流木を沈めたい!浮いてしまう流木を素早く沈めて使う方法を解説します!
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流木をレイアウトしたのに、水を注いだら浮いてしまった…というのは、良くあることです。
流木はしっかりとアク抜きをしたつもりでも、内部に空気が残っている場合があり、それが原因で浮いてきてしまうことがあります。
流木が水に浮かないようにするには「石を接着する」「数日間水に浸ける」などの手段がありますが、今回はその中でも手軽で素早く沈められる方法をご紹介していきます。
流木を使ったレイアウトをしようと考えている方は、是非こちらのページをお役立てください。
目次
流木が浮いてしまう原因!
「レイアウトがバッチリ決まったと思ったら、いつの間にか流木が浮いてきてしまった」
アクアリストなら一度は経験があるかと思います。
そもそも流木が水に浮いてしまうのはなぜなのでしょうか。
まずはその原因を解説していきます。
買ってきたばかりでアク抜き処理をしていない
買ってきたばかりで特に何も処理をしていない流木は、やはり浮きやすいです。
流木は水槽に入れる前に必ずアク抜きをするものなので、まずはアク抜きをしながら水に浮いてこないかどうか様子を見ましょう。
おすすめのアク抜き方法については以下の記事で解説していますので、参考にしてみてくださいね。
乾燥している・中に空気が残っている
買ってきたばかりの流木にも言えることですが、流木が乾燥していたり内部に空気が残っていたりすると浮いてきてしまいます。
これはアク抜きを済ませた流木にも起こりうることで、密度の高い流木の中は水が浸透しづらいため、表面が十分に濡れていても内部は乾燥し空気が抜けきれてないことがあるのです。
流木を沈める方法
それでは流木を水に沈める方法ということで、
- 石を重りにする
- 枝状流木を使う
- 石・板と流木を接着する
- 煮沸する
- 水に浸ける
今回はこちらの5種類の解決策をご紹介していきます。
各方法のメリットやデメリットについても解説していきますので、よく確認しておきましょう。
石を重りにする
即効性があり手軽なのが、石を重りにする方法です。
適度なサイズ・重さの石を流木に乗せておくと、流木が浮いてくるのを防ぐことができます。
この方法は誰でも簡単にでき流木そのものを加工する必要がないのがメリット。
しかしその反面、石を乗せた状態でのレイアウトに組み直す必要があり、流木の形状によっては不安定で石を乗せることができないという点がデメリットです。
流木の内部にまで水が浸透し空気が抜けたら石を外すこともできますが、あまり複雑なレイアウトだと石を外す際に流木が動いて崩れてしまう可能性もあります。
簡単なレイアウトや、手入れのしやすい小型水槽におすすめの方法です。
枝状流木を使う
二つ目は、沈みやすい枝状流木を使うという方法です。
「枝状流木」とはその名の通り枝の部分がある種類の流木を指します。
ブランチウッド・ホーンウッド・スマトラウッドなどを代表とする枝状流木は他の流木と比べて細く、内部に空気が残りづらいという性質を持ちます。
そのため水に浮くことも少なく、始めから枝状流木を使ったレイアウトを組めば「流木が浮いてしまう」という状況に悩む必要がないということなのです。
メリットはアク抜きさえしてしまえば特に何の処置も必要なく使えるという点。
デメリットは理想のレイアウトが枝状流木では再現できない場合、別の方法を取るか新たにレアウトを考え直すかという選択肢に迫られるという点です。
流木の形状や種類についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、是非ご一読ください。
石・板と流木を接着する
三つ目にご紹介するのは、石や板を流木に接着するという方法です。
水中でも剥がれないアクアリウム用の多目的ボンドを使用して、水に浮かない石や板などを流木に貼り付けます。
ここで使用する「板」とは塩ビ板やアクリル板のこと。
多くのホームセンターで取り扱いがされているので、好みの大きさにカットして接着しましょう。
この方法のメリットは、石を乗せるよりも自然なレイアウトができるという点。
加工や配置の仕方によっては、木が真っ直ぐそびえ立っているような一風変わったレイアウトも楽しめます。
一方、デメリットとしては加工アイテムをそろえるのが手間で、場合によっては石や板を接着しやすいように流木を切る必要があるという点です。
化学物質に弱いエビなどの生体がいるときは注意しなければなりません。
煮沸する
4つ目にご紹介するのは、流木を煮沸するという方法。
煮沸することで流木内部の空気やアクを抜くことができる、根本的な解決策です。
メリットとしては流木が水に浮く対策とアク抜きと同時に行なえるため、時間の節約になるという点。
デメリットはいくつかの流木をまとめて処理する場合や大きな流木を使用する場合はそれなりの大きさの鍋を用意しなければならないという点です。1時間ほどは煮沸し続けなければならないため、光熱費もかかります。
また、流木の煮沸に使う鍋は専用で用意する必要があり、普段料理などで使っている鍋は使用できません。流木から出たアクが鍋に付着してしまうため、煮沸に使用した鍋を料理用で使うことも避けたほうが無難です。
水に浸ける
最後にご紹介するのは、流木を水に浸けるという方法。
流木がすべて入る大きさのバケツや水槽を用意し、水道水に浸けておくだけで済みます。
メリットは手軽で、買い足さなければならないアイテムがないということ。
水に浸けている間に空気が抜けるため、急いでいない方にはうってつけの方法です。
反対にデメリットとしては、かなりの時間を要するということが挙げられます。
流木は水に浸けておくだけでもアク抜きができますが、アク抜きをかねて行なう場合は数ヶ月という期間を要します。
「アク抜きは済ませているけど水に浮いてきてしまう」という場合は流木の内部にまだ空気が残っているということなので、そこからさらに2~3日は水に浸けておく必要があるのです。
まとめ:流木を沈めたい!浮いてしまう流木を素早く沈めて使う方法を解説します!
今回は流木を水に沈めるための解決策を5つご紹介してきました。
皆さんが取り入れてみたいと思える方法はありましたでしょうか?
アクアリストの悩みのひとつでもある、「流木が水に浮いてしまう」という現象。
これは、流木の内部に空気が残ってしまっていることが原因です。
もし水に浮いてしまって扱いに困っている流木がありましたら、今回ご紹介した方法を参考に、水に沈める対策をしてみてくださいね。
流木を使ったレイアウト方法や、流木を自然採取する際の注意点について解説した記事もありますので、ご覧になっていただけたら嬉しいです。
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