魚の里親を募集するには!譲渡は大丈夫?里親サイトなど安全な譲り方

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熱帯魚や金魚、メダカなどを飼育していたら、予想以上に増えてしまったり引っ越しや家庭の事情で飼うのが難しくなってしまったり、といった経験はありませんか?
もちろん、どんな事情があっても最後まで飼育するのがアクアリストとしての責任という意見もありますが、誰にでも想定外の事態が起こるもの。
そんなとき、魚たちを大切にしてくれる里親を見つけられたら、飼い主としても安心して譲ることができるのではないでしょうか。
里親と聞くと犬や猫のイメージが強いかも入れませんが、最近は魚の里親を安全に見つけられる方法が増えてきました。
この記事では、鑑賞魚の里親を募集する方法や注意点、譲渡の具体的な手順までを詳しく解説します。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに魚の里親募集と安全な譲り方を解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
やむを得ない事情で飼っていた魚を手放さなければならなくなった時、生き物をお任せできる里親が見つけられたら安心です。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、魚の里親募集と安全な譲り方を解説します。
魚の里親を募集するには!

魚の里親募集は魅力的に思える一方、まだまだ知名度が低いことから扱いや輸送方法に不安を感じる方もいることでしょう。
本当に大切にしてくれるのか心配になるのも無理はありません。
以前は魚の譲渡と言えば個人間でのやり取りが一般的でしたが、最近は里親募集サイトやアクアリウムショップを活用した安全に魚を託す方法が確立されてきています。
そこでここでは、里親を募集する代表的な方法を3つご紹介します。
里親募集情報サイトを活用する
里親募集情報サイトは以前からありましたが、多様化するペット事情に合わせて対象となる生き物の幅が広がっており、魚の譲り先を探すことができるサイトが増えています。
代表的なのは大手里親マッチングサイトの『ペットのおうち』。登録すれば誰でも無料で募集をかけることができます。
利用者数が多いので全国から希望者を募れるのが魅力ですが、一方相手の身元や飼育経験の有無を自分で確認し、譲渡先を吟味しなければならない点には注意しましょう。
こちらからは種類・大きさ・飼育年数・譲渡条件・注意点などを明記しておくと、相手の絞り込みがしやすくなります。
無料だから誰でもどうぞ、ではなく責任を持って飼える人に託すという姿勢が大切です。
買取ショップを利用する
アクアリウム専門店や熱帯魚ショップの中には、魚の買い取りや引き取りを行っている店舗があります。
自分で里親候補の方とやり取りをすることに不安があったり、引き取り手が見つからなかったりといったときの譲渡先として、引き取りをしているお店の目星をつけておくと良いでしょう。
ショップでの引き取りは必ずしも値段が付けてもらえるわけではなく、無償引き取りか状態次第で値が付くのが一般的です。
ただ、プロによる健康チェックや適切な管理体制が整っているため、安心して任せられるというメリットがあります。
注意点として、ホームページなどで買取対応が明記されていない店舗への依頼は控えましょう。
SNSや情報交換サイトで里親を探す
個人間のやり取りをして里親を探したいときはSNSや情報交換サイトがおすすめです。
SNSならば、#里親募集などのタグ付けをして譲渡希望の個体の情報を発信することで、魚に興味のある方から閲覧してもらいやすくなります。
生体の譲渡ができる情報交換サイトとしては、地域密着型の『ジモティー』が有名です。
こちらも譲渡予定の個体情報や写真を載せて引き取り手を探すことができます。
ただ、こうしたネットを通じた個人間のやり取りでは相手の素性を確認するのが難しいため、生き物を大切にしてくれる人なのかどうか、やり取りをして見極めることが大切です。
また、一部のSNSやフリマサイトなどでは生体の譲渡や出品が禁止されている場合があるため、掲載前にサイトの規約をよく確認しましょう。
魚を譲渡するときの注意点

魚を里親に引き渡す際に気を付けたいのが、生体のチェック不足から発生する譲渡トラブルです。
譲った生体が病気にかかっていた、実は譲渡してはいけない生き物だったなどは生き物の譲渡で多いトラブルで、こうした問題からお互いに後味が悪い結末を迎えることも少なくありません。
相手を選んで譲渡する以上、こちらもチェック体制を整えて誠意のある対応を心がけましょう。
魚の健康状態を確認する
譲渡の前に必ずやっておきたいのが健康チェックです。
病気や外傷に気づかずにそのまま譲ってしまうと、新しい環境で他の魚に病気を移してしまう危険があります。
特に感染力の高い寄生虫や白点病、尾ぐされ病などは、症状がないかしっかりと確認しましょう。可能であれば1週間程度は別の水槽で様子を見て、食欲や泳ぎ方に異常がないかをチェックするのが理想です。
元気で健康な魚を渡すことが、譲る側の最低限のマナーと言えます。
受け渡し方法を考える
受け渡し方法を考えておくことも、安全に譲渡するのに非常に重要です。
一番安心なのはやはり対面での手渡しでしょう。魚の状態を直接確認してもらえますし、飼育環境についての説明もその場で行えるので、取引がスムーズに進みます。
もし対面が難しい場合は配送を検討しますが、この場合はパッキングや保温の知識と技術が必須です。
魚にとって輸送は大きなストレスなので、可能な限り近隣で譲渡できるところを優先することをおすすめします。
外来生物に指定されていないかも確認
譲渡を検討している魚が特定外来生物や要注意外来生物に指定されていないか、必ず確認しましょう。
例えば、ブラックバスやブルーギル、カダヤシなどは法律で譲渡や飼育が制限されています。
環境省の公式サイトで最新情報を確認し、違法な譲渡にならないよう注意してください。
違反すると罰金や懲役の対象となり、相手にも迷惑をかけてしまうリスクがあります。
魚を安全に譲渡するためのポイント

魚を無事に新しい環境へ送り出すには、いくつかのステップを丁寧に行うことが大切です。
ここでは、トラブルを防ぎ安全に魚を譲渡するポイントをご紹介します。
餌や飼育環境などの情報を正確に伝える
魚に普段与えている餌の種類や頻度、水温や水質の管理方法など、飼育に必要な情報は新しい飼い主に正確に伝えましょう。
可能ならば「どのくらいの頻度で餌を与えていたか」「pHや水温はどの程度だったか」「混泳魚はいたか」などを、紙面にまとめて渡してあげると親切です。
この情報があるだけで、魚は新しい環境にスムーズに適応しやすくなります。
新しい環境でストレスや拒食を防ぐためにも、譲渡時にしっかりと引き継ぎましょう。
魚をパッキングする

輸送でも手渡しでも、魚を運ぶにはパッキングが必須。輸送は魚にとって大きなストレスになりますが、正しい方法でパッキングをしていれば負担が軽減できます。
基本は以下の手順を参考にしてください。
- 水は袋の3割程度にとどめる
- 残りの空間に酸素を充填する
- 袋の口をしっかり縛る
- 外側を新聞紙で包んで遮光&保温する
- 発泡スチロール箱に入れて固定する
光が入りすぎると魚が暴れたり、ストレスで体調を崩すことがあります。
できれば不透明のビニール袋や紙袋に入れて渡すとより安心です。特に長距離の輸送の場合は、季節に応じて保温材や保冷材を追加し、水温の変化を緩やかにする工夫をしましょう。
契約書を交わす
個人間の譲渡でも、簡単な契約書を交わしておくとトラブルの予防になります。
内容としては、最低限以下を明記しておきましょう。
- 譲渡する魚の種類・匹数
- 譲渡条件(無償/有償など)
- 受け渡し日時・場所
- 譲渡後の責任の所在(病気・死亡時など)
多くの里親サイトでは契約書のひな形が用意されています。印刷して署名するだけの簡単なものでも、契約書があれば双方が安心して取引を進めることが可能です。
譲渡におすすめな資材

魚を渡すときの梱包や受け渡しまでのストレスを減らす工夫も、譲渡を成功させる重要な秘訣です。
ここでは、譲渡のために揃えておきたいおすすめの資材を3つご紹介します。
パッキング袋
小型~中型の魚を受け渡す際の簡易的な包装には、パッキング袋が使いやすいです。
観賞魚用のパッキング袋は、Amazonなどの通販サイトやアクアリウムショップで購入できます。
数あるパッキング袋の中でも特におすすめなのが『コルドン ブリージングバッグ』です。酸素を通す特殊素材でできており、密閉しても魚が呼吸がしやすく酸欠のリスクを軽減できます。
またパッキング袋のサイズは、魚の体長や数に応じて大きさを選びましょう。
小型魚なら0.5~1L程度の袋で十分ですが、中型魚以上なら2~3Lサイズが安心です。
酸素ボンベ
魚を袋に詰めるときは、水を入れて空いたスペースに酸素を充填しておくと長時間の輸送にも耐えやすくなります。
先程もご紹介した通り、水は袋の3割程度にとどめて残りに酸素を入れると安全です。
簡易的な携帯用酸素ボンベならば、初めての方でも比較的扱いやすいでしょう。
エアーポンプ
対面で直接魚を受け渡しするときは、相手に渡す直前まで携帯用のエアーポンプでエアレーションをしておくと最良の状態で魚を引き継ぐことができます。
特に受け渡しまでに時間がかかるときや、袋に入れられないほどの大型魚を譲渡するときは、乾電池式のエアーポンプを準備しましょう。
電池式エアーポンプは1,000~2,000円程度で購入可能です。短時間の使用でも魚のストレス軽減に大きな効果があります。
里親探しの大切さ

魚の里親探しは、単なる引き渡しではありません。
今まで愛情を込めて大切に育ててきた魚を責任を持って新しい飼い主に引き継ぐ、命を託す行為です。
信頼できる相手に託すことができればその魚は新しい環境で元気に余生を過ごすことができますが、焦って安易に譲渡してしまうと、魚にとっても新しい飼い主にとっても不幸な結果を招く可能性があります。
「誰かに引き取ってもらえたらそれでいい」ではなく、「この人なら安心して託せる」と感じられる相手を見つけることが大切です。
まとめ:魚の里親を募集するには!譲渡は大丈夫?里親サイトなど安全な譲り方

魚の里親募集について解説しました。
最近はインターネットを使った里親募集が定着し、魚の里親も探しやすい環境になってきました。
しかし大切なのは、単純に引き取ってくれる人を見つけるのではなく、魚の命を安心して託せる相手に出会うことです。
そのためには、信頼できる里親サイトや買取ショップをうまく活用し、必ず健康状態を確認した上で譲渡する姿勢が欠かせません。
また、受け渡し方法を工夫して安全に魚を届けることや、法律や規制を意識して違法な譲渡を避けることも重要です。さらに、普段の餌や飼育環境といった情報を丁寧に伝えることで、魚が新しい環境に馴染みやすくなります。
こうした準備や心配りが、魚にとっての幸せな旅立ちにつながるのです。
里親探しは手放すことの寂しさと同時に、新しい出会いをつくる行為でもあります。
次の飼い主にバトンを渡すという意識を持ち責任ある譲渡を心がければ、魚も安心して新しい暮らしを始めることができるでしょう。
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