ゴールデンアルジーイーター

No.
42

ゴールデンアルジーイーターは名前のとおり、全身がほぼ黄色やオレンジ色に染まる熱帯魚です。

成魚になると気が荒くなるところがやや難点ですが、流木などで上手に水槽内レイアウトを行えば、ほかの魚種との混泳も十分可能です。コイ目の魚ですが、外見からはナマズなどの底生魚と勘違いされやすいという、ユニークさを持っています。

草食傾向が強い『ゴールデンアルジーイーター』の生態を、スタッフのコメントを交えつつご紹介します！

ゴールデンアルジーイーターの基本情報

水質	熱帯性淡水魚。pH5.5～7.0の、中性～弱酸性の水質を好みます。 水温は24〜27度で飼育できますが、平均水温は26・27度がベストです。
サイズ	最大で30cm近くになりますが、水槽内では成魚で約10～15cmほどで成長が止まります。 販売されている個体は、5cm前後の可愛らしい個体が多いので、成長後のサイズとのギャップに注意が必要です。
寿命	寿命は5年ほどで、飼育環境が良ければ10年生きることもあります。
餌	雑食性で水槽ゴケや人工餌にもすぐに餌づきますが、底面にいることが多いので沈下性の餌を与えます。 冷凍アカムシなどの動物性タンパク質をたまに与えると、健康的に育つでしょう。
混泳	混泳には十分な注意が必要です。幼魚のころは植物食主体で温和ですが、成長するにつれ気性が荒くなっていきます。 小型熱帯魚やエビを捕食し、同サイズの個体もかじるので混泳は慎重に行ってください。
特徴	『アルジーイーター』の改良品種であり、黄変種・突然変異を固定したのが『ゴールデンアルジーイーター』です。 体色は地味な原種と大きく異なり、腹部以外はきれいなオレンジ〜黄色に染まります。 野生個体はマレー半島北部のメコン川やチャオプラヤ川、その支流域と広範囲に生息しており、現地では頻繁に見ることができるでしょう。 コイ目ギュリノケイルス科ギュリノケイルス属に分類されますが、一目見ただけでは全くコイの仲間だとは思えません。底生魚のような見た目であり、ナマズの仲間と間違えられてしまうほどです。 野性の原種は約30cmという報告もありますが、水槽内では巨大化することはほぼありません。 熱帯魚店で販売されている幼魚サイズは温和ですが、成長とともに気が荒くなる傾向があり、同居魚を追い回すこともあります。 手に負えなくなり単独飼育にせざるを得ない個体もいるので、不名誉ですが『買ってはいけない魚』と紹介されることもあるほどです。 ただし、決して導入を避けるべき魚種ではなく、事前にゴールデンアルジーイーターの習性を調べてから、適切な環境で飼育を開始すれば、ほぼトラブルは起きません。 混泳魚が多く、攻撃対象が絞れない・水草が豊富で隠れ場所が多いといった飼育環境なら、トラブルを防ぎやすいです。 値段が安いのでついつい衝動買いしてしまうケースもありますが、性質をよく確認してから導入しましょう。

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東京アクアガーデンスタッフの一言コメント

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ゴールデンアルジーイーターについてはこちらでも詳しくご紹介しています！
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コラム

水槽のコケ掃除についての情報や熱帯魚についてを解説したコラムです。トロピカに掲載した記事をさらにパワーアップした内容になっています。

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