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昔ながらの水槽や、金魚鉢などの小さな水槽で投げ込み式フィルターはよく見かけることができます。
水槽セットに組み込まれていることも多く、ホームセンターでも簡単に手に入るので、使用している方も多いのではないでしょうか。
手軽さが魅力の投げ込み式フィルターですが、その簡易さのために「どの製品を選べばよいのか?」どれを選んだらよいのか悩むこともあります。
そもそも投げ込み式とはどういったものなのかという解説と、特に手軽に使用できる投げ込み式フィルターの製品ベスト3をご紹介します。
目次
投げ込み式フィルターを動画で解説!
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手軽で導入しやすい投げ込み式フィルターについてを音声付きで解説しています。
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簡単に水槽をろ過しよう!投げ込み式フィルターとは?
投げ込み式フィルターとは、水中に沈めて使うタイプのろ過フィルターのことです。
多くはエアーポンプと組み合わせて使用します。
仕組みはとても単純で、エアーポンプで起こした水流をフィルターに通してろ過し、水を綺麗にします。
投げ込み式フィルターのメリットは他のフィルターに比べて、安価で設置が簡単なこと、アクアリウムショップだけでなく、ホームセンターなどにも置いているため、入手しやすいことがあげられます。
しかし、フィルターとしてはシンプルな構造で、ほかのフィルターに比べると、あまり高いろ過能力は期待できません。
そのため、水の汚れに敏感な熱帯魚の飼育にはあまり使用されず、金魚やメダカなどの丈夫な生き物の水槽に使用されることが多いです。
水中に沈めて使用するため、水槽の美観を損なうのもデメリットといえます。
ただ、製品によってはオプションを組み合わせることで、ろ過能力を上げることができるので、メインのろ過機としても充分に活躍できるという意見も根強く、その手軽さからも高い人気を誇っています。
また、メインのろ過器は別にあるけど、もう少しろ過能力をあげたいときにサブフィルターとして使用したり、水槽掃除中の仮住まいに入れておけたりするなど、何かと使い勝手のよいフィルターでもあります。
投げ込み式フィルターおすすめベスト3
投げ込み式フィルターは、どの製品も性能に大きな差はないと言われています。
しかし、ろ過材の耐久性やオプション品、ろ過材の内容などによってやはり違いはあります。
そこで、おすすめの投げ込み式フィルターベスト3をご紹介します。
1位:水作 エイトコア
投げ込み式フィルターといったらコレといっても過言ではありません。
プロから初心者まで根強い人気を誇っているのが水作 エイトコアです。
ろ過率の高い八角形の中は2段に分かれており、上段にろ過材、下段に砂利や活性炭などのカートリッジをセットして使用します。
数ある投げ込み式フィルターの中でもプロの使用率が高く、そのことからも性能はお墨付きです。
なぜそこまで広く使用されているのか、理由としてまず挙げられるのが、サイズ展開の豊富さでしょう。
5ℓ以下の小型水槽用から60cm水槽用のものまで4種類が展開されており、投げ込み式フィルターを使用する水槽のサイズは大抵網羅されています。
また、オプション品の豊富さもおすすめしたいポイントです。
オプションのカートリッジには砂利のほかに、活性炭、コケカット、ニゴリ取り、バイオ(バクテリアが付着した活性炭)、金魚いきいき(バクテリアの活動を活性化する特殊なカキガラ)の4種類が用意されています。
水槽の状態に応じてカートリッジを使い分けられるのはうれしいポイントですよね。
本体や交換用のろ過材は、アクアリウムショップやホームセンターなどに置いてある率が高いので、必要な時に手に入りやすく安心して使えます。
使い方次第ではかなり高いろ過能力が期待できるので、文句なしでおすすめしたいフィルターです。
2位:GEX ロカボーイ
1位でご紹介した水作エイトコアと並んで高い人気を誇っているのがロカボーイです。
水槽内の端にぴったりと置くことができる四角い形が特徴で、水槽内でも邪魔になりません。
水槽セットの中によく組み込まれているので、水槽立ち上げ時からそのまま使用し続けるリピーターも多くいます。
しかし、初期セットについていたフィルターだと、性能に難があるのではないかと疑いたくなる方もいるかもしれませんね。
ろ過能力は、水作 エイトコアには劣るという意見はあるものの、ロカボーイも普通に使用する分には問題ないぐらいのろ過能力を備えています。
フンの多い金魚などをたくさん飼育している環境だと物足りなさを感じるかもしれませんが、
交換用カートリッジには、アンモニアを吸着するといわれるゼオライト入りのものもあるので、金魚水槽ではこちらを使用することをおすすめします。
3位:水作 ニューフラワーDX
55L程度までの水量に対応した、大型の投げ込み式フィルターです。60cm水槽などでも単体で使用できます。
穏やかな水流と高い酸素供給能力から、金魚飼育に特に向いている製品です。
ろ材を交換するために本体を開くには、少し力とコツが必要ですが、是非ともおすすめしたい製品です。
底砂に埋めて使用するとろ過能力が高くなるため、埋め込む飼育者も多いです。
投げ込み式フィルターの交換時期について
透明な投げ込み式フィルターは、中の汚れが目につきやすいです。
汚れたらすぐにフィルターを取り換えている方も多いですが、過度なフィルター交換は禁物です。
フィルターには、水を綺麗にしてくれるバクテリアが住み着いており、汚れと思えるフィルターの色は、実はバクテリアが住み着いた証であることもあります。
過度の交換は有用なバクテリアを捨ててしまっているのと同じで、逆に水質の悪化を招いてしまうことになりかねません。
とはいえ、汚れが気になってしまうと何かしら対処したいところです。
投げ込み式フィルターの底には必ず『砂利』が入っており、その砂利にバクテリアが定着するからです。
砂利さえ残っていれば、バクテリアは減るものの差ダメージは最小限に抑えられます。
ウールマットは交換して問題ないですが、底部分に入っている砂利が目詰まりを起こすことがあります。
そんなときには、バケツに汲んだ飼育水で、砂利を洗うことをおすすめします。
砂利はポロポロとこぼれがちなので、ザルに移してすすぐのが効率が良いです。
交換するときは、水換えとは別の日に行うようにしてください。
また、交換後しばらくは、バクテリアが再び増え切るまで少し日数がかかります。
過度な交換は避けましょう。
バクテリアについては以下の記事でも解説しています。
まとめ:投げ込み式フィルターで簡単に水槽をろ過しよう!おすすめ商品ベスト3
複雑な設置作業も必要なく、簡単に水槽をろ過できることで人気の投げ込み式フィルターについてご紹介しました。
アクアリウムに慣れてくると、上部フィルターや外部フィルターなどに買い替える方も多いですが、生き物によっては投げ込み式フィルターでも十分なろ過能力を発揮します。
安価で簡単に設置できる投げ込み式フィルターは、初心者の方にはもちろんですが、熟練のアクアリストの方にも使っていただきたいフィルターです。
高性能のろ過フィルターもよいですが、メインにもサブにも使える投げ込み式フィルターを、今一度見直してみてはいかがでしょうか。
ろ過フィルター選びについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
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このコラムへのコメントやお悩み相談に届いた質問の回答
この投げ込みフィルターを使う時に、いつも思うのですが、本体自体が、どうしても動いてしまうので、水槽の底にフィルターの大きさに合わせて、キスゴムを付けてフィルターを置くようにセットしています。フィルター本体が固定出来るように業者の方が、思考して貰えると嬉しいのですが、コーナーに付けるタイプのろ過器も最近、あまり見なくなりました。
底床材を敷かない水槽に投入すると、ズレることが多いです。キスゴムの他に、薄いシリコンシートを敷くとずれを防止できます。
コーナーに取り付ける水中フィルターとは少し異なりますが、スポンジフィルターはメダカブームの影響か、増えていると感じています。
また、ネット通販では比較的水中フィルターも豊富なため、ご入用の際は通販をおすすめします。
よろしくお願いいたします。
現在45センチ水槽に、グッピーを6匹買っています。
水作エイトMのカートリッジを、活性炭からバイオカートリッジに変え、水作エイトの空気口から、気泡と白い粉?の様なものが舞い上がり、みるみる水槽内が白く濁りました。
色んなWEBを調べたのですが、白く濁ったなどの話がなく、皆さん起こらない現象なのでしょうか?
改善方法などあれば教えて下さい。
ちなみに水作エイトのろ材は洗わず、カートリッジのみ交換した状態です。また水槽は、1ヶ月半程度前に立ち上げ、水の交換は3日に一度1/3程度の量を水換えしてます。
1週間くらいすると茶ゴケがつくので、まだバクテリアが繁殖してないのかとは思っています。なので、週1程度で水槽の壁面を激落くんで綺麗にしている状態です。
また、水換えは、白く濁っててもした方がいいでしょうか?
実際に拝見していないため、正確な回答ではないことをご了承ください。
ろ材には製造時についた微粒子などが付着していることがあります。
そのため、水洗いを行ってから使用するのがおすすめです。すすいだ後はカルキ抜きした水につけてから導入しましょう。
白濁りが治らない場合は水換えをこまめに行い、粒子を排出するのが良いです。
通常、こうした汚れはしばらくすると底床に沈みますので、クリーナーポンプで吸い出しましょう。
それでも濁る場合は、こちらのコラムもご参照ください。
・水換えで濁る原因とダメな理由!飼育水を濁らせない方法をご紹介
https://t-aquagarden.com/column/waterchange_turbidity
よろしくお願いいたします。
メダカの幼魚を買っているのですが、いつもすぐに幼魚が吸い込まれそうになってしまいます
吸い込まれないためにはどうすればいいですか?�
メダカの稚魚は遊泳力がまだ弱いので、水流が控えめなろ過フィルターをおすすめしています。
例えば、スポンジフィルター+エアーポンプなど、吐出量を調整できる機種を選んで使用するのがおすすめです。
こちらのコラムもご参照ください。
・稚魚・稚エビにおすすめのフィルター5選!吸い込まずに育成できる条件!
https://t-aquagarden.com/column/baby_shrimp_filter
よろしくお願いします。
ベタ水槽(30センチ12L)に水作エイト入れようと思ってるのですが水換えはどのくらいやったほうがいいでしょうか
ろ過フィルターを入れる場合は、水や水槽の汚れ具合によりますが1~2週間に1回が目安です。
こちらのコラムもご参照ください。
・ベタ飼育の失敗・やってはいけないこと7個!水換え・餌など飼育の基本とは
https://t-aquagarden.com/column/betta_ng
よろしくお願いいたします。