ヒメアイゴは模様や体色がヒフキアイゴに似ていますが、全体的に丸みがあります。どちらも同じアイゴの仲間ですが、顔つきがだいぶ異なりますね。
しかし、驚いたり夜になったりすると体色が茶色っぽく変わる点は、共通の特徴です。
そして餌も植物性のものを好んで食べる点もそっくりと、なにかと比較されがちな2種と言えます。
尚、背ビレや尻ビレに毒針がある点も同じで、素手で触らないように注意しましょう。
そんな2種ですが、決定的に違うのが『同属との混泳』です。ヒメアイゴは群れで生活するなど温和な魚で、大型水槽なら複数飼育も可能です。
ヒフキアイゴは1水槽に1匹が望ましいため、より温和な魚種を選定する場合はヒメアイゴに軍配が上がります。
ちなみに、ヒメアイゴは臭みがない白身魚のため食用としても知られています。
アイゴの仲間はよく食用とされることがありますが、ヒメアイゴは特にクセがない味とのことです。