ロイヤルダムセルのページ

ロイヤルダムセル

No.
43

お魚図鑑 ロイヤルダムセル

ロイヤルダムセルは、コバルトブルーとイエロー~オレンジのコントラストがとてもきれいな外来の小型スズメダイです。

体長6cm程度小型水槽でも飼育できるロイヤルダムセルについて、スタッフのコメントを交えつつご紹介します!

ロイヤルダムセルの基本情報

お魚図鑑 ロイヤルダムセル メインイメージ

水質熱帯性海水魚pH7.8~8.4ほどが得意。海水魚なのでpH低下に気を付けよう!
水温は25~30度まで平気だが、25度前後がおすすめ。
サイズ最大6cmほど。小型水槽でも飼育しやすい!
寿命平均2~3年ほど。
環境次第では5年程度生きることも!
雑食性で何でもよく食べる!
雑食魚向けの人工飼料と活餌をバランスよく与えよう!
混泳縄張り意識が強いため、近縁種との混泳はNG!
タイプの被らない海水魚とならば混泳が可能。
特徴

インド洋東部から太平洋西部の水深1~100mとかなり幅広い海域に生息する小型スズメダイの仲間です。日本でもごく稀に沖縄県周辺でみかけることができます。

背側の頭から背ビレ末端にかけて入るビビットなコバルトブルーと、腹側のイエロー・オレンジのツートンカラーが魅力です。オスメスの判別はやや難しく、オスの方が尾びれまで黄色みがかかるのに対して、メスは透明になると言われますが、発情期・繁殖期にならないと見分けにくいでしょう。
アクアリウムでは南国のようなイメージを強く演出できる、水槽のアクセントとして活躍します。

販売時は3~4cm程度の幼魚・若魚の状態がほとんどですので、成魚の最大サイズ約6cmをイメージしならが水槽に導入してみてください。

ただ!気をつけたいのは、美しく小柄な見た目に反し、強い縄張り意識と攻撃性を持つことです。スズメダイの仲間はもちろんのこと、サイズ・シルエットが被る他魚種との混泳は、激しい喧嘩になるので控えましょう。
一方、ハゼやギンポなど生活圏や姿形が全く違う魚種や、エビやカニなどの甲殻類には寛容で混泳も問題ありません。また、ロイヤルダムセルよりも体長の大きな魚種と混泳させることで、攻撃性が抑えられて同種を複数匹飼育できるケースもあります。
複数匹での混泳を成功させるには、90cm以上のできる限り広い水槽で、多くの魚と共に飼育して攻撃対象を絞らせないのがベストです。水槽内のパワーバランスを見ながら上手く逃げ場や隠れ家が用意してあげましょう。

それでも、スズメダイの仲間の中では比較的温和な性格なので、初めてスズメダイの仲間を飼育してみたい方におすすめの品種です。

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東京アクアガーデンスタッフの一言コメント

スタッフのコメント

ロイヤルダムセルはロイヤルデムワーゼルとも呼ばれる、非常に美しい海水魚です。ちなみに、”デムワーゼル”とはフランス語で貴婦人のこと。海外でも貴婦人のように美しいと認識されている海水魚ということですね!

海水魚らしいその見映えから、ついつい複数匹飼育したくなってしまいますが、ロイヤルダムセルも比較的大人しいとはいえスズメダイの仲間です。気性が荒く、同種や混泳魚をいじめて水槽内環境をダメにしてしまうことも
その荒々しさから、英語圏ではサファイア・デビル(サファイア色の悪魔)の異名を取るほどです。

この気性の荒さが発揮されてしまう一つの要因として、スズメダイの仲間の中でも小型で、30cm程度の小型水槽でも飼育できてしまうことがあげられます。
ロイヤルダムセルは空間全体をテリトリーとする性質があり、小型水槽では水槽全体を自分のものと認識してしまうため、他のタンクメイトにつらく当たるようになってしまうのです。

極端な話、単独飼育以外に道が無くなってしまいますので、この状態を避けるべく、混泳を考えるならばなるべく大きな水槽で飼育するのがおすすめです!
90cm以上の水槽ならば、魚同士が鉢合わせすることが少なくなりますし、テリトリーもストレスなく確保できるので、気の強いロイヤルダムセルに向いていますよ。

また、攻撃性を緩和する方法としては、下記の2つが主流です。

  1. 同種を含む、多くの種類・匹数の海水魚と、大型水槽で混泳させる
  2. ロイヤルダムセルとのサイズ差が顕著な大型魚(ヤッコなど)と混泳させる

2の大型魚は、体は大きいけれど肉食性が強すぎない魚種が向いています。
あまりにサイズ差が大きいと、捕食されてしまうのでくれぐれも気をつけましょう。

ロイヤルダムセルは危険を感じ興奮したりストレス下に置かれると、体色が黒く変色することがあるので調子をはかるバロメーターになります。
体色が変わっていたら、

  • 水質や水温など基本的な環境があっていない
  • 混泳魚との相性が悪い
  • 体調が悪い

などの異変が起こっていないか確認し、早急に対策してください。

ロイヤルダムセルは他のスズメダイより幾分か穏やかな性格で、比較的飼育しやすい部類に入ります。
とはいえ攻撃性はやはり強いので、縄張り意識を減らす工夫が必要ですが 水槽内環境に馴染めば一際目立つタンクメイトになってくれること間違いなしです!

ロイヤルダムセルが泳いでいる水槽事例

ロイヤルダムセルは30cm水槽から飼育可能ですが、混泳を考えるならば隠れ家や逃げ場の多い中型~大型水槽に向いている魚です。
全てのサンゴと混泳ができて、食べたり突っついたりといったいたずらをしないので大型サンゴ水槽のタンクメイトとしても人気があります。

ハゼや甲殻類など生活圏が異なる相手には温厚ですが、同じような中層魚、特にスズメダイの仲間には気が荒くなりますので、混泳は水槽サイズや混泳魚との力関係、隠れ家や逃げ場を見極めながら慎重に行いましょう。

人気の飼いやすい海水魚ベスト20を動画で解説!

ロイヤルダムセルをはじめとする、美しい海水魚ベスト20を動画で解説します!
水質変化に強く飼育を始めやすい海水魚をご紹介した動画です。

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読みもの

ロイヤルダムセルについてはこちらでも詳しくご紹介しています!
東京アクアガーデン公式サイトのコラムと、アクアリウム情報サイト・トロピカにて、情報をご提供しています。

コラム

ロイヤルダムセルについての情報やサンゴ飼育についてなどを解説したコラムです。トロピカに掲載した記事をさらにパワーアップした内容になっています。

アクアリウム情報サイト・トロピカ

トロピカでは、ロイヤルダムセル飼育に関する豆知識を細かく解説しています。


その他の淡水熱帯魚やメダカ・金魚などの観賞魚についてや、サンゴなどについてをご紹介しています。

ぜひご覧ください!

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執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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