過剰な採集は環境を壊します。とりすぎは禁物です。
ミズオオバコ
かつては水田雑草の代表格の一つであったミズオオバコ。
本州、四国、九州に分布し、主に水田や用水路、ため池に生えます。
1年草で8~10月に水面に薄紫色の綺麗な花を咲かせます。
水田の環境変化、池の埋め立て、水質汚染などにより激減し、絶滅危惧種に指定されるほど数を減らしてしまったようです。
私たちも偶然見つけました。水槽で育成は可能ですが、持ち帰るのは控えましょう。
ミゾハコベ
水田や休耕田に生える小型の1年草です。抽水~沈水状態のものも見られます。
やや自然度の高い水田で出現する傾向が強いです。茎は横に這って放射状に広がります。
花はとても小さく、径約1mmで淡紅色、短い柄があります。
よく似ている種にイヌミゾハコベとミゾハコベがありますが、あまり違いは無いです。
ミズワラビ
葉の形が山菜のワラビに似ているので、ミズワラビの名がついています。
東北地方以西から熱帯地方にまで幅広く分布しており、近似種アメリカミズワラビが「ウォータースプライト」の名前で熱帯魚店で売られています。
ミズワラビは除草剤や宅地開発のため激減し、絶滅危惧種に指定されていますので採集は控え、ウォータースプライトを育成しましょう。
1年生のシダ植物で葉には2タイプあり、幅広い栄養葉と細かく長い胞子葉があります。
ホシクサ
水田、湿地、水辺などに普通に生育し、水田での害草です。
水田では発生が遅く稲がかなり大きくなってから発生します。
暖地の早期栽培などでは稲刈り後の水田に点々と白い花を咲かせ、8~9月に葉の間から高さ6~15㎝の花茎を多数出し、その先端に球形の灰白色の穂をつけます。
この花の咲いた状態が星をちりばめたように見えるので、星草と呼ばれています。
1年草で、生育期間6~10月に見られ、種子で繁殖します。
ミズマツバ
水田や休耕田にやや稀に生える小型の1年草の水草です。
本州、四国、九州、沖縄 ・ 朝鮮半島、中国、インド、アフリカなどに分布します。
稲作の栽培過程に依存する、いわゆる水田雑草です。
稲刈り後も湿り気の残る水田や湿田、休耕田などで発見されることがあります。
除草剤の使用や圃場整備によって激減した水田雑草で、環境良好な水田でしか見られず、絶滅危惧種に指定された地域も多いです。
こちらも採取は控えましょう。
イボクサ
イボクサは、川、水田、池沼などの水辺や浅水中に群生する1年草の水草です。
日本でも本州以西の各地の水田、小川、池沼などの水辺や浅水中に群生しています。
水田、特に休耕田に多く見られます。
夏には背丈が60cm以上に達します。イボクサの茎は枝を分けながら横に広がっていきます。
ホソバミソハギ
ホソバヒメミソハギは、1年草のミソハギ科の湿生植物です。
主に水田、水路に生育する熱帯アメリカ原産の帰化植物で、1952年頃に日本に帰化し、関東以西に分布しています。
現在、各地の水田に広がりつつあります。
水中での育成は困難ですが、CO2を多めに添加することによって育成可能になります。
ミズハコベ
1年草または多年草の湿生植物です。
北海道〜沖縄の湖沼やため池、河川、水路、水田などに生育します。
湧水域と冬も水のある湿田には特に多く群生しています。
茎は盛んに分枝して伸び、水中で明るい緑白色のパッチをつくります。
ミズハコベ、ナンゴクミズハコベ、マンシュウミズハコベの3変種に分けるとする考え方もあるようです。
水槽内では緑のカーペットのように広がっていき、とても美しいです。
ウリカワ
ウリカワは水田や沼地などに群生する沈水~抽水植物で多年草です。
日本に原生しサジタリア・ピグマエアとも呼ばれる小型のサジタリアで、成長しても草丈が10cm以上になることはまずありません。
茎の基部から白色の根っこを土中にのばし、その先に小さな塊茎をつけます。
熱帯魚ショップで売られているサジタリア同様、栽培法で増えていきます。
水温はやや低温を好む傾向にあります。
キカシグサ
キカシグサは全国各地の池沼の水辺、水田の畔などの水湿地に群生する抽水性の1年草です
キカシグサは細長く小さな水中葉が特徴の有茎の水草です。
色合いが非常に美しく、赤色系水草ですが誰にでも育てやすいので非常に人気が高いです。
キカシグサは水草レイアウトではロタラ・インディカとも呼ばれる水草です。
キカシグサは育成の容易な赤系水草のひとつで、適度の肥料さえ与えれば、放っておいても育ってくれます。
水草に関連する記事はこちらです。
田んぼに生えている水草採取まとめ
今回は田んぼで採取できる水草10種を紹介しましたがいかがだったでしょうか。
水上葉から水中葉に切り替えて育成するのは意外と難しいのでしっかりとした知識を身につけましょう。
また、田んぼは個人の所有地ですので採取する際は許可を取ることをお勧めします。
それではより良いアクアリウムライフを。
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