水槽に黒い砂を使いたい!水が濁る?メリット・デメリットとおすすめ商品
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水槽の雰囲気を大きく左右する底砂ですが、落ち着いた上品なレイアウトを楽しみたいのであれば黒い底砂がおすすめです。
しかし、黒い砂は生き物が美しく映える反面、汚れが目立ちにくく、掃除をするタイミングが分かりづらいという難点もあります。
今回は黒い底砂を使用する上でのメリットとデメリットについて解説していきます。
おすすめの黒い砂もご紹介しますので、ぜひレイアウトの参考にしてくださいね。
目次
水槽に黒い底砂を使うメリット
まずは水槽に黒い底砂を使用する際のメリットや、レイアウトのポイントについてご紹介します。
熱帯魚が映える!
黒い底砂を使用するポイントとなるのは、水槽全体の雰囲気ではないでしょうか。
底面に黒色を配置するだけでレイアウトが引き締まり、品のあるモダンな雰囲気を演出できます。
おすすめなのはニューギニア・レインボーやバタフライ・レインボーなど、レインボー系の熱帯魚です。淡くきらめいたり、明るい体色を持つ生き物がよく映えます。
ただし、ひとつ注意したいのが水草の栽培です。
黒い底砂には濃い緑色の水草がとても似合うのですが、黒い砂に代表される溶岩砂やアンスラサイト、砂利などには水草を育てる栄養成分が含まれていません。
追肥をすれば水草の育成も可能ですが、やはり水草がメインの水槽にはソイルが最も適しています。
色揚げする魚もいる!
底砂が黒いと自身の体色を濃く変化させる魚がいます。
これを魚の色揚げと言うのですが、金魚やメダカの仲間などは周りの環境色に合わせ、自身の体色を濃く色揚げし、外敵から身を守ろうとする力が備わっているのです。
逆に白い底砂を使用すると、魚は体色をより薄く、白っぽく変化させていきます。
そのため、飼育する生き物が濃い体色であれば、黒い底砂を使用するのがおすすめです。
もちろん魚の色揚げには底砂の色以外にも、与える餌や光の強さなどが関わってきます。
色揚げについてより詳しく解説したページもあるので、気になる方はご覧になってみてくださいね。
水槽に黒い底砂を使うデメリット
続いて、黒い底砂を使う際のデメリットについてご紹介していきます。
これから解説するポイントをいかに対策できるかが、黒い砂を水槽に導入する決め手になります。
水槽を立ち上げてから後悔しないように、しっかりと確認しておきましょう。
汚れが見えにくく掃除が大変!
魚のフンや水槽の汚れは黒っぽい色をしているため、黒い底砂に溜まると汚れかどうか見分けが付きづらいというデメリットがあります。
水槽に汚れが溜まると、松かさ病や穴あき病の原因にもなるエロモナス菌が発生するおそれがあるため、飼育初心者の方は特に注意が必要です。
また、黒い砂の中には非常に細かい粒子でできているものもあり、砂の粒同士がかみ合ってしまうため、通気性が悪くなりがちです。
底の方まで掃除が行き届かないと、嫌気性バクテリアが増え水質の悪化につながります。
細かい粒子でできた底砂を使用する際は砂の厚さを薄く(1cm以内)するか、メンテナンスの度に底砂の半量程度を新しいものと取り替えてしまうなどの対策をしましょう。
砂の洗い方についてはこちらのページにある「ガーネットサンド」の項目を読んでいただけると分かりやすいです。
種類によっては濁ることがある
砂の種類にもよるのですが、水槽へ入れる前にきちんと洗っておかないと飼育水に濁りが出てしまう場合があります。
一度にたくさんの量を洗おうとすると大変なので、少しずつバケツに移して丁寧に洗いましょう。
米とぎの要領で、水の濁りが薄くなるまで繰り返し洗う方法がおすすめです。
また、溶岩石や鉱石を砕いて作られた砂は川沿いの砂などと異なり、角が尖っている粒がかなり多く混ざっています。
バケツで洗う際は必ずゴム手袋などを着用し、素手では触れないように気を付けましょう。
底面を泳ぐコリドラスやプレコの仲間などは砂粒の角でケガをするおそれがあるため、飼育は控えておくのが無難です。
おすすめの黒い底砂4選
それでは最後に、初心者でも比較的扱いやすくおすすめの黒い底砂を4つご紹介していきます。
GEX アクアサンド クリスタルブラック
濃い黒色でキラキラとした輝きが美しく、鑑賞性の高い底砂です。
比重が重いため水換えのときの舞い上がりが少なく、掃除しやすいのも嬉しいポイントです。
艶のある黒を楽しめ、水質にも影響を与えません。
ただし、低層で生活する生き物には不向きなです。
GEX メダカ水景 黒く輝く極細砂
メダカの飼育や色揚げに特化した底砂です。
黒寒水石という鉱石を砕いた粒のため光沢があり、メダカをより良く引き立てます。
比重が重く水質に影響を与えないので、スムーズに掃除ができ、お値段が控えめなのも嬉しいですね。
商品名に「メダカ」と入っていますが、他の淡水魚用として使用しても問題はありません。
しかし、こちらも角が若干尖っているため、低層を好む生き物の飼育やメンテナンスの際には注意をしましょう。
GEX ピュアブラック
アンスラサイトという質の良い石炭を砕いて作られた底砂です。
水槽に入れる前の水洗いが大変ですが、多孔質でろ過能力が優れているため、コケの発生を抑える効果があります。飼育水をクリアに保つため、初めは念入りに洗っておきましょう。
ただし、コケの吸着力を保つためには年に一度の交換が目安になります。
比重が軽いため水草の栽培には不向きですが、流木や石などを使ったシンプルなレイアウトにはぴったりです。
シンセー 熱帯魚用底砂 ブラックホール
真っ黒というよりは濃いグレーに近く、白や赤っぽい粒も混ざっている場合があります。
しかし、それがむしろ自然に近い配色のため、落ち着いた雰囲気を演出できるのが魅力的な底砂です。
水槽に入れる前には、念入りに洗っておきましょう。
比重が重く粒が丸いので、底面を泳ぐ生き物にも安心して使えるのが最大のポイントです。
水質にはほとんど影響しないのも嬉しいです。
まとめ:水槽に黒い砂を使いたい!水が濁る?メリット・デメリットとおすすめ商品
さまざまな種類のある底砂ですが、シックでモダンな雰囲気のアクアリウムを目指すのならば黒い底砂がおすすめです。
魚を美しく見せたり色揚げの効果があるなど、黒い底砂には多くのメリットがあります。
しかし、低層を好む生き物の飼育が難しかったり、掃除が大変といったデメリットがあるのも事実。
比重の重さやコケを吸着する能力、角の丸みなど、黒い砂にもそれぞれ特性があります。
まずは今回ご紹介した商品を参考に、理想の底砂を探してみてください。
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