金魚の飼い方
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コスパ良く金魚を飼育する方法5選!コスパの工夫と金魚の楽しみ方

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金魚を飼育する際は、飼育費用を抑え、さらに楽しさや喜びなど得られるものが多い「コスパの良い」飼育を目指したいですよね。

金魚は日本人にとってなじみ深い魚であり、簡単な設備で飼育することができます。そして、日本の風土に合っている金魚は、熱帯魚ほどの設備が不要なためランニングコストを抑えることが可能です。

しかし、コストを抑えようと中途半端な飼育をして逆に手間がかかったり、金魚の体調が悪くなったりしては意味がありません。

今回は、コスパ良く金魚を飼育する5つの方法と工夫するポイント、金魚飼育の楽しみ方などをご紹介しますので、参考にしてみてください。

プロアクアリストたちの意見をもとにコスパ良く金魚を飼育する方法を解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

金魚は購入しやすく、アクアリウム入門にも適しています。

アクアリウムを楽しむにはコストがかかりますが、工夫することで費用を抑えることができます。ただし、コストを下げることばかりに気を配るのではなく、金魚が元気に育ってくれる「コスパの良い」飼育を目指しましょう。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、コストを抑えつつ金魚を楽しく飼育するポイントを解説します。

コスパ良く金魚を飼育するポイント5選と理由

コスパ良く金魚を飼育するポイントは5つあります。

  • 投げ込みフィルターを使う
  • 60cm水槽で飼育する
  • 色揚げ用の餌を与える
  • 省エネ水槽用ヒーターを使う
  • 大磯砂を使う

ちょっとしたことを意識するだけで、コスパはグッと良くなります。

1つずつ紹介しますので、参考にしてください。

1:投げ込み式フィルターを使う

水作 エイトコア M サイズ

投げ込み式フィルターは、水流が穏やか・設置が簡単・販売価格が安い、とまさにコスパの良いフィルターです。金魚を水槽での室内飼育や、屋外でのトロ舟飼育をする場合におすすめできます。

投げ込み式フィルターは、エアーポンプによる水流がフィルター内を通ることで水がろ過されます。設置方法は、エアーポンプとエアーチューブを使ってつなぐだけです。面倒な作業が必要なく、設置に時間もかからないため、投げ込み式フィルターは手軽に金魚を飼育するのに適したフィルターとなっています。

理由:安価でろ過能力が高い!

投げ込み式フィルターは何より価格が安く、ホームセンターでも販売されており入手しやすいフィルターです。

また、投げ込み式フィルターは、製品によってはオプションパーツを使うことでろ過能力をアップすることができます。また、底砂利を敷いた水槽に埋めることでもろ過能力を上げられ、水質維持もしやすいため、ベテラン飼育者からの信頼も厚いフィルターです。

安価でろ過能力が高いので、コスパ良く飼育するためにおすすめします。

2:60cm水槽で飼育する

ジェックス 水槽 マリーナ SLIM MR600BKS 幅60cm

コスパ良く金魚を飼育するには、60cm水槽がおすすめです。

金魚は15cm程度までに成長する中型魚なので、飼育水槽にはある程度の大きさのものが必要です。60cm水槽は初心者の方でも扱いやすいので、定番サイズになっています。

理由:終生飼育できる!

60cm水槽であれば、金魚を終生飼育でき、成長に伴って水槽を買い替える必要がありません。

60cm水槽は適合するろ過フィルターなど設備が豊富なので、飼育する金魚の大きさや飼育数、飼育スタイルに合わせてアイテムを選びやすいです。また、水量も十分に確保できるので、初心者の方でも水質管理が楽にできます。

「最初は小さな水槽から」という考え方もありますが、60cm水槽は金魚に最適な飼育環境を整えやすいサイズなので、ぜひご検討ください。

3:色揚げ用の餌を与える

キョーリン ひかり菌&GB菌配合 金魚用フレーク ゴールドプロス 50g

金魚の餌には、増体用、色揚げ用、良消化などさまざまなタイプがあります。その中でも色揚げ用は、金魚の美しさを際立たせ、楽しく飼育ができます。

理由:観賞性がアップする!

同じ金魚でも、体色が鮮やかになれば鑑賞性がアップしますし、なにより飼育がさらに楽しくなります。せっかく金魚を育てるのであれば、色揚げ用の餌を与え、美しく育ててみてください。

ただし、色揚げ用の餌は、あまり消化が良くないものもあります。そのため、なるべく消化の良いタイプの餌を選び、金魚に負担をかけないようにしましょう。

おすすめは、『キョーリン ゴールドプロス(浮上性)』と、『咲ひかり 色揚げ用(沈下性)』です。

金魚の餌については、こちらのコラムもご参照ください。

4:省エネ水槽用ヒーターを使う

GEX AQUA HEATER 金魚元気 オートヒーター 120 18℃自動保温 縦横設置 安全機能付 SP規格適合 約60L以下の水槽用 120W

低水温に強い金魚の飼育には、省エネ水槽用ヒーターがおすすめです。

省エネ水槽用ヒーターは保温能力が18〜23℃程度と、一般的な観賞魚用ヒーターと比べて低いため、消費電力が抑えられます。水槽用ヒーターはアクアリウム用品の中でも特に電気代がかかりますが、省エネ水槽用ヒーターを使用することで電気代を抑えられ、コスパの良い飼育が可能です。

理由:消化不良と病気を防ぐ!

金魚に水槽用ヒーターが必要かどうかは飼育環境によって変わりますが、金魚は18℃を下回ると明らかに消化能力が下がります。

室内水槽で金魚を飼育する場合、省エネ水槽用ヒーターを使って温度を一定に保つことで、金魚のコンディションを保つことができます。保温により消化不良を防ぎ、病気のリスクも下げられるので、結果的にコスパが良くなります。

金魚が一度病気になってしまうと、治療は本当に大変です。ぜひ省エネ水槽用ヒーターを使用して、金魚の健康維持につなげましょう。

こちらはメダカのコラムですが、金魚にも使用できる製品を紹介していますので参考にしてください。

5:大磯砂を使う

水作 水槽の底砂 大磯砂 2.4kg

金魚の飼育は、大磯砂を使うことでコスパが良くなります。

さまざまな種類の砂やソイルが各メーカーから販売されていますが、種類が多いだけに「どれを選んだら良いのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。

大磯砂はさまざまな水槽で使える、アクアリウムでは定番の底砂利です。大磯砂には弱アルカリ性の傾向があるため、金魚との相性は特に良いでしょう。

理由:半永久的に使用できる

大磯砂の魅力は、なによりも半永久的に使用できることです。

金魚は底砂をつつく習性があるので、ソイルを使用すると崩れてしまいます

また、細かすぎる砂を使用すると底床に汚れが入り込み、病原菌が増える原因にもなりやすいです。投げ込み式フィルターを使用する場合、細かい砂がフィルター内に吸い込こまれ、目詰まりの原因ともなります。

大磯砂であれば、ほどよい粒の大きさで掃除しやすく衛生的に保ちやすいです。また投げ込み式フィルターに砂が吸われることもなく相性が良いのも、おすすめする理由の1つです。

金魚の楽しみ方

金魚はさまざまな楽しみ方ができます。

金魚は日本の気候に適応しているので、室内飼育だけでなく屋外での飼育もできます。また、ご家庭で金魚を繁殖させることも可能です。

ここでは、金魚飼育の3つの楽しみ方をご紹介します。

室内飼育で楽しむ

金魚を室内で育てる場合は、ガラス水槽で飼育するのがおすすめです。

ガラス水槽で飼育することで、さまざまな角度で金魚が観察できるので、金魚のしぐさや表情が見られて愛着もわきやすいのではないでしょうか。観察がしやすいと、日々の成長が良くわかるのも嬉しいポイントです。

また、丸い体型の金魚は小さいうちであれば、大磯砂を使用して水草を活着させた流木などでレイアウトした、水陸混在のアクアテラリウムでも楽しむことができます。

屋外飼育で楽しむ

金魚を屋外で育てる場合は、トロ舟や睡蓮鉢などで飼育します。

グリーンウォーターと呼ばれる植物プランクトンが多い飼育水で育てると、成長が促進されて非常によい体型、色つやのよい金魚に育ちます。冬には水温が下がり冬眠するので、四季を経験してより丈夫な個体に育ちやすいです。

繁殖を楽しむ

金魚は、条件を整えてあげれば繁殖を楽しむことができます。

卵から成魚まで育て上げれば、愛着もひとしおです。金魚の飼育に慣れてきたら、繁殖を考えてみるのも良いですね。

また、本格的に繁殖させたい場合には、屋外で飼育するのをおすすめします。四季を感じることで生体リズムが整いやすく、自然と繁殖行動が起き、産卵しやすくなるのです。また、グリーンウォーターを使用することで、稚魚を育てやすいというメリットもあります。

ご自身の理想の体型をした金魚を目指して繁殖を楽しむのも、金魚飼育の醍醐味の1つです。

まとめ:コスパ良く金魚を飼育する方法5選!コスパの工夫と金魚の楽しみ方

今回は、コスパ良く金魚を飼育する5つの方法と、金魚の楽しみ方をご紹介しました。

金魚をコストを抑え、楽しく飼育するポイントは、使用する設備器材や餌を上手に選ぶことです。

金魚の飼育方法は人それぞれですが、最終的には金魚が健康に育つことが大切です。金魚が健康で、美しく育てば自然とコスパが良くなるのではないでしょうか。

安いということだけで設備を選んでも、金魚が元気に育たなければ意味がありません。ぜひ今回の記事を参考に、金魚の飼育を楽しみ、成長した先のことを考えながら飼育設備を整えてみてください。

金魚の飼育については、こちらのコラムもご参照ください。


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執筆者 アクアガーデン

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