ネッタイスズメダイのページ

ネッタイスズメダイ

No.
66

お魚図鑑 ネッタイスズメダイ

ネッタイスズメダイは、黄色い体色のスズメダイです。青い体色が多いスズメダイの仲間のなかでも特徴的な体色は鑑賞性が高く、昔からポピュラーな魚種で、アクアリウムショップでも販売されています。

かわいいけれど気が強めなネッタイスズメダイについて、スタッフのコメントを交えつつご紹介します!

ネッタイスズメダイの基本情報

お魚図鑑 ネッタイスズメダイ メインイメージ

水質海水魚。pH8.0~8.3ほどが得意。海水魚なのでpH低下に気を付けよう!
水温は24~26度まで平気だが、24度がおすすめ
サイズ~約8cm。小型のスズメダイ。
寿命約3~5年ほど。
小型海水魚用の餌、生餌(ブラインシュリンプ、イサザアミ など)
混泳サンゴと混泳可能。同種・近縁種との混泳は難しい!
特徴

西部太平洋に生息するスズメダイの仲間で、明るい乳白色~黄色の体色が特徴の小型海水魚です。
主にサンゴ礁などで生活しており、アクアリウムでもサンゴ水槽に導入されることが多くあります。
野生では群れをつくりますが、水槽飼育では同種の姿を見ると攻撃を仕掛けがちで、同種・近縁種との混泳はケンカをしやすいです。

やや低めの水温を好むため、水温管理はしっかりと行う必要がありますが、基本的には丈夫な魚種です。
飼育は容易で、初心者も飼育しやすいでしょう。

スズメダイ特有の気が強い性質を持っているので、気の弱い魚種との混泳には向きません。
飼育水槽には、隠れ場所を多く作る・ヒレナガハギなどのやや体長が大きめな魚種を加えるなどして、他の生体に対する攻撃性を抑えるパワーバランスを作るようにしましょう。

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東京アクアガーデンスタッフの一言コメント

スタッフのコメント

『シリキルリスズメダイ』『セナキルリスズメダイ』『ロイヤルダムセル』など、体に黄色い部分を持つスズメダイの仲間は複数いますが、このネッタイスズメダイは全身がイエローです。

ポップなかわいさがあり水槽で映えます!さらに雑食性で餌には困らないので、飼育難易度も易しいといえます。
また、ライブロックなどに生えてきた藻類もよく食べてくれるので、お掃除生体としても少し活躍してくれる、お得感のあるスズメダイです。

しかし、スズメダイの仲間によくみられるように、気が強いところが飼育するうえでネックになります。デバスズメダイやハタタテハゼと混泳させると水槽のボスになることも。

野生では群れを作りますが、気が強いネッタイスズメダイは、実際には群れているように見えるだけで1匹ずつパーソナルスペースを守りながら生活しています。

これはネッタイスズメダイに限った話ではなく、他の魚種も同じです。
メダカさえも群れの中で序列が働いており一番底にいる個体がボスといわれています。野生で生き抜くには、協力関係が大切なことが良くわかりますね。

ちなみに、『ニセネッタイスズメダイ』というそっくりな魚種も存在します。
そちらは青みがかった模様をもっており、黄色と重なって、ややくすんで見えます。幼魚のころには背びれに目玉のようなスポット模様があるため見分けやすいでしょう。

ネッタイスズメダイが泳いでいる水槽事例

ネッタイスズメダイは、鮮やかな体色と藻類を食べてくれる性質から、ちょっとしたお掃除もできる観賞魚といった位置づけのある魚です。攻撃性を抑えるには広めの水槽で飼育することが望ましく、東京アクアガーデンでは150cm水槽に導入しています。しかし、魚の組み合わせに気を付ければ、大型水槽でなくても飼育可能です。

混泳は比較的自由にできる魚なので、さまざまな魚種との混泳を楽しみましょう。

【Part1】人気の飼いやすい海水魚ベスト20!混泳のコツを動画で解説!

混泳に向いた、おすすめの飼いやすい海水魚を紹介する動画です。
海水魚は淡水魚よりも縄張り意識が強く、混泳が難しいので混泳相手はより計画的に選定します。

それぞれの魚種の特徴を紹介していますので、参考になさってください。

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読みもの

海水魚についてはこちらでも詳しくご紹介しています!
東京アクアガーデン公式サイトのコラムと、アクアリウム情報サイト・トロピカにて、情報をご提供しています。

コラム

スズメダイや海水魚についてを解説したコラムです。トロピカに掲載した記事よりもさらにパワーアップしています。

アクアリウム情報サイト・トロピカ

トロピカでは、小型海水魚についても細かく解説しています。

その他の海水魚や熱帯魚・メダカ・金魚などの観賞魚について、飼育のヒントなどをご紹介しています。

ぜひご覧ください!

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執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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