ボララス・ブリジッタエは、赤い体が美しい、ごく小型の熱帯魚です。
体長約1.5cmほどと小さな魚種ですが、鮮やかなオレンジレッドと黒いスポット模様が水槽の中で存在感を放ちます。
ボララス・ブリジッタエの特徴から飼育時の注意ポイントについて、スタッフのコメントを交えつつご紹介します!
ボララス・ブリジッタエの基本情報
水質 | 淡水魚。pH5.0~6.5など弱酸性傾向を好む。 適応可能な水温は22~28度までだが、25度前後に保つと飼育しやすい。 |
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サイズ | 成魚で約1.5~2cm。ごく小型の熱帯魚! |
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寿命 | 約1~3年ほど。 |
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餌 | 小型熱帯魚用の餌、小さな生餌(ブラインシュリンプ、インフゾリア、ゾウリムシ) |
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混泳 | 温和で、同じサイズほどの小型魚となら混泳が可能!水草とも相性は良い。 |
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特徴 | 熱帯魚の中でも超小型に分類されるコイ科の魚です。
もともとはインドネシアのボルネオ島に生息しており、軟水が得意です。
pHを低く抑えて飼育を続ければ、赤い体色をより鮮烈に発色させることができます。
体長約1.5cmほどと、小型魚の中でも特に小さな種類で、混泳は同程度のサイズの魚種に限られます。
飼育は30cmキューブ水槽から可能ですが、密度のある群れを楽しむ場合はブリジッタエ同士で6~10匹以上は混泳させたいところです。
匹数を増やす場合は、横幅45cm以上など大きめの水槽で飼育しましょう。
餌はパウダーに近い細粒のものや、ブラインシュリンプ、ゾウリムシなどを与えます。
繊細な印象を受けますが、餌食い・性質などを総合すると飼育は容易な部類です。しかし、小型のため体力がそれほど高くなく水質の変化には敏感なので、水合わせや水温合わせは十分注意しながら行います。
水草との相性は良く、繁殖を考えている場合はウィローモスを多く敷き詰めておきましょう。
体が小さいため水流には弱いです。主に外部フィルターで飼育を行いますが、吸い込みを防ぐために排水口にはスポンジストレーナーを装着しましょう。
繁殖を考えず、育成する水草の種類を限定する場合は、底面フィルターでも飼育できます。
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東京アクアガーデンスタッフの一言コメント
小さいのに存在感抜群の熱帯魚です!
赤く鮮やかな体色だけでなく、機敏さのある泳ぎ方も観賞性を高めるポイントになっていますね。
ボララス属には『メラー』『ウロフタルモイデス(ウロフタルマ)』『マキュラータ』など、そっくりな仲間がいます。
輸入時に別種が混ざってしまうことがあるほど、本当によく似ているんです。
違いは、黒い模様の形状や赤みの濃淡などで、あとは体高がほんのちょっと高めだったりなど、体が小さいことも相まって一見しただけでは判別しにくいですね。
しかし、その中で最も鮮やかな赤を楽しめるのが、ブリジッタエです!小型美魚として不動の人気を確立しています。
非常に小さな体格から、群れで飼育すると安心させて育てられるため5匹以上で複数飼育を行うのがベストです。
鮮やかな赤い体色は水草の中で自然に映えますが、水槽にバックスクリーンを貼りつけるとさらに観賞性を高められます!
pH5.0あたりの弱酸性傾向で飼育すると体色の赤がどんどん鮮やかになっていきますので、水質を調整しつつ飼いこむのが良いでしょう。しかし、ブリジッタエは飼育が容易な部類ですが、体力はあまりない印象で、頑丈さはやや心許ないところもあります。
急激な水質調整は体調を崩す原因になりますので、しっかり水質管理をしながら、少しずつ弱酸性に調整していくと負担を掛けずに美しい色に飼いこむことができますよ。
繁殖もできるのですが、卵や稚魚は食べられがち。
ウィローモスなどで茂みを作っておくと、稚魚の生存率を上げることができます!
小さな熱帯魚9種を動画で解説!
ボララス・ブリジッタエやコリドラス・ピグミーなど小型の熱帯魚についてを音声付きで解説します。
小さな熱帯魚は、30cm水槽などの小型サイズでも十分に楽しめるところも魅力です。
個性豊かな小型魚種たちを是非ご覧ください。
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読みもの
ボララス・ブリジッタエについてはこちらでも詳しくご紹介しています!
東京アクアガーデン公式サイトのコラムと、アクアリウム情報サイト・トロピカにて、情報をご提供しています。
コラム
ボララス・ブリジッタエなどの人気で飼育しやすい熱帯魚について解説したコラムです。トロピカに掲載した記事をさらにパワーアップした内容になっています。
アクアリウム情報サイト・トロピカ
トロピカでは、小型で美しい熱帯魚種や、なぜ熱帯魚は日本で人気になったのか・など豆知識を細かく解説しています。
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