ハチェットフィッシュとは!特徴と種類・飼い方についてを解説します
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水面を跳ねるように泳ぎ、その美しい姿から「空飛ぶ魚」とも称されるハチェットフィッシュ。
南アメリカの熱帯雨林の水域を原産地とするこの魚は、手斧のようなユニークな形状と活発な性格から、アクアリウム愛好者から人気を博しています。
しかし、その飼育には適切な知識と環境が必要です。
このコラムでは、ハチェットフィッシュの生息地や特徴から始まり、適切な飼育環境、餌の与え方、かかりやすい病気とその予防法まで、ハチェットフィッシュについてを解説します。
目次
ハチェットフィッシュとは?
ハチェットフィッシュは、南アメリカの淡水域、特にアマゾン川やオリノコ川などに生息しているカラシンの仲間です。
体長は約3~3.5cmほどと小型ですが、小型の手斧(ハチェット)を思わせるような曲線的な背中と平たい腹部を持つ特徴的な姿は、一度見たら忘れないインパクトがあります。
その特徴的なシルエットと、発達した胸鰭を使って飛び跳ねる行動から「空飛ぶ魚」とも呼ばれる、ユニークな魅力を持つ魚です。
この体型は、水面近くから飛び跳ねて昆虫を捕食するためであり、自然界での生き残るために進化した結果と言えるでしょう。
ハチェットフィッシュの分類と種類
ハチェットフィッシュは、日本ではシンプルに「ハチェット」と呼ばれています。
それぞれに色彩や模様、大きさに違いがあります。代表的な種類にはシルバーハチェットやマーブルハチェット、グラスハチェットなどが挙げられます。
水面近くで生活し、斧型の体形から繰り出される飛び跳ねるような動きが、飼育者を楽しませてくれるでしょう。
シルバー・ハチェット
シルバー・ハチェットは、その名の通り銀色の体を持つハチェットフィッシュの一種です。
ハチェットフィッシュは、飼育下での繁殖が難しいとされていますが、適切な環境とケアを提供すれば、その美しい姿を長く楽しむことが可能です。
マーブル・ハチェット
まだら模様が可愛い種類です。
美しい体色とパターンからマーブル(大理石)の名が付けられました。
体長は約3.5cmと小型ながらも、その独特な体形と模様が人気です。
グラス・ハチェット
まるでガラスのように見える透明感ある体色は、自然界では樹木や水草に囲まれた環境で保護色として機能しますが、水槽内ではアート作品のような美しさを放ちます。
透明感溢れるハチェットフィッシュは、水槽内の緑に映える美しさで、まさにアクアリウムの宝石とも言える存在です。
マーサハチェット
独特な網目模様に黒くなる胸ビレなど、他のハチェットフィッシュよりもシックな印象の種類です。
その姿から、「ブラックウィング・ハチェット」とも呼ばれています。
ハチェットフィッシュを飼育について
ハチェットフィッシュは「空を飛ぶ」といわれるほどジャンプが得意な魚種です。
体長は最大でも4cm程度の小型魚ですが、余裕のある飼育環境を作りましょう。
ハチェットフィッシュにおすすめの水槽サイズ
ハチェットフィッシュは約5cmほどの高さにジャンプできる跳躍力と、水面付近での生活を好む性質から、余裕ある広さの水槽がおすすめです。
水槽は最低でも幅45cm以上のものを推奨します。広い水面を提供することで、ハチェットフィッシュのストレスが軽減され、自然に近い環境で生活できます。
また、ハチェットフィッシュは水面から飛び出す可能性があるため、水槽の蓋は必須です。
跳躍力を考慮して、水槽上部と水位は5~7cmほど余裕を持たせるようにしましょう。
ハチェットフィッシュの好む水質・水温
水質の維持には定期的な水換えを行い、ソイルや流木など酸性傾向に水質を維持できるアイテムをレイアウトするのが良いです。
水温維持のため、水槽用ヒーターは必ず設置しましょう。
ハチェットフィッシュの餌
ハチェットは水面付近を泳ぐため、浮上性の餌がおすすめです。
一日に1-2回、3分で食べきれる量の餌を与えましょう。
拒食になった場合は、自然界では昆虫や小さな水生生物を食べるため、飼育下でもそうした餌を与えると、餌食いを維持しやすいです。
ハチェットフィッシュの混泳について
ハチェットフィッシュは、群れで生活する小型熱帯魚です。
導入する際は5匹以上がおすすめで、同種が複数匹いることで、ストレスを感じさせずに飼育できます。
基本的に憶病な魚種なので、他種との混泳はやや注意が必要です。
混泳相手はネオンテトラやプリステラのような、穏やかな小型魚を選ぶようにしましょう。
ハチェットフィッシュがかかりやすい病気
ハチェットフィッシュは、白点病や尾ぐされ病などにかかりやすいです。
特に、カラムナリス症状に弱く、尾ぐされ症状を見つけたらすぐに治療しましょう。
具体的には、こまめな水替えで様子を見て、治らない場合はグリーンFゴールド顆粒などで薬浴を行います。
カラムナリス症状は、ストレスや不適切な水質が原因となることが多いです。
病気を見つけたら、メンテナンス頻度や方法を見直すようにしましょう。
まとめ:ハチェットフィッシュとは!特徴と種類・飼い方についてを解説します
ハチェットフィッシュは、その特徴的な姿と飛び跳ねるような行動から、アクアリウムの中で独特の魅力を放ちます。
さらに、シルバーやマーブルなど、様々な模様を持つ種類が存在している楽しい熱帯魚です。
しかし、その美しさを保つためには適切なケアが必要です。特に、水質や水温の管理、定期的な水替えは、ハチェットフィッシュの健康を維持する上で欠かせません。
- 水質はpH6.0-7.5、水温は24-28℃が理想的です。
- 一日に1-2回、食べきれる量の餌を与えることが推奨されます。
- 病気の予防には適切な水質と水温の管理、栄養バランスのとれた食事、定期的な水替えが重要です。
早期治療のために、食欲不振、活動性の低下、体表に白い点の出現などの症状を感じたら、すぐに対処しましょう。
ハチェットフィッシュの飼育は、適切なケアと注意を払うことで、その美しさと特性を最大限に引き出すことが可能です。
ハチェットフィッシュが健康で活発に泳ぎ続けるためのガイドとして、ぜひ参考にしてください。
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