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【完全版】水槽を掃除してくれる生物は何がいる?エビ、貝、魚全部紹介!

生き物を飼育している水槽の中は、フンや餌の食べ残しなどによって汚れていき、コケが生えてくることがあります。
コケを防ぐには定期的な水換えや掃除が欠かせませんが、週に一度の掃除は面倒に感じることも多いのではないでしょうか。

そのようなときにおすすめなのが『お掃除生体』や『メンテナンスフィッシュ』と呼ばれる、水槽内の掃除をしてくれる生き物たちです。
お掃除生体は、水槽の中の汚れやコケを食べてくれる心強い存在で、飼育すると水槽が汚れづらくなり、掃除の回数を減らすことができます。

ここではお掃除生体について、エビ類、貝類、熱帯魚の種類ごとにご紹介していきます。ご自分の水槽に合った生体を選ぶ際にお役立てください。

※このコラムはアクアリウム情報サイト・トロピカの記事に、最新の情報を加えて再構成したものです。

プロアクアリストたちのアドバイスをもとに解説


このコラムは、東京アクアガーデンに在籍するアクアリストたちの経験・意見をもとに作成しています。

東京アクアガーデンが、15年以上の経験の中で培ってきたお掃除生体の知識をご紹介します。

水槽を掃除してくれる生き物を動画で知る!

水槽を掃除してくれる生き物『お掃除生体』については、YouTube動画でもご覧いただけます。

どんな種類の生き物が水槽をきれいにしてくれるのかを解説しています。

東京アクアガーデンでは人気の記事を随時動画にして、YouTubeチャンネルトロピカチャンネルで配信しています。

水質を安定させる方法やバクテリアについてなど、アクアリウムのヒントを動画でわかりやすく解説しています。

ぜひチャンネル登録をお願いします。

水槽内の汚れはどうしてできる?


そもそも水槽の汚れはなぜできるのでしょう。生体を入れる前の水槽を立ち上げた当初は、とてもクリアな水質で、底砂も汚れていません。

しかし生体を入れ時間が経ってくると、どうしてもフンや餌の食べ残しといったもので水中に不要な栄養分が溜まったり、アンモニアなどの有害物質が蓄積されていきます。これらが原因で水質の悪化を招いたり、コケが発生してしまうのです。

1~2週間に1度の水換えである程度防ぐことができますが、やはり底砂などの汚れもきちんと取らないと、水質悪化は早まります。

水槽内を掃除してくれる生物で掃除回数を減らそう!


こまめに水換えをすればある程度水はきれいに保てますが、毎週水槽の掃除をするのは大変です。また神経質な性格の生き物だと、頻繁に掃除することもストレスになってしまいます。

そこでおすすめなのが、水槽内を掃除してくれる生体です。生き物の習性を利用して、水槽の中を綺麗に保つお手伝いをしてもらいましょう。人の手が入る回数が減ると、飼育している生体のストレスも軽減されます。

例えば、アクアリウムショップでも下記のような組み合わせでお掃除生体を販売していることがあります。

ここでは東京アクアガーデンが長年培ってきた知識をもとに、お掃除生体を18種類ご紹介していきます。基本的に性格のおとなしいものばかりですので、ご自分の水槽やお悩みに合った生体を選んでみてください。

水槽内の掃除をしてくれる生き物については、こちらの記事もご覧になってみてください。

水槽掃除をしてくれる生き物:エビ類

性格がおとなしく他の生体の邪魔をしないエビ類は、よくコケを食べてくれる優秀なコケ取り生体です。

しかし注意をしてあげないと自分よりも小さな稚魚を食べてしまったり、逆に熱帯魚に食べられてしまうことがあります。
混泳させる際には隠れ場所を用意してあげましょう。

ここでは、以下のエビ類をご紹介していきます。

  • ヤマトヌマエビ
  • ミナミヌマエビ
  • チェリーシュリンプ

掃除をしてくれるエビ類については、こちらの記事もご覧になってみてください。

■ヤマトヌマエビ


ヤマトヌマエビは、コケを食べてくれることで有名です。中でもよく食べてくれるのが、『アオミドロ』『ひげ状藻』熱帯魚の餌の食べ残しです。

おおよその目安ですが、60cm水槽内に10匹程度入れると、目に見えてコケがなくなっていくのがわかります。

しかし食欲旺盛な分、『フンが多い』という欠点があり、あまり大量に水槽内に入れると、逆に水を汚す原因になってしまいます。たくさん入れればよいというわけではありませんので、飼育する際は水槽に対して適正な数にしましょう。

また草食性が強いため、柔らかな水草の新芽を食べてしまうことがあります。植えたばかりで底砂にきちんと根を張れていない水草を抜いてしまうこともあるので、水草を植えている方は注意してください。

■ミナミヌマエビ


ヤマトヌマエビよりも小さく、食欲も控えめです。ヤマトヌマエビにあった『水草を食べる』『水草を引き抜く』『フンが多い』といったデメリットがないエビです。

ミナミヌマエビもヤマトヌマエビと同様に、『アオミドロ』『ヒゲ状藻』といった糸状のコケや、熱帯魚の食べ残しの餌を食べてくれます。

水質によっては体調を崩しやすいですが、きちんと水合わせをすれば問題ありません。ヤマトヌマエビや熱帯魚との混泳は可能ですが、体が小さいので、大きな熱帯魚に食べられてしまう可能性があります。隠れ場所は必ず用意してあげましょう。

■チェリーシュリンプ


チェリーシュリンプは『糸状のコケ』熱帯魚などの餌の食べ残しを食べてくれます。

こちらも、熱帯魚に食べられる危険性がありますので、混泳させる際には水草などで隠れ家を作ってあげてください。

水槽掃除をしてくれる生き物:貝類

貝類は主にコケを食べてくれますが、それ以外にもタニシなどは水質改善の役割をこなしてくれることもあります。

小さなものは肉食性の強い熱帯魚(アベニー・パファーなど)に食べられてしまうことがあるので注意しましょう。

また、貝類はエビのようにコケを探すことはせず、進行方向にコケがあれば食べる程度なので、水槽内のコケがなくなるまでには少し時間がかかることが多いです。基本的に水槽の壁面や機材にくっついているので、水草に生えてしまったコケよりは、ガラス面などのコケ取りに向いています。

ここでは、以下の貝類をご紹介していきます。

  • フネアマ貝
  • 石巻貝
  • サザエ貝
  • シマカノコ貝
  • ラムズホーン
  • ヒメタニシ
  • オオタニシ
  • マシジミ

■フネアマ貝


フネアマ貝はコケを食べる貝類の中でもトップクラスの処理能力を誇ります。食べてくれるコケも『糸状藻』『茶ゴケ(珪藻)』『斑点状藻』と種類が豊富です。

アワビに似た形状で、大型の貝ですが活発に動き回ります。

ただし、水槽のガラスにへばりついていたフネアマ貝を、無理やり引きはがそうとすると弱って死んでしまうことがあるので、メンテナンスのときなどには無理にはがさないよう注意が必要です。

■石巻貝、サザエ貝、シマカノコ貝


石巻貝はアクアリストの中ではコケ取り貝の定番です。淡水での繁殖はできませんが、卵をよく産み付けます。また水槽から脱走することがあるので、飼育するならば水槽にはフタをしましょう。

サザエ貝は見た目がまるでサザエのような貝で、別名をイガカノコ貝と言います。

シマカノコ貝は貝殻の模様が縞模様という、見た目がおしゃれな貝です。

上記の貝はいずれもカノコ貝の仲間で、『糸状藻』『茶ゴケ(珪藻)』『斑点状藻』といったコケを食べてくれます。
この種類の貝は、ひっくり返ると自力で起き上がることができないので飼育する際はひっくり返っていないか、たまに確認してあげると良いでしょう。

■ラムズホーン


ラムズホーンは、『藍藻』『珪藻』『斑点状藻』を食べてくれる貝で、コケの処理能力がとても高く、動きも活発です。水草のコケも食べてくれます。

ただし、水槽のガラス面に卵を産み付けて繁殖してしまうので、増え過ぎには注意が必要です。

ラムズホーンの仲間には実にさまざまな種類がいますので、ぜひお好みの種類を見つけてみてください。

■ヒメタニシ、オオタニシ


ヒメタニシやオオタニシは日本の河川にも生息している貝類です。

『藍藻』『珪藻』『斑点状藻』といったコケのほか、付着した藻や底砂の沈殿物、水中に浮遊している物質などを食べてくれ、掃除のほか水質改善の役割を果たしてくれます。ただし増えやすい点は注意が必要です。

■マシジミ


淡水河川の砂地に生息しているシジミです。

水中の有機物を食べてくれるので、アオコの除去やグリーンウォーターの改善、藻類の発生を予防するなどの効果が見込めます。

水槽掃除をしてくれる生き物:熱帯魚・観賞魚

熱帯魚にも、底にたまった餌の食べ残しを食べてくれたり、コケを食べてくれる種類がいます。また、水面の油膜を食べてくれる熱帯魚もいるので、水槽のお悩みに合わせた生体を探してみましょう。

ここでは、以下の魚をご紹介していきます。

  • 金魚
  • ドジョウ
  • コリドラス
  • クーリーローチ
  • オトシンクルス
  • オトシンネグロ
  • サイアミーズ・フライングフォックス
  • プラティ、ブラックモーリー
  • ペンシルフィッシュ
  • アルジイーター
  • プレコ

水槽内の掃除をしてくれる熱帯魚についてはこちらの記事もご覧になってみてください。

■金魚


日本で古くから飼育されている金魚は、実はコケを食べる魚です。
自ら噛り付くのではなく、飼育者がクレーパーなどでこそぎ取ったコケをおやつ程度に好んで食べる、といったところです。
他のお掃除生体とは違い、掃除したコケを処理してくれるイメージです。

しかし、コケの植物性成分で金魚の色がきれいになるので、どんどん食べさせてあげましょう。

金魚はメインになる観賞魚なので、あまり他の生き物と一緒に飼育されている姿は見かけないですが、混泳させることも可能です。
ただし雑食性なので、金魚よりも小さい魚だと食べてしまうことがあります。他の魚と混泳する際には、相手のサイズや相性を見ながら生き物を選定しましょう。

金魚についてはこちらの記事もご覧になってみてください。

■ドジョウ


ドジョウは砂に潜り、底砂にある餌の食べ残しや、水草の腐った部分、水底にあるコケなどを食べてくれます。
ただし、フンが他の魚と比べると多いため、やや水を汚しやすい傾向にある点には注意が必要です。

ドジョウについてはこちらの記事もご覧になってみてください。

■コリドラス


コリドラスは水槽の底層を泳ぐ熱帯魚で、100種類以上もの種類がいるといわれており、上層~中層を泳ぐ熱帯魚が食べ残して底に落ちた餌を食べてくれます。

ただ、食べ残しの餌だけでは足りないので、コリドラス用に沈殿タイプの餌を用意してあげましょう。

価格も安く非常におとなしい性格で、混泳向きの熱帯魚としても知られています。

コリドラスについてはこちらの記事もご覧になってみてください。

■クーリーローチ


クーリーローチはドジョウの仲間で、砂に潜る性質があり、底にたまった食べ残しの餌や、腐った水草などを食べてくれます。

こちらも底にある食べ残しの餌だけでは足りないことがありますので、時々沈殿タイプの餌を与えてあげてください。

常に水槽の底層にいるため、上層~中層の熱帯魚との混泳が可能です。性格もおとなしいため、同じ底層のコリドラスとも相性が良い熱帯魚です。

クーリーローチについてはこちらの記事もご覧になってみてください。

■オトシンクルス、オトシンネグロ


オトシンクルスやオトシンネグロは『茶ゴケ(珪藻)』『斑点状藻』を食べてくれる熱帯魚です。吸盤状の口で水槽のガラス面や流木などにくっついてコケを食べます。

水草にくっつくこともありますが、ちゃんとコケだけをたべてくれるので、水草の食害はありません。

ただしコケ以外のものはあまり食べず、水槽内にコケがなくなってしまうと餓死してしまうことがあります。長期間飼育するつもりなら、人工飼料やゆでたホウレンソウなど、コケ以外の餌を食べるように慣れさせておくと良いでしょう。

オトシンクルスについてはこちらの記事もご覧になってみてください。

■サイアミーズ・フライングフォックス


サイアミーズ・フライングフォックスは、『茶ゴケ(珪藻)』『糸状藻』『黒ゴケ』を食べてくれます。黒ゴケを食べてくれる熱帯魚は数少ないので、貴重な存在です。

成長すると縄張り意識が強く気性が荒くなるため、混泳する際は60cm水槽に2匹以内にとどめておくと良いでしょう。

また、水槽の底層で生活するため、同じく低層を住処とするコリドラスとはあまり相性が良くありません。追いかけたり、餌を横取りしたりすることが多いので、混泳する相手には注意が必要です。
水槽からの飛び出し事故が多い熱帯魚でもあるので、水槽にフタをするなどの工夫をすると良いでしょう。

■プラティ、ブラックモーリー


プラティは『糸状藻』を比較的好んで食べてくれる熱帯魚です。

ブラックモーリーは『糸状藻』『藍藻』を食べてます。
また『油膜を食べてくれる熱帯魚』としても有名で、重宝されています。

どちらの熱帯魚も餌は何でもよく食べ、丈夫なので飼育しやすいです。ただし繁殖しやすいので、増え過ぎには注意してください。また、大食漢でフンの量も他の熱帯魚に比べると多めなので、水の汚れにも気を配る必要があります。

プラティについてはこちらの記事もご覧になってみてください。

ブラックモーリーについてはこちらの記事もご覧になってみてください。

■ペンシルフィッシュ


ペンシルフィッシュは『糸状藻』を食べてくれる熱帯魚です。ただし、とても口が細く小さいため、処理能力はあまり高くありません。
すでに生えてしまったコケを除去するというよりは、コケ予防として導入すると活躍してくれるでしょう。

口がとても小さいため、エビ類と混泳してもエビ類を食べることが無いので安心です。コケがないと痩せてしまいますので、小さな顆粒タイプの人工飼料に慣れさせておきましょう。

ペンシルフィッシュについてはこちらの記事もご覧になってみてください。

■アルジイーター


アルジイーターや品種改良種のゴールデンアルジイーターは、どちらも幼魚のころは『珪藻』『斑点状藻』を食べてくれます。しかし成長するにしたがってコケを食べなくなる傾向にありますので、長期でのコケ取り要員をお探しの場合はあまりおすすめしません。また、成長すると気性が荒くなり、最大20cmにまで成長しますので、混泳などについてもよく考えてから飼育したい熱帯魚です。

■プレコ


プレコは小型種から大型種までとても種類が豊富な熱帯魚です。口が吸盤状になっているので、流木やガラス面にくっつき『茶ゴケ(珪藻)』を食べてくれます。
大型種ならば大きな魚に食べられてしまう心配もないので、大型魚の水槽内のコケ対策に入れている人も多いです。

ただし、大きな個体は歯がとても丈夫で、アクリル水槽を傷つけたり、水草の食害、混泳している熱帯魚の体を舐めてきずつけてしまう恐れがあるので注意が必要です。

プレコについてはこちらの記事もご覧になってみてください。

まとめ:水槽を掃除してくれる生物は何がいる?

水槽を掃除してくれる生物をご紹介しました。どの生体もそれぞれに特徴があり、混泳できる相手も選ぶ必要があります。

自分の水槽で飼育している熱帯魚との相性や、生えているコケ・気になる汚れの種類にあった生物を選んでください。

しかし、水槽を掃除してくれる生物を飼育していても、水換えや水槽の掃除は必須です。

お掃除生物たちは、日々のメンテナンスをサポートしてくれる存在と考えましょう。

お掃除生体について良くあるご質問

お掃除生体はなぜ必要なのですか?

水槽には必ずコケが生えてきます。
毎日コケ掃除を行うことは魚たちのストレスにつながるため、水槽内の生き物にコケを食べてもらい自然に除去してもらう方法がおすすめです。
コケや餌の食べ残しなどを食べる性質のある生き物を『お掃除生体(メンテナンスフィッシュ)』と呼びます。

お掃除生体でおすすめの種類を教えてください

性格が大人しく、周囲の生き物とケンカをしない種類がおすすめです。

ヌマエビ系はコケ取り能力が高く、熱帯魚水槽以外にも導入できます。
飼育している生体の性質にあった種類をご選定ください。

お掃除生体を入れたら掃除はしなくても良いのですか?

お掃除生体はあくまで水槽掃除のサポートです。
頑固な汚れや底砂の汚れなどはクリーナーで清掃する必要がありますし、ろ材の洗浄も大切です。
適度な水換えによりコケを抑制できるため、定期的なメンテナンスは必ず行いましょう。

お掃除生体は繁殖できますか?

ミナミヌマエビやコリドラスなど、繁殖可能なお掃除生体もいます。
しかし、ヤマトヌマエビや石巻貝など淡水水槽では繁殖できない種類もおり、そうした場合は適宜補充する必要があります。
ラムズホーンなどの繁殖力が強い生体は、水槽のキャパシティ考えてから導入を決めましょう。

 

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