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水槽でアレルギーになるのか?症状が出る可能性とお掃除・管理ポイント

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「水槽を設置したらアレルギーになるの?」「たくさんアレルギーがあるけど、魚を飼っても大丈夫かな?」このような悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

せっかく水槽を設置したのに、アレルギーの原因となってしまっては残念ですよね。

「水槽によってアレルギーは起こらない」とは言い切れませんが、リスクは非常に低く、対策方法もあるのです。

今回の記事では、水槽でアレルギーになるのか?ということや、アレルギーの原因や症状、対策についてご紹介していきます。

プロアクアリストたちの意見をもとにこのコラムのポイントを解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

  • 水槽でアレルギーになる可能性は低い!直接、魚や生き物に触れることは稀!反応は出にくいよ。
  • 魚の餌や、カビなどでアレルギー反応が起こることはある!小麦や甲殻類アレルギーが反応することもあるよ。
  • 水槽で飼える生き物のなかには毒を持つ種類もいるので、手を入れる際は確認しよう!コリドラスやヒフキアイゴなどの一部の熱帯魚、カエル、サンゴ、クラゲなどには注意しよう!
  • 東京アクアガーデンがおすすめする水槽のアレルギー対策法水槽環境を清潔に保つのがポイント!

アレルギーの原因はさまざまであり、「水槽でアレルギーは起きない」とは言い切れません。しかし、アクアリウム以外の動物と比較しても、リスクは非常に小さいのです。また、原因を理解し、しっかりと対策することで、さらにリスクを下げることができます。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、水槽でアレルギーになるのか?ということや原因や症状、対策を解説します。

水槽でアレルギーになるのか?

こちらでは、「水槽によってアレルギーになるのか?」ということについて解説します。

アレルギーの症状や、何が原因でアレルギーになるのかも紹介しますので、参考にしてください。

水槽でアレルギーになる可能性は低い

アレルギーはあらゆるもので発生するので、水槽も例外ではありません。

水槽によるアレルギー症状としては、くしゃみ・かゆみ・かぶれなどがほとんどです。喘息の原因となることも考えられますが、それほど気にする必要はないでしょう。

もともと重篤な特定アレルギーを持っていなければ、犬や猫、鳥よりもアレルギーになるケースは極めて低いと考えられます。

実際に、幼稚園や病院にも多くのレンタル水槽が設置されていますので、あまり不安にならなくても大丈夫ですよ。

それでもアレルギーになる場合もある

水槽でアレルギーになる可能性は低いですが、ゼロではありません。

水槽周りは湿気が多くカビの発生しやすい環境で、カビが原因となってアレルギーが発生する可能性が考えられます。また、魚の餌には小麦や甲殻類など、アレルギー物質が使用されているものもありますので、アレルギーの発生が考えられるでしょう。

意外なところにアレルギーの原因が潜んでいるので、100%無害ということはあり得ません。万が一アレルギー反応を起こしたら、必ず医療機関で診察を受けてください。

水槽管理で起こりえる症状

水槽管理によって起こりえる、アレルギーの症状をご紹介します。

「どんなアレルギーの原因や可能性があるのか」を頭の片隅に入れておくだけで、いざというときに対処しやすいはずです。

水槽でのアレルギーが不安な方は、ぜひ参考にしてください。

餌の成分で反応する

魚の餌には小麦・エビ・カニなどが含まれていることがあり、餌の破片や粉が舞うことで食品に起因するアレルギー反応が出ることがあると言われています。

ほかにもさまざまな原料が使われているので、使用する前に確認しましょう。水槽によるアレルギーの可能性としては、餌がもっとも注意の必要なアイテムだと言えます。

自身が持つアレルギー物質が餌に使用されている場合は、可能であればほかの餌を探しましょう。手袋やマスクを着用して餌を与えたり、餌やり後にしっかりと手洗いをしたりすることでリスクを下げられます。

カビ・ホコリで反応する

水槽の周りは湿気が多いためカビが発生しやすく、カビが原因となって咳や鼻炎などのアレルギー反応を起こす可能性があります

また、水槽周りはホコリもたまりやすく、ハウスダストの原因となることも考えられます。

水槽の周囲は隙間が狭く、掃除がしにくいためカビも発生しやすいです。普段は手を触れなければカビやホコリが舞うことは少ないですが、大掃除の際などには舞いやすいので注意してください。

生き物の毒で反応する

飼育している生き物の毒によって、ショック症状などのアレルギー反応を起こす可能性も考えられます。

アクアリウムで飼育する生き物の中で、毒があるものとして、

  • コリドラス
  • ヒフキアイゴ
  • サンゴ
  • クラゲ
  • カエル

などが挙げられます。毒のある生き物に限りませんが、飼育している生き物には極力触れないようにしましょう。

中でもクラゲの場合は、直接触らなくても水槽の水に触れただけで反応するケースがあります。

また、クラゲの毒と納豆に含まれる成分が類似していると言われており、クラゲに刺されると、納豆を食べるだけでアレルギー反応を起こす可能性もあるとされています。

クラゲ水槽のメンテナンスをする際は、ゴム手袋をして作業しましょう。

傷口から雑菌が入る

アレルギーではありませんが、傷口から菌が入って雑菌感染することで、化膿したり、発疹がでたりすることもあります。

水槽の水に触れて何らかの症状が出た場合に、すぐにアレルギーだと慌てるのではなく、さまざまな原因を疑いましょう。最終的には医師の診断を受けて、しっかりと対処してもらってください。

手に傷がある場合は、緊急性がなければ後日メンテナンスをすることをおすすめします。作業する場合はゴム手袋を着用し、傷口に水槽の水が触れないようにしましょう。

手にけがをしているときの水槽メンテナンスについては、こちらのコラムも参考にしてください。

手を洗わないとお腹を壊すこともある

こちらもアレルギーではありませんが、水槽を触った後に手をしっかりと洗わずに飲食すると、お腹を下すことがあります。

また、まれにサルモネラ菌に感染することもあるので注意が必要です。

「水槽に手を入れたら手を洗う」「食事の前には手を洗う」など、基本的なことができればそれほどリスクはないので安心してください。

水槽のアレルギー対策

ここでは、水槽によるアレルギー対策を紹介します。

しっかりと対策をすれば、アレルギーの発生をかなり下げられるはずです。不安を抱えたまま飼育をしているとストレスになりますので、対策をして不安を取り除きましょう。

清潔な水槽環境を維持する!

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カビやホコリが原因のアレルギーは、水槽周りをきれいに保つことで防ぎやすくなります。水槽内だけでなく、水槽周りの細かな所まで清潔に保つようにしましょう。

水槽を設置する際は清掃や通気性を考え、隙間はギリギリではなく余裕をもって設置するのがおすすめです。隙間を掃除するグッズはさまざまなものが用意されており、お店やインターネットで探してみてください。

「ホコリが溜まっているな」と一気に大掃除を始めると、大量のホコリやカビが舞い上がりアレルギーなどのリスクが高くなってしまうため、小まめに掃除しましょう。水替えと水槽周りの掃除をセットにすれば、定期的に清掃できるのでおすすめです。

フタ・換気をしっかりする

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水槽のフタは必ず閉めるようにしましょう。フタを閉めることでゴミが入ったり、水が蒸発したりすることを防げます。水の蒸発が多いと、それだけカビが発生しやすくなるのです。

最近では、インテリア性を考えてフタをしない水槽も多くなっています。カビが生えないように通気性の確保がしっかりできればよいですが、なるべくフタをするのがおすすめです。

また、部屋の換気や通気性の確保もしっかりと行ってください。換気ができていないと、やはりカビが生えやすくなります。小型の扇風機や、サーキュレーターを使用するのもおすすめです。

メンテナンス時は手袋やマスクをする

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メンテナンスをするときは、ゴム手袋やマスクをすることでアレルギーのリスクを抑えられます。

手袋をしていれば、水槽の水や生き物に直接触れることがありません。また、マスクをすることで、舞い上がったカビやホコリを吸い込む量を減らせます。

餌やりの時も、餌に直接触れないことや粉を吸い込まないことにつながるので、食物アレルギーを持っている方にもおすすめです。「手袋を毎回すると手間がかかるのでは」とお考えの方は、ピンセットで餌をつまんだり、直接触れなくても餌やりができるように容器を変えたりと、工夫するとよいでしょう。

まとめ:水槽でアレルギーになるのか!症状が出る可能性とお掃除・管理ポイント

この記事では水槽でアレルギーになるのか、アレルギーの原因や症状、対策についてご紹介しました。

アレルギーを引き起こす要因はさまざまあるため、水槽が原因となることも例外ではありません。しかし、水槽がアレルギーの原因となるケースは稀で、対策をすればほとんど問題ないので安心してください。

癒やしを求めて水槽を設置したのに、アレルギーを恐れてストレスになっては元も子もありません。しっかりと対策をして、ぜひアクアライフを楽しんでください。

水槽や水槽周りのメンテナンスについては、こちらのコラムも参考にしてください。



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執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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