淡水水槽に入れたい、透明な熱帯魚ベスト5!飼育方法までプロが徹底解説!
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アクアショップやネットの通販サイト、YouTubeの動画などで体が透明な熱帯魚(グラスフィッシュ)を見たことがある、という人は多いのではないでしょうか。
ひと昔前は体が透明な熱帯魚は流通量が今ほど多くなかったですが、最近では一般家庭でもよく目にするようになってきました。
透明な体の熱帯魚はいくつかの種類が存在しますが、飼育難易度は初心者向けから上級者向けと幅が広いです。
水槽内のアクセントにもなる透明な熱帯魚を飼ってみたいという人に、今回は体が透明な熱帯魚を5種類ご紹介します。
目次
透明な熱帯魚を動画で解説!
この記事の内容は動画でもご覧いただけます。
淡水水槽におすすめの透明な熱帯魚たちを音声付きで解説します。
トロピカではYouTubeチャンネル『トロピカチャンネル』を公開しています。
美しい熱帯魚のご紹介からアクアリウム運用のポイントまでを動画でわかりやすく解説しています。
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透明な熱帯魚ベスト5をご紹介!
それではさっそく体が透明な熱帯魚をランキング形式で5種類ご紹介していきます。
今回紹介したもの意外にも体が透明に近い熱帯魚はいますので、ショップやネットで気に入ったものを探してみることをおすすめします。
ベスト1:トランスルーセントグラスキャット
トランスルーセントグラスキャットの「トランスルーセント」は、「半透明な」という意味があり、体の大部分が透明なので飼育が難しいと思われがちですが、比較的容易に飼育することができます。
体調は約8cm~10cmと大き目で、寿命は約3年~5年で、水槽に導入直後は臆病になることが多いことと、群れる習性があることから複数で飼育したほうがよい熱帯魚です。
トランスルーセントグラスキャットはナマズの仲間の熱帯魚で、性格は温和なため他の熱帯魚やエビ・貝類などとの混泳は可能です。しかし口に入るサイズのものは食べてしまうので、稚魚や稚エビは別水槽で飼育する必要があります。
飼育するときの適温は20度~27度、水質は弱酸性~弱アルカリ性で餌は何でもよく食べてくれるので、主食を人工餌にして、おやつ程度に冷凍アカムシを与えると、栄養バランスが偏りにくくなります。
トランスルーセントグラスキャットは浮上性の餌よりも、沈降性の餌のほうが食べやすく夜行性なので、餌は夜ライトを消してから与えるとよいでしょう。
水質の変化に敏感な熱帯魚なので、水換えで急激に水質が変化しないよう気を付けましょう。
ベスト2:グラスハチェット
グラスハチェットは体が透明というだけでなく、特徴的な体型も人目をひく熱帯魚です。ハチェットの中でも体が小さいために「ピグミー・ハチェット」と呼ばれていることもあります。
体調は約2.5cm、水温は23~25度あたりが適温とされており寿命は約3年~5年です。
一般的なハチェットと同様に飛び出し事故が多いため、水槽にフタが必須です。また水槽が揺れたり、強い水流が苦手なので落ち着いた環境でゆるやかな水流で育てる必要があります。
人工餌も食べてくれますが、水面に浮かんでいる餌のほうが食べやすいので、顆粒タイプやフレークタイプの浮上性のある餌や、乾燥アカムシ・ミジンコなどを与えましょう。
餌の食べ残しが気になるようでしたら、コリドラスやクーリーローチ、エビ類など水槽内の掃除屋的な生物との混泳をおすすめします。
グラスハチェットと同じくらいの大きさの小型でおとなしめな熱帯魚との混泳は可能です。
グラスハチェットは水槽内の環境に慣れるまでに「白点病」にかかりやすいので、新しい水槽に入れたときはしばらく水温を高めにして白点病予防を行いましょう。
比較的飼育が容易な熱帯魚なので、アクアリウム初心者でも飼育することができます。
ベスト3:ペルーグラステトラ
ペルーグラステトラも、トランスルーセントグラスキャットと同じくらいのスケスケ具合で、透明系熱帯魚の代表です。出身地は南米ペルーで、ただ透明なだけではなく、尾びれの付け根にある黒いドットがおしゃれな熱帯魚です。
この熱帯魚も繊細そうな見た目とは裏腹に、非常に丈夫な種類です。
透明な熱帯魚は、強健種が多く飼育しやすいのも魅力です。
25~27℃程度が適温で、すこし慣れさせるのに時間はかかるかもしれませんが、人工飼料もよく食べてくれます。それまでは冷凍赤虫などを与えるようにしましょう。
多くのテトラ類と同じように、横に長いひし形の体形で、水草水槽に非常によく映えます。
他種との混泳も容易です。
そしてこの熱帯魚は群泳をしてくれるので、複数匹で飼育すると良いでしょう。
ベスト4:グラスエンゼル
グラスエンゼルはインドやミャンマーなどに生息する熱帯魚で、薄い黄色みのある透明な体をしています。
体調は約5cm、中世~弱アルカリ性を好み、水温は22~26度くらいで飼育すると調子がよいようです。
水質変化には敏感なので、急激な水質悪化により体調を崩しやすい傾向にあるため、水換え時に気を付ける必要があるので、水質悪化対策で水槽内の掃除もこまめに行うことをおすすめします。
餌は冷凍アカムシやイトメなどの生餌を好んで食べ、比較的温和な性格ですが神経質な一面があるので、混泳を考えるのであれば相手もおとなしく温和な熱帯魚を選びましょう。
ベスト5:スレンダーグラスフィッシュ
グラスフィッシュの仲間のスレンダーグラスフィッシュは、細長くスマートな体型が特徴的な熱帯魚です。
体の透明度がとても高く熱帯魚コレクターの中では人気がありますが、アクアリウム初心者には飼育難易度が高い熱帯魚となります。
体長は約9cmまでとそこそこ大きく成長するため、複数飼育するのであれば、60cm水槽以上のゆとりをもったサイズの容器で飼育したいところです。
人工餌にはやや慣れにくい傾向があるので、餌は冷凍アカムシやブラインシュリンプを与えましょう。
体が透明な熱帯魚は体調の変化がわかりやすい?
体が透明な熱帯魚は、体調を崩してしまったときには体の色が白く濁ってくることが多いです。そのまま放置していると、ヒレがかけたり、白点病にかかりやすくなります。
グラスフィッシュは全体的に白点病にかかりやすい傾向があるので、水質の悪化や急変、熱帯魚へのストレスには十分に気を付けましょう。
淡水水槽に入れたい、透明な熱帯魚ベスト5!飼育方法までプロが徹底解説!まとめ
グラスフィッシュはとてもインパクトのある熱帯魚で、水槽内に入れるとアクセントになり、涼しげで爽やかな印象を与えてくれます。
群れる傾向があるものが多いので、飼育するときは大き目の水槽で複数飼育するとよいでしょう。
水質に敏感な種類が多く、体調を崩すとすぐに体が白濁りしてくるので、日頃からの水質管理はもちろん、水換えの時の水質の急変に気を付ける必要があります。
透明で体内まで透けて見えてしまう熱帯魚は独特の雰囲気があるので、人とは違う変わった熱帯魚を飼育したいという人に、体が透明なグラスフィッシュはおすすめです。
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