アクアリウムとは?アクアリウムの種類や魅力など多様性を解説!
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自然の中の水景をそのまますくい取ったような、癒やしの空間。
アクアリウムはそんな言葉がぴったりの、美しく魅力的な趣味・インテリアのひとつです。
「家で過ごす時間が増えたから、何か室内でできる趣味を始めてみたい」
「自分のお店や会社に、誰もが癒やされるようなインテリアを置きたい」
こういった需要から、アクアリウムを始める人たちは年々増えてきています。
心を落ち着かせる水の音、優雅で繊細な魚たちの動き。
みなさんもこの機会に、アクアリウムを始めてみてはいかがでしょうか。
今回はアクアリウムの種類や魅力について、実例を交えてご紹介していきます。
目次
プロのアクアリストが、アクアリウムの種類や魅力を徹底解説
このコラムは、東京アクアガーデンに在籍するプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
東京アクアガーデンは5000件を超す水槽設置の経験を通し、アクアリウムの魅力を日々追求してきました。
極論を言うと、アクアリウムは自由です。
しかし、自由であるがゆえにイメージが付きづらく、アクアリウムの楽しみ方がわからないというお客様の声を多く聞いてきました。
このコラムでは、そういった「アクアリウムに興味はあるけど、なにをすれば良いのかわからない」というお悩みを抱える方々のために、アクアリウムの種類やイメージ、魅力について解説していきます。
みなさんがアクアリウムに興味を持ち、挑戦してみるきっかけとなれば幸いです。
アクアリウムとは? アクアリウムの意味ってなに?
アクアリウムは随分と昔から、世界中の人々に親しまれてきた趣味のひとつです。
日本にアクアリウムが広まったのは、はるか昔の江戸時代。
その頃はもちろん「アクアリウム」という言葉は日本にはありませんでしたが、お隣の中国からやってきた金魚に魅了された者たちがこぞって飼育を始め、江戸の大名から庶民に至るまで多くの人々の間でブームになったと言われています。
ところで、アクアリウムという言葉の意味を辞書で引くと、『水生生物の飼育設備』と記載されていました。
このように書かれているとやや堅苦しいイメージがしますが、つまりは『水の中で生きる生物(魚類やエビ、水草など)と、それらを飼育する設備(水槽や水)』さえあれば、それはもう立派なアクアリウムだということです。
- 小さなガラス瓶に水を注いで、メダカを飼育。
- 水族館顔負けの大きな水槽で、南国の海のカラフルな魚を飼育。
- アマゾン川の一角をイメージした自然味あふれるレイアウトで、淡水魚を飼育。
どれもみな、アクアリウムの一種です。見栄えを良くしたり管理を楽にするコツはありますが、「こうしなければならない」という決まりや定義はありません。
難しく捉える必要はないのです。大切なのは、ご自身がどのような水景に心を動かされ、癒やしを得られるかということ。
水景をイメージし、生き物を選び、実際に飼育をして、癒やされる。
その体験すべてが、アクアリウムの醍醐味です。
一般的なアクアリウムのサイズ
それでは、まずは一般的なアクアリウムのサイズについて見ていきましょう。
趣味やインテリアとして楽しめるアクアリウムは、大まかに4つの大きさに分類できます。
- 超小型アクアリウム(30cm水槽以下)
- 小型アクアリウム(30~60cm水槽)
- 中型アクアリウム(60~90cm水槽)
- 大型アクアリウム(120cm水槽以上)
以下からはそれぞれの特徴について解説していきます。
超小型アクアリウム(ボトル水槽)
30cm以下の水槽やガラス瓶、金魚鉢を使用したアクアリウムを、超小型アクアリウムやボトル水槽、ボトルアクアリウムと呼びます。
超小型アクアリウムの魅力は、何と言ってもその『手軽さ』。
小さいのでご自宅や会社のデスクに置いても邪魔になりませんし、管理といえば2~3日に1度くらいのペースでフンを取り除いたり足し水をするくらいなので、手間も掛かりません。
ボトル水槽はアクアリウムの入り口的な存在と言えます。
小型アクアリウム(30~60cm水槽)
30~60cm水槽を使用したアクアリウムを、小型アクアリウムと呼びます。
ちなみに水槽のサイズ表記(30cmや60cmなど)は、横幅で決まります。
30cm水槽とは横幅が30cmの水槽ということなので、覚えておきましょう。
小型アクアリウムくらいの大きさであればリビングやワンルームタイプの部屋などでも場所を気にせずに置けるので、日本でもっとも出回っているサイズでもあります。
「ボトル水槽ほど小さくなくても良いけど、あまり大きな水槽は敷居が高い」
と考えている方は、小型アクアリウムから初めてみるのがおすすめです。
中型アクアリウム(60~90cm水槽)
60~90cm水槽を使用したアクアリウムを、中型アクアリウムと呼びます。
このくらいのサイズの水槽であれば飼育できる生き物の大きさや数、種類の幅がかなり広がってくるので、「しっかり趣味としてアクアリウムを楽しみたい」と考えている人は中型アクアリウムを始めることが多いです。
また、水槽が大きいということは中に入れる水の量も多い、つまり水が汚れにくく飼育環境が安定しやすいということなので、アクアリウム初心者にもおすすめです。
日本の住宅事情においても、それほど置き場所に苦労することは無いサイズだと言えるでしょう。
幼稚園や保育園、ホテルのフロントなどに設置されることも多いです。
大型アクアリウム(120cm水槽以上)
120cm以上の水槽を使用したアクアリウムを、大型アクアリウムと呼びます。
このくらいのサイズの水槽ともなると満水時の重量は数百~数トンにもなるので、設置する床面の補強が必要となる場合があります。
水槽本体や水槽台は、一応は市販されているものの、オーダーメイドで作成される方が多いようです。
アクアリウムの種類
続いてはアクアリウムの種類(水槽の中身)についてお話していきます。
アクアリウムとひとことで言っても様々なレイアウトや表現方法がありますが、大まかに分類すると以下の4種類に分けられます。
- 川をモチーフにしたアクアリウム
- 海をモチーフにしたアクアリウム
- 金魚アクアリウム
- アクアテラリウム
ご自身がどの種類のアクアリウムを始めるかによって必要機材などが変わってきますので、イメージを膨らませながら読み進めてみてください。
川をモチーフにしたアクアリウム
日本でもっとも多いのが、川をモチーフにしたアクアリウムです。
ここから更に細かく分類すると、
- 淡水魚水槽
- 水草水槽
- 汽水魚水槽
といった具合に分けることができます。
淡水魚水槽とは日本や海外の淡水域に生息する生き物の飼育をメインとしたアクアリウムのことで、飼育する生き物としてはグッピーやネオンテトラなどの熱帯魚、メダカなども人気です。
次に水草水槽とは魚類などの生き物よりも水草の育成をメインとしたアクアリウムのことで、まるで自然の一部を切り取ったような雰囲気を味わえることから、ネイチャーアクアリウムと呼ばれることもあります。
そして汽水魚水槽は、ミドリフグを代表とした汽水域(川と海の合流地)に生息する生き物の飼育をメインとするアクアリウムのことを指します。
海をモチーフにしたアクアリウム
海外では人気が高く、近年では日本でも需要が高まりつつあるのが、海をモチーフにしたアクアリウムです。
更に細かく分類すると、
- 海水魚水槽
- サンゴ水槽
といった具合に分けることができます。
海水魚水槽とは熱帯の海に生息する魚の飼育をメインとしたアクアリウムのことを指します。
飼育する生き物としてはやはり、ディズニー映画で一躍有名になったニモとドリー(カクレクマノミとナンヨウハギ)などが人気です。
そしてじわじわと人気を博しているのがサンゴ水槽。
こちらは海水魚よりもイソギンチャクやサンゴの育成をメインとしたアクアリウムのことで、最近では水槽機材やサンゴの育成に役立つ栄養剤などの進歩から、一般家庭でもサンゴ水槽を楽しめるようになりました。
金魚アクアリウム
続いてご紹介するのは、日本で根強い人気を誇る金魚アクアリウム。
文字通り金魚の飼育をメインとしたアクアリウムのことを指します。
お祭りの金魚すくいの影響で「金魚は安く購入できるけど短命」とイメージしている方が多いと思いますが、中には10万~100万といった値段が付けられる高級金魚も存在しますし、金魚すくいの金魚も飼育環境が整っていれば10年以上長生きすることも少なくありません。
川や海など自然界に生息する魚とはまた異なった、愛嬌のある泳ぎ姿。
人に懐き餌をねだる可愛らしい仕草。
金魚は古来より、私たちの心を魅了し続けています。
アクアテラリウム
最後にご紹介するのは、優れた癒やし効果から近年注目されつつあるアクアテラリウム。
こちらは『アクアリウム(=水中の動植物)』と『テラリウム(=陸上の植物)』を同じ水槽の中に混在させた飼育形式のことを指します。
多いのは流木や岩、淡水熱帯魚、水草、熱帯植物などを組み合わせた淡水のアクアテラリウムですが、海水水槽仕様のマリンアクアテラリウムも、イベントなどで展示される機会が増えてきました。
アクアテラリウムでは陸地部分の手入れがしやすいように、通常の水槽とは異なった特殊な形状の水槽を使用することが多いです。
「水の生き物や水草が好き。でも陸地の植物も育ててみたい」
と考えている方は、アクアテラリウムに挑戦してみるのはいかがでしょうか。
アクアリウムの魅力
さかのぼれば江戸時代の頃から人々に愛されてきたアクアリウム。
なぜアクアリウムはこんなにも人気で、わたしたちの心を掴んで離さないのでしょうか。
その答えは、
- 幻想的な癒やしをもたらしてくれる
- 飼育生体に多様性がある
- インテリアとしても楽しめる
この3つに尽きるのではと、私は考えます。
幻想的な癒やしをもたらしてくれる
『アクアセラピー』という言葉があるように、水の音や動き、魚が自由気ままに泳ぐ様子は、私たちに癒やしを与えてくれます。
この癒やし効果を目的として、待合室に水槽を設置するクリニックが増えてきているのをご存知でしょうか。
愛嬌のある魚たちや水の流れに揺らめく水草、色とりどりのサンゴを眺めていると、それだけでリラックスできますし、心の安らぎを得ることができます。
飼育生体に多様性がある
アクアリウムで飼育することのできる生体は種類が豊富ですし、ひとつの水槽の中で様々な品種の生き物を飼うことも可能です。
一方、ペットとしてメジャーな犬や猫の場合は、一度に何十匹も飼うことはやや難しい印象です。
生き物が好きで色々な種類を飼育してみたいという方は、アクアリウムならば「多くの魚を飼ってみたい」という欲求を満たすことができます。
飼育する生体の選択肢や一度に飼育できる種類が多いというのは、アクアリウムならではの魅力と言えるのではないでしょうか。
インテリアとしても楽しめる
水槽の中で魚は動き回っていますが、水槽は動きません。
つまりこだわった配置をすれば生きたインテリアになるので、アクアリウムそのものを芸術的に楽しむことができるのです。
趣味で始めたアクアリウムが、そのまま部屋の雰囲気を彩るインテリアに。
とても素敵な魅力だと私は思います。
まとめ:アクアリウムとは?アクアリウムの種類や魅力など多様性を解説!
今回はアクアリウムの種類や魅力についてご紹介してきましたが、実はまだまだ書き足りません。
なぜならそれほど、アクアリウムは多様性があるからです。
アクアリウムは、その多様性のどこにたどり着いても、まばゆい魅力に溢れています。
私たち東京アクアガーデンは、アクアリウムの多様性や魅力を分かりやすく皆様にお伝えして、共感することが使命であると考えています。
今後もアクアリウムの魅力や、特に初心者の方が感じやすい疑問点など、あらゆる情報をこのコラムで発信していきます。
これからもどうぞ、お楽しみください。
アクアリウムについて良くあるご質問
アクアリウムとは水槽のことですか?
アクアリウムの魅力とはどんなことですか?
- 魚などの水辺の生き物を飼育できる
- 癒しの水景を観賞できる
- 非日常的な世界を楽しめる
- おしゃれなインテリアになる
- 決められたスペースで楽しめる など
水の世界を身近に感じることができるのが最大の魅力です。
アクアリウムの種類にはどんなものがありますか?
アクアリウムはレンタルできますか?
アクアリウムの維持には、水換え・掃除・機材の準備など手間がかるため、難しいと感じる場合もあります。
設置から管理まで一貫してお任せできるため、管理の時間が取れない場合でも本格的なアクアリウムを楽しめます。
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