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短期間だけ水槽を設置するには!短期の水槽設置を自分で行うポイント

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最近は商業施設やイベント会場で、水槽が置かれているのをよく見かけます。
華やかなアクアリウムは注目を集めるため、道行く人の足を止めたりお客さんを呼んだりするのにぴったり、イベントの目玉企画としてもおすすめです。

しかし、知識が無いと水槽を設置するのは難しいですし、少しの期間のために機材を集めるのはかなり大変でコストもかかるため、設置を諦めている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、短期間だけ水槽を設置する方法をご紹介します。
期間限定で水槽を設置する方法は、自分で設置するか専門業者に依頼するかの2択です。ここではそれぞれの設置方法や利点などを解説します。

プロアクアリストたちの意見をもとに短期間だけ水槽を設置する方法を解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

期間限定で水槽を設置するならば、設置する前に撤去のしやすさや、展示が終わった後の水槽や生き物をどうするかを考えておく必要があります。
長期飼育を見据えたアクアリウムとはまた違った設置のコツがありますので、方法を確認しておきましょう。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、短期間だけ水槽を設置する方法を解説します。

短期間だけ水槽を設置したい!そんなときの選択肢


短期間だけ水槽を設置したい場合の選択肢は、以下のどちらかに絞られます。

  • 自分で水槽を用意する
  • 水槽を借りる

かかる予算や、撤去後の対応などが異なりますので、状況に合わせて方法を選ぶのが良いでしょう。

ここでは、それぞれの利点や事前に検討しておくべき内容について解説します。

選択肢1:自分で水槽一式を用意する

Tetra テトラ オールグラスアクアリウム300 熱帯魚セット 水槽 アクアリウム 熱帯魚 メダカ 金魚

一つ目の選択肢は自分で水槽一式を用意する方法です。
アクアリウムを設置するには、

  • 水槽
  • 水槽台
  • ろ過フィルター・エアレーション
  • 底砂・水草などのレイアウト
  • 水槽用照明
  • 水槽用ヒーター
  • 展示する生き物

ざっと挙げただけでもこれだけのものが必要になります。
一式集めるのはなかなかコストがかかるようにも思えますが、30~60cm程度の大きさの水槽ならばそこまで高額ではありませんし、水槽セットを購入すれば必要なものをあらかた揃えられるので手間も抑えられます。

問題は展示が終わった後どうするかですが、例えばこれを機会に引き続き、自宅や社内に水槽を設置しておくというのも良いでしょう。

完全に撤去する場合は、水槽一式を保管しておくのかそれとも譲渡するのか、展示した生き物はストックしておけないので引き取り先を見つけられるかなど、撤去後の扱いを決めておくとスムーズです。

また、設置作業や展示期間中の水槽管理も自分で行わなければならないので、全ての作業を請け負うことができるかどうかも検討しておきましょう。

諸々手間はかかりますが、度々イベントを開催していて今後も使用する予定がある場合やアクアリウムの経験がある方ならば、こちらの方法がおすすめです。

選択肢2:水槽を借りる

期間限定で水槽を設置したい、アクアリウムの知識が無く自分で設置するのが不安、というときは、水槽を借りるのが良いでしょう。
水槽のレンタル先としては、知人に借りるか水槽レンタル業者からレンタルするかです。

知り合いから借りられるのであれば、業者にお願いするよりも安くすむ可能性がありますが、先ほどご紹介した必要機材一式や生き物まで借りられるのか、設置や展示中の管理は誰がするのかなど、細かい取り決めをしておく必要があるでしょう。

一方、水槽専門のレンタル業者ならば、展示に必要な水槽や機材、生き物まで全て用意してくれる上に、会場への搬入~設置・管理まですべて行ってくれます。当然レンタル料はかかりますが、手間や知識は必要ないので、予算の都合がつく場合は専門家にお任せしてしまうのが手軽です。

東京アクアガーデンでも水槽の短期レンタルを承っております
以下のコラムでは水槽の短期レンタル事例や方法をご紹介していますので、参考になさってください。

短期水槽の設置ポイントは”片付けやすさ”


短期間だけ使用する水槽を自分で設置する場合は、撤去することを考えて水槽づくりをしましょう

特に短期間のイベントでは、終わった後速やかにその場所を空ける必要があることも多いので、撤去のしやすさはとても重要です。

ここでは、片付けのしやすい水槽を設置するポイントをご紹介します。

片づけをしやすい水槽の設置ポイントを紹介します。

ろ過フィルターは簡易的なものでOK

GEX 簡単ラクラクパワーフィルター L L サイズ

通常のアクアリウムでは、ろ過フィルターはスペックで選ぶことが多いですが、短期設置の場合は、簡単に設置・撤去ができる取り扱いのしやすさを重視しましょう。
自分で設置する場合、配管・接続ホースが多いと設置に時間がかかるだけでなく、水漏れなどのリスクが増しますので、フィルターは投げ込み式、外掛け式、底面式などがおすすめです。

これらのフィルターは、水質にうるさくないメダカや金魚飼育でよく用いられるフィルターですが、熱帯魚も飼育できます。短期間であれば問題なく運用できるでしょう。
ただし、飼育数は抑え目にした方が管理がしやすくなりますので、生き物の数には注意してください。

底砂は粗目がおすすめ

大磯砂 7厘 10kg 水槽用底砂利

大磯砂 7厘 10kg 水槽用底砂利
ウォーターエンジニアリング

取り扱いのしやすさを考えると、底砂は粒の大きな粗めのものを選ぶのがおすすめです。

底砂は、新品でも水槽に敷く前に洗浄する必要があるうえに、撤去にも時間がかかります。
粒が細かい底砂は見映えが良いのですが、この作業がしづらいという欠点があるので、期間限定で水槽を設置するときは粗目の方が扱いやすいでしょう。

もしくは、底砂を敷かないベアタンク式での設置も検討してみてください。

短期で水槽を設置する注意点


続いては、短期間水槽を設置する上で疑問になりやすいポイントや注意点をご紹介します。

期間限定とはいえ、せっかくアクアリウムを設置するならば綺麗な状態を保ちたいもの。
ここでご紹介する内容は、生き物の健康を保ち、トラブルを予防するのに役立ちますので、ぜひご一読ください。

エアレーションの必要性について

ニッソー エアーカーテンAC-60

水槽を短期間設置する場合、ろ過フィルターはスペックよりも扱いやすさで選ぶことをおすすめしました。

しかし、やはり気になるのが水の汚れや生き物の健康です。
成体に対して、弱めのろ過装置を簡易的に使用する場合、エアレーションは生体の活性を保つために必要になります。

また、ある程度の期間展示する場合は、ろ過が追い付かず水が汚れてしまうことで、コケが生えたり魚の元気が無くなったりして、せっかくのアクアリウムが台無しになってしまうことも。

このようなフィルターを変えずにろ過能力を上げたい場面では、フィルターとは別にエアストーンを使ったエアレーションを設置するのがおすすめです。
エアレーションをして十分に水中に酸素を送ることができれば、魚の健康が保たれるだけでなく、水を綺麗にしてくれるろ過バクテリアの活性が上がり、水が汚れづらくなります

また、水に流れが生まれることで汚れが滞留する淀みもできにくいです。

鑑賞面でもエアレーションは有効で、チューブタイプのエアストーンを使ったエアカーテンは涼し気で見応えも抜群。照明と合わせれば幻想的な空間を演出してくれるでしょう。

エアカーテンについては、こちらのコラムも参考にしてください。

短期間でも水槽台は用意しよう

ジェックス GEX アクアラック スチール 幅60×奥行き30cm水槽用 組立式水槽台 上下2段設置 ホワイト600WT

短期間とはいえ水槽を設置するのであれば、専用の水槽台かそれと同程度の強度がある台を用意することをおすすめします

水槽は小さなものでも水やレイアウトを入れると、想像以上の重さになるからです。
例えば水槽の中ではかなり小型の30cmキューブ水槽でも、水を入れた重さは25kg以上、適当な台に置いてしまうと棚が歪んでしまうことも考えられます。

また、水槽の横幅よりも小さな棚に無理に水槽を設置すると、バランスを崩して落下するなどの危険も想定されますので、短期間であっても水槽の大きさや重さをクリアできる台を用意してください

水槽台については、こちらのコラムも参考にしてください。

水槽を短期レンタルするには


「水槽を設置したことがない」「人目を引くアクアリウムを設置してイベントを盛り上げたい」
などの場合は水槽専門の業者からレンタルするのがおすすめです。

ここでは、専門業者から水槽を短期レンタルする方法や事前に確認しておきたいポイントをご紹介します。
基本的には搬入から水槽レイアウト、管理、撤去まで全てお任せでお願いできますが、契約前にしっかり内容を確認し、自分の要望を伝えることで、理想的なアクアリウムを設置することができます。

依頼前の確認事項

水槽の短期レンタルを依頼する前に、決めておきたいのが以下の3点です。

  • 設置期間
  • 設置場所やスペースの広さ
  • 希望の魚や水槽のイメージ(海水・淡水など)

水槽を設置する予定が決まったら、早めに業者に依頼をしましょう。日程が差し迫っていると希望のアクアリウムを用意できない可能性がありますので、余裕を持って依頼するのがおすすめです。

また、依頼前に水槽を設置する予定の場所やおおよその広さがわかっていると、設置がスムーズに進みます。

希望の生体や、どんなアクアリウムにしたいか(熱帯魚を使った幻想的なアクアリウム、子供が喜ぶようなにぎやかな海水魚水槽、など)を具体的にイメージしておくと、希望に沿った水槽になりやすいです。

業者を決めるポイントとは?

次に、レンタルする業者を選ぶポイントです。
水槽レンタルを行っている会社は複数ありますので、どこに依頼するか迷ったときは、以下の項目を確認してみましょう。

  • 価格、サービス内容(短期に対応しているか)
  • 設置事例
  • 対応地域

一番重要なのが、短期レンタルに対応しているかどうかです。月額レンタルのみなど数日程度の短期には対応していないところもありますので、レンタル期間は最初に確認しておきましょう。

次に価格やサービス内容について。価格は水槽の大きさと設置日数で見積もりしてくれますので、予め予算を決めておくと比較がしやすいです。

対応しているアクアリウムの種類(熱帯魚水槽、海水魚水槽、アクアテラリウムなど)や、水槽の種類も見ておきたいポイントで、水槽の種類は普通の四角い水槽以外に、鑑賞性の高い円柱水槽や、魚と触れ合えるタッチプール、大型水槽など、業者によって様々な形の水槽がレンタルできることがあります

どの様なアクアリウムを取り扱っているかは、各社のホームページにある設置事例をチェックしてみると出来上がりがイメージしやすいです。

最後に、設置予定の場所が対応範囲かどうかも忘れずに確認してください。

これらの項目を確認したうえで、希望に近い業者に問い合わせをしてみましょう。

東京アクアガーデンでの設置事例はこちらのコラムでも紹介しています。

設置や搬入、撤去の流れを確認しておこう

業者に問い合わせをすると、水槽についての打ち合わせを行った後、契約~設置へと進みます
打ち合わせの際には、希望のイメージなどを伝えるのと合わせて、設置の流れも確認してみてください。

特に重要なのが、搬入経路で、設置場所までの経路が遠い、狭いなどの理由で依頼を受けられない場合があります。
大型の水槽や特殊な形の水槽を搬入する際は、十分な広さが必要となりますし、曲がり角が狭いとうまく水槽を避けられず、搬入できないかもしれません。
水槽のサイズを変える、置き場所を変えるなどの対応で解決すればよいですが、意外とネックになるので注意してください

予算やスケジュールに合わせて計画しよう


短期で水槽を設置する方法はいくつかありますが、最終的には予算やスケジュールに合わせて効率の良い方法を選択するのがおすすめです。

アクアリウムの経験があって手持ちの水槽や機材がある、管理ができるという時は、ご自身で用意する方が思い通りにできて、コストを抑えられる可能性があります。

しかし水槽一式を全て集めなければならないときや、水槽管理の経験が無くて不安なときは、手間なども含めて専門業者に依頼したほうがスムーズです。
業者に依頼すると高くつくというイメージがあるかもしれませんが、状況に合わせて予算範囲内でできる最善のアクアリウムを提示してくれますので、とにかく一度問い合わせてみると良いでしょう。

いずれにしても、スケジュールがギリギリになるほど対応が選択肢が狭まっていきますので、余裕を持って企画することが大切です。

まとめ:短期間だけ水槽を設置するには!短期の水槽設置を自分で行うポイント


短期間だけ水槽を設置する方法を紹介しました。

イベントの企画などで短期間水槽を設置する方法は、ご自分で水槽一式を用意して設置~管理まで行うか、専門業者に委託するかの2つの選択肢があります。

どちらにもメリット、デメリットがありますが、手持ちの水槽がなくアクアリウムの経験もないのでしたら、専門業者に依頼した方が安心でしょう。
レンタル料はかかりますが、委託してしまえば設置~撤去まですべてお任せできますし、展示後に水槽や魚を持て余してしまう心配もありません

自分では設置できないような1mを超える大型水槽や、特殊な形の水槽を設置できるのも業者に依頼するメリットです。

予算やスケジュールの都合などもあると思いますが、短期水槽をお考えの場合は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。

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執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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