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色とりどりの海の生き物を飼育できるマリンアクアリウムを楽しむには、海水を準備する必要があります。
しかし、水槽いっぱいの天然海水を汲んでくるのは大変ですし不純物の混入も気になるところ。
そんな時に便利なのが、水道水に混ぜるだけで簡単に海水を作れる人工海水の素です。
人工海水の素は各メーカーから様々な製品が販売されており、含まれている栄養素やコスパの良さなどそれぞれに違った特徴があるため、水槽の大きさや飼育している生体に合わせてお好みのものを選ぶのが良いでしょう。
今回のコラムでは、東京アクアガーデンがおすすめする人工海水の素7選をランキング形式でまとめました。
人工海水の成分や栄養素から、コストパフォーマンス、水への溶けやすさといった使い勝手の面まで様々な角度から比較していますので、ぜひご覧になってみてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとにおすすめの人工海水の素ランキングを解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
海水魚飼育に欠かせない人工海水の素は各社から様々な製品が販売されているため、どれを選んだらよいのか迷ってしまうことも少なくありません。
人工海水の素にはサンゴ向けの栄養が含まれていたり、コストパフォーマンスに優れていたりなどそれぞれに特徴がありますので、何を優先するかを考えながら選んでみると自分に合った人工海水の素を見つけやすくなります。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、おすすめの人工海水の素ランキングを解説します。
海水魚向け!おすすめの人工海水ランキング7
さっそく、おすすめの人工海水をランキング形式で7個ご紹介します。
海水は塩分以外にもミネラルやビタミンなどの生き物が生きていくのに欠かせない成分が含まれた、とても複雑な液体です。
人工海水の素は、このような自然の海水を自宅で簡単に再現できるよう開発された商品となります。
また、人工的に栄養を配合できるという強みを生かして、サンゴ育成にも対応できるカルシウムが豊富な人工海水や、カリウムやマグネシウムが含まれた海水魚を健康的に飼育できる人工海水、使い勝手の良さを追求した水に溶けやすいタイプなど、様々な特徴を持った製品が販売されていますので、それぞれの人工海水の特徴を確認しながら自分に合った人工海水の素を選んでみましょう。
1位:ナプコ インスタント オーシャン・プレミアム
サイズ | 360g/10L用、4kg/120L用、10kg/300L用、20kg/600L用 |
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コスパ | ★★★★☆(流通価格:120L用約2,310円~) |
主な栄養素 | カルシウム、マグネシウム、微量元素、各種ビタミン など |
『ナプコ インスタント オーシャン・プレミアム』は、様々な海洋生物を飼育する混泳水槽におすすめのオールラウンドタイプの人工海水です。
ナプコからは複数種類の人工海水が販売されていますが、中でもインスタント オーシャンシリーズは、カルシウムやマグネシウムといった栄養素のバランスが良く、これ一つで海水魚からサンゴまで幅広い海洋生物に対応できます。
サラサラとした粉末で水に溶けやすく、カルキ抜き成分も含まれているので水道水に溶かすだけですぐに使用できるのもポイント。
硝酸塩やリン酸塩は含まれていないので、コケが発生しにくいのも使いやすいです。
東京アクアガーデンでも使用しており、人工海水で迷ったらインスタントオーシャンをおすすめします。
2位:人工海水の素 SEA SALTのシーソル
サイズ | 1kg/30L用 |
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コスパ | ★★★★★(流通価格:30L用約510円~) |
主な栄養素 | マグネシウム、カリウム、カルシウム、微量元素 など |
初めての海水魚飼育でクセのない人工海水をお探しの方や、費用を抑えたいという方におすすめなのが『人工海水の素 SEA SALTのシーソル』です。
30L用が約400~500円ほどの抜群のコストパフォーマンスに加えて、海水魚の育成に大切なマグネシウムやカリウムといった栄養素がしっかり含まれているので、カクレクマノミなどのお馴染みの海水魚をリーズナブルに飼育できます。
また、質感はしっとりめですが24℃以上の水ならば問題なく溶けるので、初心者の方でも扱いやすいです。pHへの緩衝効果を活かすために、水に入れた後は完全に溶けるまでよくかき混ぜてエアレーションを行うようにしましょう。
小型水槽はもちろん、大型水槽で大量に人工海水が必要なときにも重宝します。
3位:テトラ マリンソルト プロ
サイズ | 10L用5袋入り、50L用、100L用、200L用、800L用 |
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コスパ | ★★★★★(流通価格:10L用5袋入り約1,055円~) |
主な栄養素 | カルシウムなどの各種ミネラル・ビタミン など |
『テトラ マリンソルト プロ』も、海水魚からサンゴなどの無脊椎動物まで様々な生き物の飼育に使用できます。
容量別の商品が展開されていますが、どれも10L分ずつの小分けパックになっているので、細かい計量が不要。特に水量の少ない小型水槽では使いやすいでしょう。
カルシウムを含む各種ミネラルが多く配合されているため、高いKHやpHを維持しやすい仕様です。
硝酸塩やリン酸塩は無添加なので、コケの発生を抑えてクリアな海水を簡単に維持できます。
カルキ抜き剤は含まれていないので、別途カルキ抜きを行ってから使用しましょう。
4位:ナプコ ネオオーシャンソルト
サイズ | 200L用、600L用 |
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コスパ | ★★★☆☆(流通価格:200L用約2,750円~) |
主な栄養素 | カルシウム、マグネシウム、微量元素、各種ビタミン など |
先程もご紹介したナプコ社が、日本用に新たに開発した人工海水の素です。
成分自体はインスタント オーシャンと似ていますが、『ナプコ ネオオーシャンソルト』の方がカルシウム成分が強化されていて、よりpHが維持しやすい配合になっています。
日本の水道水に合わせて作られているだけあって外国製のものよりも水質の調性がしやすく、特に水道水のpHが低めな地域にお住まいの方にはおすすめです。
価格は少し高めですが、pHを長期間安定させることができること、海水魚のビタミンなどの吸収を助ける微量元素が含まれていることから、飼育している生体のストレスを軽減し、健康に飼育しやすくなるというメリットがあります。
5位:GEX 人工海水シーウォーター
サイズ | 900g/25L用、3.6kg/100L用 |
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コスパ | ★★★★☆(流通価格:25L用約651円~) |
主な栄養素 | カルシウム、マグネシウム、カリウム など |
カルキの中和剤が配合されているので、水道水に入れるだけで人工海水を作ることができる手軽な商品です。
使いやすさ、コストパフォーマンス、配合成分など全項目において平均的にバランスが良く、一般的な海水魚やサンゴの飼育水槽であれば問題なく使用できます。
アクアリウム関連製品を広く手掛けるGEX社製という点も安心ポイントでしょう。
さすが日本の企業なだけあって、高純度の国産塩を使用し、日本の水道水に合わせて成分が微調整されています。水に溶けやすく使い勝手も良いです。
ただし、製品自体の価格はかなり安価ですが塩の量に対して作れる海水の量がやや少なめなので、長期間使用や大型水槽で大量に消費する場合は、ほかの製品の方がコスパが良いケースもあります。
6位:デルフィス ライブシーソルト
サイズ | 25L用、100L用、200L用、600L用 |
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コスパ | ★★☆☆☆(流通価格:25L用約1,150円~) |
主な栄養素 | カルシウム、マグネシウム、カリウム、ストロンチウム、ヨウ素 など |
『デルフィス ライブシーソルト』は、海水の透明度を上げたい方や鑑賞面を重視したい方に特におすすめの人工海水の素です。
カルシウムが多く含まれた人工海水は栄養価が高い一方で、水が濁りやすく鑑賞性が下がってしまうことがあります。
その点ライブシーソルトは、高栄養でありながら独自の配合方法で素の溶け残りや沈殿物の発生を防ぐため、クリアな海水を維持しやすいです。
カルシウム分なども含まれているので、海水魚だけでなくサンゴへの栄養供給もばっちり。塩分濃度と分量のバランスが良く、使用量の計算がしやすいので初心者の方でも使いやすいでしょう。
国内生産で純度が高く、雑菌混入などのリスクも少ないので信頼できる人工海水です。
7位:マリンテック シーライフ
サイズ | 880g/25L用、1.76kg/50L用、3.5kg/100L用、8.75kg/250L用、25kg/714L用 |
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コスパ | ★★★☆☆(流通価格:50L用約1,525円~) |
主な栄養素 | カルシウム、マグネシウム、カリウム など |
人工海水の素に含まれる栄養素は、投入の仕方によって多少ばらつきが出るため、作るたびに少しずつ栄養に偏りが出ることがあります。
通常の海水魚ならば大きな問題になることはありませんが、水質に敏感な魚や生き物だとこの微妙な誤差でも影響を受けてしまうことも。
このような繊細な生き物を飼育している水槽や、海水のクオリティにこだわりがある方には、特殊なコーティングで使用量に関わらず微量元素の量を同一にできる『マリンテック シーライフ』が使いやすいです。
作るたびに水質がブレるといったことがないので、コンディショナーなどをつかって栄養を補給している方にも最適。お好みの水質を常に再現することができます。
価格はやや高めですが、pHを高く維持できる成分が配合されているなど、生き物の健康維持を考えた工夫が随所に施されているので、生き物を第一に考えるならば使って損はないでしょう。
人工海水の選定が必要な理由
ご紹介してきた通り、各社の人工海水には成分や1L当たりの使用量、コストパフォーマンスの良さなどにそれぞれ特徴があります。
大きな違いではないように思われるかもしれませんが、この微妙な違いが後々の飼育管理に影響しますので、飼育している生き物の種類や飼育スタイル、何を重視するのかを考慮しながら、一番合っていると思われる人工海水の素を選定してみてください。
例えば、サンゴと海水魚を混泳している水槽ならばカルシウムやミネラルが豊富な人工海水が向いていますし、水質に敏感な魚の飼育にはpHが安定しやすいものを選ぶと管理がしやすくなります。
栄養成分が豊富に含まれている製品が良いのはもちろんですが、近年の値上げ傾向からコスト面も軽視することはできません。
また、初めて海水魚飼育に挑戦するという方の場合、比重の計算に苦労することが多いので、1L辺りの使用量がわかりやすいものを選ぶというのも方法です。
人工海水を活かすため機材も選定しよう
人工海水の効果を最大限引き出すためには、プロテインスキマーなどの機材の力も欠かせません。
栄養が豊富な人工海水を使用すると生体の成長が良くなり代謝が上がりますが、その反面飼育水は汚れやすくなります。このようなケースでは、泡の力で汚れを吸着するプロテインスキマーを追加することで水質を清潔に保ちやすくなるでしょう。
また、人工海水は淡水よりも溶存酸素量が少なくなるため、特に人工海水を投入した直後は酸欠気味になりやすい傾向があります。
酸素供給力が高いオーバーフロー式やプロテインスキマーを使っている水槽ならば、そこまで気にする必要はありませんが、外部式フィルターで管理している場合は、念のため水換え用の水にエアレーションをして、溶存酸素量を増やしてから水槽に入れると安心です。
まとめ:海水魚向け人工海水ランキング7!選定が必要な理由と最適な設備も紹介
海水魚飼育に欠かせない人工海水の素のおすすめ商品を7つ、ランキング形式でご紹介しました。
自然の海水に近い水質を自宅で簡単に再現できる人工海水の素は、各社から様々な製品が販売されています。
トータルバランスで考えると、初心者の方には『人工海水の素 SEA SALTのシーソル』が最もおすすめです。
幅広い生体に使用することができて、コストパフォーマンスにも優れているので、海水魚を飼育するのが初めてでも安心して使用できます。
また、日本の水道水は地域によって微妙にpHが異なりますので、一度水道水の水質をチェックしてみて、それに合わせた人工海水を選ぶのも良い方法です。
人工海水の素選びに迷ったら、ぜひ今回のコラムを選定の参考にしてみてください。
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