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人気の海水魚ベスト31~40!美しく存在感がある海水魚の種類

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色とりどりのカラフルな品種が泳ぐ海水魚水槽は、アクアリストの憧れです。

しかし、多くの海水魚は淡水魚以上に縄張り意識が強く、水槽内のパワーバランスを保つには、それぞれの品種の性質をよく理解しておかなければなりません。

そこでここでは、人気の海水魚ベスト31~40をご紹介します。
このコラムは、「人気の飼いやすい海水魚ベスト20!」「人気の海水魚ベスト21~30!美しく混泳しやすい海水魚の種類」の続編となる記事です。

今回は、飼育にコツがいるものの、水槽の中で映える美しく存在感がある海水魚をメインに選定しましたので、それぞれの品種を飼育する際に、初心者の方が注意すべきポイントを含めて解説します。

プロアクアリストたちの意見をもとに美しく存在感がある人気の海水魚ベスト31~40を解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

海水魚は淡水魚よりも気が強く繊細な魚が多いため、飼育環境を整えるときにはその魚の性質や混泳相性を良く考慮しなければなりません。
ご自分の飼育レベルに合った海水魚を選定して、素敵なマリンアクアリウムを作りましょう。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、美しく存在感がある人気の海水魚ベスト31~40を解説します。

人気の海水魚31~40位


今回は人気の海水魚30~40位ということで、美しく水槽の中で存在感がある海水魚をご紹介します。

淡水魚に比べて飼育が難しいイメージのある海水魚ですが、飼育のコツが分かれば、初心者の方でも海水魚飼育を楽しめます。

海水魚飼育の重要なポイントの1つは、水槽内のバランスを保つことです。
広い海の中では、多種多様な海水魚が生活しており、食性・生息環境・縄張り意識なども様々です。

特に、水槽内で映える存在となる海水魚には、大きく成長する品種や他の魚との混泳が難しい品種もいます。

それぞれの飼育のポイントを理解しながら、水槽内の主役となる海水魚を探してみて下さい。

なお、このコラムは以下の記事の続編となりますので、まだの方は前作もご覧になってみてください。

31位:ミドリフグ

(熱帯魚)ミドリフグ (約2-3cm)<1匹>[生体]

サイズ 10~12cm
価格 約780円~(1匹)
飼育の難しさ ★★☆☆☆
性格の特徴 気性が荒く攻撃的だが、人には懐く
混泳(複数飼育) ×

丸みを帯びた可愛らしい見た目が人気のフグです。
野生では汽水域に生息しますが、飼育環境下では海水で飼育した方が長生きします

フグの仲間は見た目の愛らしさに反して、鋭い歯を持っており性格も荒めなので、混泳には向いていません。幼魚の間ならば混泳できることもありますが、体が大きくなってくると他の魚を追い回したり、ヒレや体表をかじってしまったりするため、成長したら単独飼育に切り替えましょう

最大体長は10cm程度ですが、ミドリフグ1匹ならば30cmクラスの小型水槽でも飼育できます。

32位:ギンガハゼ


サイズ 6~10cm
価格 約660円~(1匹)
飼育の難しさ ★★☆☆☆
性格の特徴 臆病で温和だが、同種同士だと威嚇することも
混泳(複数飼育)

テッポウエビとの共生関係を築いて生活する共生ハゼの仲間です。
共生ハゼは全体的に地味な色味の品種が多いのですが、ギンガハゼはとても目を引く黄色の体色を持つため、水槽を華やかにしてくれる海水魚として人気があります。

体長は10cm前後まで成長する中型種ですが、小型水槽から導入できます。
テッポウエビがいなくても飼育できますが、臆病になって影から出てこなくなってしまうことが多いので、一緒に入れてあげたほうが落ち着きやすいでしょう。

他の共生ハゼに比べると性格がやや荒いため、小さな魚との混泳は避けたほうが良いです。

飼育下では注意も必要ですが、テッポウエビと協働して巣穴を管理する姿はとても可愛らしいので、ぜひ水槽内のマスコット的な存在として飼育してみてください。

33位:トゲチョウチョウウオ


サイズ 20~25cm
価格 約2,940円~(1匹)
飼育の難しさ ★★★☆☆
性格の特徴 気性が荒く攻撃的
混泳(複数飼育)

トゲチョウチョウウオは最大体長20cmほどの、鮮やかな黄色と白の体色水槽内でもよく映える、美しい海水魚です。
餌付けが難しいとされるチョウチョウウオの中では、比較的に餌に慣れやすく、チョウチョウウオの入門種としてもおすすめされます。

性格は縄張り意識が強く、気性も荒めで、小さな魚や温和な海水魚、同種・近縁種とは混泳できません
特に同種同士では、どちらか一方が致命的な傷を負うまで争い合ってしまうため、よほど大きな飼育スペースを確保できる場合以外は、避けるようにしましょう。

一方で、トゲチョウチョウウオよりも身体の大きなヤッコ類やハギ類とは、混泳が成功しやすいです。

また、チョウチョウウオ類は、水温や水質の急変で体長を崩してしまうことが多いため注意が必要です。水槽導入時の水合わせを入念に時間をかけて行うことで、飼育直後のトラブルを防止することができます。

34位:ヤエヤマギンポ

【海水魚・ギンポ】 ヤエヤマギンポ ■サイズ:5cm± (1匹)

サイズ 10~12cm
価格 約4,800円~(3匹)
飼育の難しさ ★★★☆☆
性格の特徴 温和
混泳(複数飼育)

丸い大きな目とまつ毛のような突起が人気のヤエヤマギンポは、ライブロックや水槽壁面に付着した藻類を食べてくれるるメンテナンスフィッシュとして活躍します。
ただし、水槽内がいつもキレイに保たれていると、藻類を食べることができずに弱ってしまうため、様子を見ながら植物質の餌を与えるようにしましょう。

体長は約12cmほどで、基本的に大人しく、ライブロックや底面でじっとしていることが多いため、他の海水魚とも混泳しやすいです。また、人に慣れる性格で、飼育環境下では人の姿を見かけると追いかけてくるなどの愛らしい仕草を見せてくれるようにもなります。

一方で、ギンポの仲間同士では激しく縄張り争いをするため、同種・近縁種との混泳はできません


35位:ツノダシ


サイズ 20~25cm
価格 約1,980円~(1匹)
飼育の難しさ ★★★☆☆
性格の特徴 基本的には大人しい
混泳(複数飼育)

海水魚といえば本種を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ツノダシは黒・白・黄の縞模様と、角のようにひょろりと伸びた背びれが特徴的なニザダイの仲間です。

最大体長は20cmほどですが体高が合って、泳ぐスピードが速いため飼育するならば最低でも90cm、できれば120cmクラスの大型水槽を用意しましょう。

自分から他の魚に危害を加えることはありませんが、神経質で繊細な性格をしているため、混泳には注意が必要です。カエルウオや遊泳性ハゼなどの温和な魚や、同種同士ならば上手くいきやすいでしょう。大型水槽にライブロックなどで隠れ場所を作ってあげるとストレスの緩和になります。

ツノダシは雑食性ですが、自然界では藻類や付着生物などを主に食べています。
そのため、導入当初の餌付けが難しく、体調を崩してしまうことがあるので、水槽を移動した際には、餌を食べているか確認することが大切です。

36位:ニシキヤッコ


サイズ 20~25cm
価格 約7,480円~(1匹)
飼育の難しさ ★★★★☆
性格の特徴 気性はやや荒めで臆病
混泳(複数飼育)

黄色・白・青の縞模様がとても鮮やかなニシキヤッコは、体長30cmほどまで成長する大型のヤッコ類です。
人工餌に餌付けるのが難しいため、飼育が難しい海水魚として知られていますが、最近ではショップに並ぶ時点で餌付けが完了している個体が流通するようになり、以前よりも飼育のハードルは下がっているように感じます。

ただ大型種であることに変わりはありませんので、飼育するならば、ろ過能力の高いオーバーフロー式の大型水槽を用意しましょう。白点病にかかりやすい傾向にあるため、殺菌灯も設置すると長期飼育しやすくなります。

なお、ニシキヤッコは藻類やライブロックの付着物を中心に食べる雑食性で、サンゴも食べてしまうため、サンゴを飼育する水槽にはおすすめできません
他の海水魚とは、ニシキヤッコよりも小さな魚~同程度のサイズの魚ならば混泳が可能です。

37位:ブラッククラウン


サイズ 約13cm
価格 約2,160円~(1匹)
飼育の難しさ ★★☆☆☆
性格の特徴 縄張り意識が強く気性は荒め
混泳(複数飼育)

黒い体色に白いバンドが入るクマノミの仲間です。
日本でクマノミというとオレンジ色の小型種、カクレクマノミを思い浮かべる方が多いですが、実はクマノミの仲間には地域変異種が多くカラーリングが豊富で、バンド模様の入り方にもバリエーションがあります。

ブラッククラウンと呼ばれる本種は、トウアカクマノミの近縁種で体長13cm前後まで成長するやや大型の品種です。
黒いクマノミは他にブラックオセラリスがいますが、ブラックオセラリスはカクレクマノミの黒色化個体でやや小柄で、好むイソギンチャクなどに違いがあります。

ブラッククラウンの飼育方法は、トウアカクマノミと同様で問題なく、人工飼料もよく食べてくれます。
他のクマノミと同じく、強い縄張り意識がありますが、広い飼育スペースを用意できれば同種間での争いも抑えることができ、混泳も可能です。

38位:インドカエルウオ

(海水魚)インドカエルウオ ブラック(1匹) 北海道・九州航空便要保温

サイズ 8~12cm
価格 約2,250円~(1匹)
飼育の難しさ ★★☆☆☆
性格の特徴 大人しく臆病
混泳(複数飼育)

くりっとした大きな目がチャームポイントのインドカエルウオは、成長と共に体色が大きく変化する海水魚です。
幼魚のころは鮮やかな黄色い体色をしていますが、成長と共に黒い体色に変化していきます。色味はシックですが、愛嬌のある顔立ちをしているため、ポップな海水魚水槽にもおすすめです。

自然界では藻類などをメインに食べる魚で、水槽内では茶ゴケを食べてくれるメンテナンスフィッシュとしても活躍します。ただ人工飼料にもすぐに慣れて食べるようになるため、コケを食べる量には個体差が出やすいです。コケ取り役として導入する場合は、その点を頭に入れておきましょう。

最大体長は12cm程度で、基本的には大人しい魚なので他種との混泳は問題ありませんが、同種間・近縁種とは激しい縄張り争いになることがあります。
とはいえ、水質や餌の種類にもうるさくなく総合的には飼育がしやすい、マスコットフィッシュ的存在の海水魚です。

39位:マンダリンフィッシュ

【海水魚/観賞魚/ネズッポ】 マンダリン ■サイズ:4cm± (1匹)

サイズ 5~7cm
価格 約2,625円~(1匹)
飼育の難しさ ★★★★☆
性格の特徴 温和
混泳(複数飼育)

和名では”ニシキテグリ”とも呼ばれる、体長5~7.5cmほどの小型海水魚です。
オレンジ色の体色に水色のサイケデリックな模様が印象的なのに対して愛らしい顔立ちをしており、マリンアクアリウムでも高い人気を誇ります。

性格はとても温和で他の海水魚との混泳も問題ありません。ただ、マンダリンフィッシュは泳ぎがゆっくりで、餌を食べるのも遅いため、活発に泳ぐ魚との混泳には注意してください。
同種間では縄張り争いをするため、複数飼育する場合には隠れ場所を多く用意する必要があります。

そして、マンダリンフィッシュを飼育する上で最大の課題となるのが、餌の種類です。
マンダリンフィッシュは、主にプランクトンや魚の卵、エビ類などを食べるプランクトンフィーダーであり、一般的な海水魚向けの人工飼料は食べてくれません

そのため、飼育環境下では餌付けで躓いてしまうことがとても多いです。

基本的には、冷凍ブラインシュリンプ冷凍クリーンコペポーダを主食として与えることになりますが、環境が変わると冷凍餌も食べないことがあるため、焦らず少しずつ餌に慣らしていきましょう。
餌を食べるスピードが遅いので、1日に数回、目の前にスポイトなどで餌をたらしてあげて、餌を認識させるところから始めると餌を食べさせやすくなります。

40位:クイーンエンゼル


ブラジル産【クイーンエンゼル 約9.0~10.0cm】0610SQ 1匹 海水魚 ヤッコ LPS SPS サンゴ コーラル 生体 海水

サイズ 40~45cm
価格 約49,800円~(1匹)
飼育の難しさ ★★★★★
性格の特徴 縄張り意識が強く気性が荒い
混泳(複数飼育)

伸長するヒレに黄色と青のグラデーションと、気品溢れる大型ヤッコの仲間です。額部分のブルーの模様が王冠のように見えることから、名づけられました。

体長40cm程度と大きく成長する上に、他のヤッコ類と同様に気性が荒いため、飼育には120cm以上の大型水槽が必須です。また販売価格がかなり高額なため、初心者にはなかなか手を出しづらいでしょう。

しかし、飼育を初めてみると人工飼料に良く餌付きますし、大型のオーバーフロー式水槽を用意できれば比較的安定して飼育がしやすい海水魚です。

気が強い魚ですが、他種とならばレイアウトの工夫次第で混泳が成り立つ場合があります。
一方、他のヤッコ類やキンチャクダイ類とは激しく争うため、混泳はできません。
サンゴも突っついてしまうため、混泳は避けたほうが良いでしょう。

一癖ありますが、大型水槽のメインにできる存在感がありますので、クイーンエンゼルを主役に水槽を設計していくと導入しやすくなります。

まとめ:人気の海水魚ベスト31〜40!美しく存在感がある海水魚の種類


今回のコラムでは、美しく存在感がある人気の海水魚ベスト31~40をご紹介しました。

31位からということで、飼育や混泳にコツがいる品種が多いですが、どれも水槽を彩るのに最適な個性あふれる魚を厳選しました。

海水魚は縄張り意識の強い魚が多く、混泳水槽の主役を選ぶには正しい知識が必要になります。
今回のコラムでご紹介した10種の海水魚の特徴を理解して、美しい水槽内の主役選びの参考になさってください。

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このコラムへのコメントやお悩み相談に届いた質問の回答

  1. まろ より:

    オレンジフェイスバタフライの飼育についてアドバイス頂きたく、連絡致しました。
    現在、餌付け奮闘中で、キクメイシの仲間を与えています。アサリへの移行を頑張っているところです。
    このまま人工飼料まで痩せないように気をつけつつ移行しようと考えているのですが、気になる情報を見つけてしまいました。ポリプ食のチョウチョウウオは、人工餌に餌付いても次第に痩せていき、長期飼育は難しいというものです。ベテランはアサリで飼育を続けるという記事もありました。
    オレンジフェイスは比較的人工餌に慣れやすいということですが、長期飼育を目指すのであればアサリで飼育を続けるべきでしょうか?
    ご経験からアドバイス頂けますと幸いです。宜しくお願い致します。

    • アクアガーデン編集部 より:

      チョウチョウウオは長期管理が難しい魚種です。
      人工飼料でも長期飼育は難しく、アサリを食べるのであればアサリ飼育がベストと言えます。
      アサリが大変な場合は、ブラインシュリンプを食べることもあるので、そちらを与えてみるのもおすすめです。
      食性が難しい魚種の場合は、食べる餌の選択肢を増やしておくのも良いことです。

      こちらのコラムもご参照ください。

      チョウチョウウオの飼育方法!おすすめの種類や価格、混泳、餌について
      https://t-aquagarden.com/column/butterflyfish_breeding

      よろしくお願いいたします。

執筆者 Hara.kazu

子どもの頃から魚や昆虫を飼育し、アクアリウム歴は約30年になります。
グッピーやプラティ、ネオンテトラなどの入門魚飼育から始まり、シクリッドのブリーディングなどを経て、最近ではアクアテラリウムのレイアウトを楽しんでいます。

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