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「アクアリウムを始めたいけれど、スペースの都合で小型水槽しか置けない」
「魚の飼育が初めてで自信がないから、まずは小型水槽で試してみたい」
こういった事情によりアクアリウムを小型水槽で楽しむ方が増えています。
小型水槽で飼えるのは小さな熱帯魚やメダカぐらい、海水魚の飼育なんて夢のまた夢…とイメージする方もいますが、実は小型水槽では淡水魚やエビの飼育が楽しめるのはもちろん、機材を揃えれば海水魚やサンゴの飼育も可能です。
小型水槽で楽しめるアクアリウムの種類や、飼育のポイントなどについてご紹介をしていきます。
目次
小型水槽で楽しめるレイアウト
小型水槽で楽しめるレイアウトということで、以下の7つの事例についてご紹介をしていきます。
- 淡水魚水槽
- 水草水槽・ネイチャーアクアリウム
- エビ水槽
- 海水魚水槽
- サンゴ水槽
- パルダリウム
- アクアテラリウム
小型水槽で飼う場合のおすすめの生体や飼育のポイントなども交えて解説しますので、ご参照ください。
淡水魚水槽
淡水魚はもともと小型水槽で飼えるイメージが強いと思います。
飼える種類も結構多くて、最大10cm以下の温厚な性格の魚であれば小型水槽で飼育が可能です。
おすすめなのは、
- ネオンテトラなどのカラシン類
- ベタ
- コリドラス
- ドワーフグラミー
- オトシンクルス
などなど。
ベタのオスは縄張り意識が強いので単独飼育がおすすめですが、それ以外のお魚であれば水量1Lにつき1匹の割合で飼育ができます。
ただし魚の数が多ければ多いほど水が汚れやすく管理が大変になってしまいますので、初めて飼育する場合は数を少なめにしておきましょう。
水草水槽・ネイチャーアクアリウム
水草水槽などのネイチャーアクアリウムも、小型水槽で楽しむことができます。
成長が早く大型の水草はすぐに水槽を圧迫してしまいますので、水草を選ぶ際は成長が遅く、小型のものを使用しましょう。
おすすめは
- アヌビアス・ナナ
- クリプトコリネ・パルバ
- キューバパールグラス
など。
あまりにも頻繁に大量の水換えをすると水草に負担をかけてしまいますので、1~2週間に一度を目安にしておきましょう。
底床にソイルを使用している場合は、もう少し間隔があいても問題ありません。
エビ水槽
シュリンプや水草を飼育するエビ水槽であれば、小型水槽で飼育から繁殖、ブリーディングまで楽しめます。
繁殖を目指す場合は水温を一定に保つ必要があるので、必要に応じて水槽用ヒーターやクーラーを設置しましょう。
底床には吸着系ソイルを使用すると水質を保ちやすく、エビの栄養にもなるのでおすすめです。
ソイルは半年から1年に一度交換が必要なのですが、小型水槽であればソイルの入れ替えも楽にできます。
海水魚水槽
海水魚を飼育するには大きな水槽や設備が必要なイメージが強いと思いますが、実は小型水槽でも海水魚の飼育を楽しむことができます。
おすすめの海水魚は、
- カクレクマノミ
- タツノオトシゴ
- ハゼ系
などです。
小型水槽では生体とイソギンチャクを一緒に飼うのは難しいのですが、人工サンゴをレイアウトすればかなり見栄え良く仕上がります。
飼育する生体の数を制限すれば、ろ過は外部式フィルターでも十分です。
サンゴ水槽
横幅30cm以上の水槽であれば、サンゴの飼育も可能です。
おすすめのサンゴは
- スターポリプ
- ディスクコーラル
- マメスナギンチャク
など。
長期的に育てるために強めの照明と水槽用クーラー、硝酸塩対策のプロテインスキマーも設置しましょう。
小型水槽でサンゴやイソギンチャクを飼育する場合、魚の数は抑えめにした方がうまくいきます。
パルダリウム
近年話題のパルダリウムも、小型水槽で楽しむことができます。
そもそもパルダリウム用として販売されている水槽は幅20~40cmと小型のものが多く、「生きたインテリア」としてご自宅に取り入れる方が増えてきているんです。
パルダリウムはこれまでご紹介したアクアリウム水槽と異なり、
- 熱帯植物(シダ植物など)
- 苔類
- 熱帯雨林に生息する両生類・爬虫類
というような、熱帯の陸地に生息する動植物を取り入れます。
詳しくは以下の記事で解説していますので、ご覧になってみてください。
アクアテラリウム
最後にご紹介するのは、水場と陸地の様子を一度に再現するアクアテラリウム。
こちらももちろん、小型水槽で楽しむことが可能です。
普通の小型水槽や大きめの瓶でも良いのですが、本格的にアクアテラリウムを楽しみたい方は特殊な形状をした専用の水槽を用意しましょう。
小さな水槽でアクアテラリウムを楽しむ場合は水量が少なめになりますので、水場に入れる熱帯魚は
- メダカ
- アカヒレ
- チェリーバルブ
など、温厚な性格で丈夫な小型魚がおすすめです。
小型水槽は稚魚育成にも最適!
小型水槽が余っていて用途に困っているようなときは、稚魚育成用水槽としてひとつあると便利です。
メイン水槽で産まれた卵は成魚に食べられてしまうことが多いため、繁殖を希望する場合は卵だけをすくい取って、小型水槽に隔離して育てましょう。
病気のお魚を隔離治療するときなどにも小型水槽が使えるので、保管場所に余裕があれば取って置くことをおすすめします。
大型観賞魚は飼育できない!
ここまで小型水槽の活用方法や可能なレイアウトについてご紹介してきましたが、逆に小型水槽で飼育が難しい生き物は何だと思いますか。
当然ですが、錦鯉やアロワナ、プレコなどの大型観賞魚は飼育できません。
意外に思うかもしれませんが、金魚を小型水槽で飼育する場合にも注意が必要です。
金魚鉢など小さな水槽で飼育されているイメージの強い金魚ですが、実は金魚の中にはかなり大型に成長する品種が存在します。
例を挙げるなら
- 和金
- 琉金
- オランダ獅子頭
などです。
金魚は餌をたくさん食べてたくさんフンを出す生き物なので、あまりにも小さい水槽で飼うと水換えやメンテナンスの頻度を増やさなければならず、管理がかなり大変になってしまいます。
金魚がまだ小さいうちは小型水槽でも飼育できますが、大きくなってきたり長期的な飼育を楽しみたい場合は広めの水槽を用意してやりましょう。
目安として、45cm水槽であれば5~10cm程度の金魚を3匹まで飼育できます。
まとめ:小型水槽でどこまでできる?小型水槽で楽しめるアクアリウムの種類をご紹介
今回は小型水槽で楽しめるアクアリウムの種類とレイアウト・飼育のポイントなどについて解説をしてきました。
生体の大きさや魚同士の相性、水質を維持するためのメンテナンス頻度を調節すれば、小型水槽でもさまざまな飼育スタイルを楽しむことができます。
事情により小型水槽でしかアクアリウムを楽しめないような場合は、ご紹介してきた方法を参考に素敵な水槽へとアレンジしてみてください。
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