タッチプールをレンタルしよう！設置のメリットと活用方法・事例

水中に棲む生き物と直接触れ合えるタッチプールは、水族館でも人気のある水槽の一つです。
水族館のような専門的な施設でなければ体験できないと思われがちですが、実はレンタルもできるんですよ。

イベントなどで設置すれば、幅広い年代が楽しめ集客も見込めるなど、タッチプールには沢山の魅力があります。

このコラムでは、タッチプールの概要や設置するメリット、実際の設置事例やレンタル方法について解説しますので、参考にしてください。

プロアクアリストたちの意見をもとにタッチプールについて解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

タッチプールは、生き物と直接触れ合えるという貴重な体験ができる水槽です。
東京アクアガーデンでは、タッチプールのレンタルサービスを実施しています。数多くのレンタル実績を持ち、多くの方にアクアリウムの楽しさを提供してきました。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、タッチプールについて解説します。

タッチプールとは

タッチプールとは、水中や水辺に生息する生き物に直接触れるイベント水槽です。
素材はビニールプールやプラ舟、アクリル水槽などさまざまですが、基本的には大きな浅型の水槽を使用し、複数人が手を入れられるプールを作ります。

タッチプールには、触りやすい穏やかな性質の生き物を入れることが多いため、子どもから年配の方まで、幅広い年齢層の方が楽しめるのです。

魚の種類によっては、人間の体温によって火傷してしまうこともあるので、タッチプールには丈夫な水生生物を導入します。
コブヒトデやアオヒトデなど、動きがゆっくりで毒性のほぼないヒトデや、貝類・ヤドカリ・イセエビなどの導入が多いです。また、サメ肌を体験できるネコザメも人気となっています。

タッチプール設置のメリット

ここでは、さまざまなシーンで活用できるタッチプール設置のメリットを3つ紹介します。

生き物と触れ合える

タッチプールは、教育施設や商業施設、撮影スタジオなど、さまざまな場所で水辺の生き物と触れ合う空間を作れます。目的に応じてタッチプール導入する生き物を選ぶことで、テーマ性の強調も可能です。

レンタルすれば簡単に設置できるのも、タッチプールのメリットとして挙げられます。

イベントの目玉になる

タッチプールは注目度が高く、イベントの集客につながることがあります。

水族館まで足を運ばなければ、タッチプールはなかなか体験できないものです。そのため、イベントの目玉になり、多くの集客効果が期待できます。
イベントに合わせた生き物を導入すればよりテーマ性を強調でき、イベントの密度もさらに濃いものになるでしょう。

生き物がいる空間を演出できる

「水辺の生き物がいる・触れ合える」というだけで、イベントが特別なものになります。
視覚効果だけでなく、活用の幅が広いのもタッチプールの魅力です。

• ブースの演出
• 撮影用スペース
• 季節感を出す　など

このように活用でき、ほかの出展者とは一味違った空間を作り出せるでしょう。

タッチプールの設置事例

東京アクアガーデンでは、タッチプールのレンタルサービスを行っています。

東京アクアガーデンのレンタルタッチプールを活用し、イベントや撮影を盛り上げた実例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

イベント『サンゴの日』を盛り上げる！

3月5日の「サンゴの日」とサンゴ保全活動をPRするためのイベントで、タッチプールを短期レンタルした事例です。

タッチプールには、子どもたちも安心して触れ合えるヒトデやナマコを導入し、サンゴ礁に生息する生き物を身近に感じられるイベントを盛り上げました。

ショッピングモールで移動水族館！

ショッピングモールでの夏のイベントで、カブトガニやネコザメに触れ合えるタッチプールを短期レンタルしました。

ネコザメなどの大型の魚を導入すると、タッチプール内の海水が汚れて濁りが出てしまうこともありますが、今回のタッチプールにはろ過装置としてプロテインスキマーを導入し、海水の透明度を維持しています。

東京アクアガーデンのレンタルなら、ただタッチプールを設置するだけでなく、美しさも保った移動水族館の実現が可能です。

動画配信で外来種を紹介！

YouTubeチャンネル「オルガン坂生徒会」において、外来種を紹介する配信回に、タッチプール用の水槽のみ短期レンタルしました。

動画の中では、タッチプールを泳ぐ外来種を別の水槽に移動する場面もあり、生き物を捕まえるドキドキ感や迫力が伝わってくる内容です。タッチプールは生き物にじかに触れ合えるため、触った時の感触や生き物の反応が動画配信でもリアルに体験できます。

金魚すくいを再現！雑誌の撮影

週刊雑誌の写真撮影のために、タッチプールを利用して金魚すくいを再現しました。タッチプールは基本的に浅く広い水槽のため、このような活用方法もあるのです。

アクリル水槽のタッチプールは一般的な金魚すくい容器とは異なり、横からも金魚を観察できます。
間近で金魚の動きを見たり、迫力のある写真が撮れたりするのも魅力です。

今回のレンタルでは、丹頂・出目金・小赤の3種類を計150匹用意し、色とりどりの金魚の可愛い姿が観察できるようにしました。
また、金魚はよくフンをするため、水質維持のためにもさまざな工夫がされています。投げ込み式フィルターを設置し、撮影で映える透明度の高い水質を維持しつつ、たくさんの金魚が元気に泳ぐための高い酸素濃度を保つ水槽を作りました。

タッチプールをレンタルするには

ここでは、タッチプールのレンタル方法をご紹介します。

水槽のみのレンタルから、生体から機材運搬・設置まですべて専門業者に任せる方法もありますので、参考にしてください。

専門業者に依頼する

タッチプールのレンタルでおすすめの方法は、アクアリウム専門業者に依頼する方法です。
専門業者のサービスを利用すれば、運搬や設置をはじめ、フィルターなどの水槽設備や海水などの飼育水、導入する生き物までトータルで依頼できます。

また、タッチプールで生き物が元気よく泳ぐためには、適切な濃度の海水を用意したうえで、水合わせも慎重に行う必要があります。海水魚や水生生物の飼育に慣れていなければ、水質調整や適切なフィルター選びなども難しく、タッチプールの生き物が体調を崩してしまうケースも考えられるのです。

さらに、スケジュールがタイトなイベントや撮影などでは、専門業者に依頼すれば搬入や搬出もスムーズに進行します。

このような背景から、すべてお任せできる専門業者を利用したほうが、タッチプールを手軽に設置できるでしょう。

東京アクアガーデンでは、タッチプールをはじめ、さまざまなタイプの短期水槽レンタルサービスを提供しています。テレビ撮影や展示会・イベントなどへの設置実績が多数ありますので、ぜひお気軽にご相談ください。

水槽だけ借りる

生体や機材、海水などを準備できる場合は、水槽だけ借りる方法もあります。

タッチプールは大型なので、常に在庫しておくのは手間がかかりスペースも必要です。そのため、必要な時に水槽だけレンタルするのも良いアイデアでしょう。

東京アクアガーデンでも、水槽のみのレンタルサービスを行っていますので、併せてご確認ください。

まとめ：タッチプールをレンタルしよう！設置のメリットと活用方法・事例

今回のコラムでは、タッチプールのメリットや実際の設置例、タッチプールをレンタルする方法をご紹介しました。

タッチプールは、水生生物と直接触れ合える特別な水槽です。テーマに合わせてイベントや撮影で使用すれば、場を大いに盛り上げてくれるでしょう。

東京アクアガーデンでは、タッチプールのレンタルサービスを行っています。
イベントや雑誌撮影・動画配信などへのレンタル実績が多数あり、水槽のみのレンタルからトータルでのサポートまで対応可能です。

レンタル期間や導入する生き物も相談できるため、まずはお気軽にご相談くださいね。