メダカの飼い方
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あなたのメダカは本当に元気ですか?メダカの健康チェックポイント5つ!

メダカは近年、品種改良により美しい種類が創出され、話題に上がる機会が増えています。
テレビで紹介されているのを観て、メダカ飼育を始めたという方も多いのではないでしょうか。

メダカは、身近で丈夫な魚という印象から飼育のハードルが低く、初心者の方でも手を出しやすい魚です。
しかし、飼育環境が整っていなかったり、ストレスが掛かったりすれば体調を崩してしまうことも。

健康的に飼育できているかは、いくつかのポイントを見ることで確認することができますので、定期的にチェックしてみましょう。

ここでは、順調に飼育できているか確認するためにメダカの健康チェックポイントを5つご紹介します。
上手くいっていない場合の対策についても解説しますので、ぜひ、ご覧ください。

※このコラムはアクアリウム情報サイト・トロピカの記事に、最新の情報を加えて再構成したものです。

プロアクアリストによるメダカの健康チェックポイントの解説


このコラムは、東京アクアガーデンに在籍するアクアリストたちの経験・意見をもとに作成しています。

メダカは種類が豊富な上、飼育や繁殖させやすいこともあって初心者の方におすすめされる機会が多い魚です。ただ、飼育が簡単とはいえ魚の健康状態の見極めは難しいため、適切に判断するには経験が必要になります。

東京アクアガーデンは15年以上アクアリウム業界に携わっておりますので、メダカの健康状態を体型や体色、行動から判断することができます。実務経験をもとにメダカの健康チェックポイントをわかりやすく解説していきますので、ご参考になさってください。

メダカの健康チェックポイントを動画で知る

この記事の内容は動画でもご覧いただけます。

メダカが弱っていないか確認できるポイントを音声付きでわかりやすく解説しています。

また、東京アクアガーデンでは人気の記事やレイアウト法などを随時まとめ、YouTubeチャンネルトロピカチャンネルでご紹介しています。

水草水槽のレイアウト方法や熱帯魚飼育の疑問まで、続々アップしていきますので、ぜひご覧ください。

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メダカの健康チェックポイント5つ


メダカの飼育が上手くいっているかどうか判断するための『メダカの健康チェックポイント』は以下の通りです。

メダカの健康チェックポイント5つ

ぷっくりとした体型

腹が痩せていないか、ヒレが欠けていないか

発色が美しい

斑点など異常はないか、鱗が荒れていないか

近づくと寄ってくる

隠れないか、元気に泳いでいるか

餌にすぐ反応する

餌を食べられているか、残していないか

底に沈んでいない

積極的に泳いでいるか、ヒレを動かせているか

5つのチェックポイントはメダカの見た目行動に分かれますので、適宜組み合わせながら総合的に確認することが大切です。チェックポイントをもとに観察して飼育が上手くいっていない場合は、後ほど解説する『メダカの元気を回復する方法』も合わせてご覧ください。

チェック1:ぷっくりとした体型

メダカはぷっくりとした体型が理想的です。

わかりやすいのは腹部で、痩せている場合は餌不足を疑いましょう。体全体ががっしりと見えるような適度な膨らみが目安です。

ただし、膨らみすぎは便秘や腹水病などの不調ですので、餌を食べられているかどうかも合わせて確認してみてください。体調が悪いと餌を食べなくなります。

また、ヒレが欠けているようであれば尾ぐされ病や他のメダカに追いかけられている場合があるため、体型だけでなくヒレの状態を確認することも重要です。

チェック2:発色が美しい

メダカに限りませんが、魚は体力が落ちると体色が薄くなる傾向にあります。

購入時にどんな発色だったか覚えておいて、色が薄くなったり、くすんだりしてきた場合は注意しましょう。購入時の状態を撮影しておくのもおすすめです。

また、体表に斑点がある、もしくは鱗が荒れている場合は体調不良の可能性が高いため改善する必要があります。

チェック3:近づくと寄ってくる

メダカは人に慣れる魚ですので、健康な状態であれば元気に泳ぎ、近寄ってくることがあります

また、手をかざしたり、急に近付いたりした際に一時的に逃げるのも正しい反応ですので心配ありません。本来の生息地である自然の水辺には、メダカを食べる魚や鳥などの外敵がいるため、急な動きに対して逃げる習性があります。物陰に隠れてしまったとしても、安全なことがわかれば、すぐに出てきて元通りに泳ぎだします

一方で体調が悪い、もしくは体力が落ちている場合は水草などの隠れ家に身を寄せて出てこないことが多いです。

チェック4:餌にすぐ反応する

健康なメダカほど餌を与えたときの反応がよく、すぐに上まで泳いできます

これは餌を捕食・消化できる体力があるといった状態です。状態が悪いと餌をやっても反応しなかったり、普段のように食べずに残したりすることも少なくありません。

メダカは餌を選り好みするような難しい魚ではないため、いつも食べている餌に興味を示さない場合は注意しましょう。

チェック5:底に沈んでいない

水槽内を泳ぎ回るメダカは体力に余裕のある、健康な状態といえるでしょう。

一方で水槽の底付近でじっと動かないときは体調不良を疑ってください。魚の病気はすべて自己治癒力にかかっています

体調の悪い魚は動かないことで体力消費を抑え、自己治癒力を高めようとします。

メダカの元気を回復するには


メダカは小さな魚ですので、体力を奪われると一気に体調を崩して命を落としていますこともあります。

それを防ぐ一番の対策は毎日よく観察して異変にいち早く気づいてあげることです。では、観察して「体調不良のメダカがいる!」となった場合、どのように対処したら良いでしょうか。

これからご紹介するメダカの元気を回復する方法3つを実践してみてください。

水流を調整する・フィルターの種類や取り扱い方を見直す

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水槽で飼育しているメダカの場合、水の汚れを防ぐためにろ過フィルターを使用していることが多いでしょう。

しかしろ過フィルターの水流が強すぎると、メダカは流されまいとして泳ぎ体力を消耗しすぎてしまう場合があります。メダカは本来、流れの緩やかな水辺に生息する魚ですので、速い水流が得意ではありません。

「なんだか必死に泳いでいるな」と感じたら、スポンジフィルターなど水流が緩やかになるものに変更してあげましょう。
スポンジフィルターは水流を抑えられるだけでなく、スポンジ部分に住みついたバクテリアが水質悪化のペースを遅らせますので一石二鳥です。

バクテリアはとても大切な存在ですので、フィルターを掃除するときは水道水を使わず飼育水で洗うようにしましょう。バクテリアが水道水の塩素で死んでしまうからです。
また、きれいに洗いすぎてもバクテリアが流れてしまため、大きなゴミを取り除く程度で優しく洗ってください。

餌を控える・見直す

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やせていると感じたら「餌を増やせばいい!」となりがちですが、体力が落ちているメダカに餌を急に増やしすぎるのも良くありません

消化不良を起こし、さらに体力が落ちてしまうことがあります。栄養をつけさせたいときは、食べ切れるだけの少量を回数を増やす形で餌を与えましょう。その方が食べ残しも少なくなります。

また、成長途中の稚魚や大きく育たなかった成魚の場合、大人のメダカ用の餌だと大きすぎて思うように食べられないこともあります。その場合は、メダカの稚魚用や小粒の餌を与えるようにしましょう。
おすすめは稚魚用の人工飼料です。

専用の餌であれば安心して与えることができますし、人工飼料は栄養バランスに優れます。また、乾燥していて保存性が高いのもメリットです。

他にもメダカの稚魚の餌として知られているものにグリーンウォーターがあります。これは文字通り緑色の水で、水に植物性プランクトンが浮遊しているものです。

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メダカはこの植物プランクトンが大好きでよく食べます。ただし、水が緑色になるため視界が遮られてメダカが良く見えなくなるというデメリットもありますので注意してください。

また、水が緑色にならない微生物のミジンコやブラインシュリンプなどを餌として与える方法もあります。

詳しくは以下の記事ををご覧ください。

塩水浴を試してみる

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メダカの体調不良を改善する方法として、塩水浴が効果的です。

塩水浴とは濃度を調節した塩水で数日間飼育する方法で、メダカの回復力を高める効果があります。「塩水で回復するのはなぜ?」と思いますが、これには浸透圧が関係しています。

飼育水よりもメダカの体の方が塩分が濃いため、なにもしなければ浸透圧によって水分が体に入ってきてしまいます。メダカは自分で浸透圧を調整することで過剰な水分の侵入を防いでいますが、実は浸透圧調整にも体力が必要です

そこで飼育水を塩水にすることによってメダカの体と水の塩分の差が少なくなり、浸透圧調整に使う体力を温存して回復にあてられるようになります。

塩水浴の手順は次のとおりです。

■塩水浴の手順

  1. 隔離容器を用意する
  2. 容器に0.5%の塩水を作る(水1Lに塩5g)
  3. メダカを移して5~7日間ほど塩水浴させる

いきなり塩水にメダカを入れてしまうと、水質が急に変わってショック症状(pHショック)を起こしてしまう可能性があります。
塩水浴を始めるときには、カルキ抜きした水を入れた隔離容器にメダカを移し、少しずつ時間をかけて塩を投入していきましょう

メダカの塩水浴については、こちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ:あなたのメダカは本当に元気ですか?メダカの健康チェックポイント5つ!


メダカの健康度を知るチェックポイント5つと元気に回復させる方法について解説しました。

メダカは健康度が低いと体表や体色などの見た目と行動に異変が表れます。毎日観察することでちょっとした変化に気付けることもありますので、メダカの状態をこまめに確認するようにしましょう。

発見が早ければ早いほど回復しやすいです。

普段と様子が違う場合は、今回ご紹介した健康チェックポイントに一つずつ当てはめてみて、それに合った対策を実践してみてください。

メダカの健康について良くある質問

健康なメダカの特徴とは?

  • 痩せておらず、ほどよいぷっくり体型
  • 餌をよく食べる
  • 人が近づいても逃げない
  • よく泳いでいる

健康なメダカはよく泳ぎ、餌への食いつきも良いです。
メダカに限らず観賞魚は、体調が悪いと隠れたりするなどの、逃げる行動をします。
人影を見ても過剰に逃げない・近寄ってくるメダカは、体調が安定していると言えるでしょう。

メダカを健康にする方法とは?

まず1番に、餌を与えすぎなことです。消化不良や肥満は、メダカの寿命縮めます。
次に、水温の急激な変化を避けるなど、安定した飼育を心掛けます。
メダカたちが問題なく飼育できている場合は、新しい要素(ろ過装置、水質調整剤など)を無理に加えないことが長期飼育に繋がります。

メダカの体調不良を直す方法とは?

メダカには塩水浴が有効です。1週間を目安に0.5%の塩水で養生させます。
塩水浴の間は餌を餌はごく少量に控え、水温も安定させながら、3日に1度ほどの頻度で新しい塩水に水換えしましょう。
消化不良や便秘の場合は水温を20度以上に加温することで治りやすくなります。

メダカの餌は、どれくらいの量が正しい?

メダカたちが1~2分程度で食べきれる量が良いです。
食べ残しは飼育水を汚す原因にもなりますし、肥満は万病のもとです。
古くなった餌も、細菌感染の原因になります。人工飼料は6ヶ月を目途に古い餌と新品の餌を交換します。
混泳生体(エビやドジョウなど)にも専用の餌を与えましょう。

 

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アクアリウム歴20年以上。飼育しているアーモンドスネークヘッドは10年来の相棒です。魚類の生息環境調査をしておりまして、仕事で魚類調査、プライべートでアクアリウム&生き物探しと生き物中心の毎日を送っています。

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