イトヒキテンジクダイは落ち着いた上品な雰囲気の海水魚です!
水槽内では上層~中層付近を泳ぎます。
しかし、デバスズメダイのように活発に泳ぐというより、群れでじっと同じ位置を漂っているといった感じで、本当に大人しい魚種と言えるでしょう。臆病なため最小数で3~5匹以上で飼育するのが定番なので、数が減ってしまったら補充してあげましょう。
他の魚種を攻撃することもなく、清涼感ある見た目から、クリアなアクアリウムを演出する際にもってこいです。
しかし、口は大きいので小型のエビなどはイトヒキテンジクダイに食べられてしまうことがあるなど、意外に大食漢です。
その分、餌付けで困ることはほとんどなく、メガバイトレッドSなどの定番の人工飼料もしっかり食べてくれます。
そして、イトヒキテンジクダイは長く飼い込むと目が青く光り、さらに鑑賞性が増します。
岩組などを工夫し、落ち着いた環境でじっくりと育てたい海水魚ですね。