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初めて熱帯魚を飼育してみたいと考えたとき、大きな水槽は置くスペースが必要だし手入れが大変そうだと感じてしまい、小型の水槽を選ぶ方は多いです。
しかし、水槽のサイズが小さければ小さいほど水があっという間に汚れてしまうため、実は小型水槽の方が管理が難しいということをご存知でしょうか。
熱帯魚飼育や水草の育成で一番大切なのは水質の管理です。生き物が住みやすい、きれいな水を維持できれば初めてでも失敗しづらくなります。
そこで、アクアリウム初心者の方におすすめなのが60cm水槽です。60cm水槽は確かに大きくて掃除が面倒そうだし、気軽に購入できる大きさではないかもしれません。しかし、水質が安定しやすく、また小型水槽よりも飼育できる生き物やレイアウトの幅が広がるため、初心者でもアクアリウムを楽しむことができるちょうどよいサイズといえます。
今回は60cm水槽で飼える魚や育成しやすい水草、おすすめのレイアウトなどについてご紹介していきます。
目次
プロアクアリストたちのアドバイスをもとに解説
このコラムは、東京アクアガーデンに在籍するプロのアクアリストたちの意見や経験をもとに作成しています。
東京アクアガーデンには数多くの水槽を設置し管理を行ってきた実績と、ノウハウがあります。
このコラムではプロのアクアリストの視点から、60cm水槽が初心者におすすめな理由や飼育・育成がしやすい生き物についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
60cm水槽とは
一般的には60cm水槽とは、横幅が60cmの水槽のことを指します。
アクアリウムショップや通販で良く目にする60cm水槽は、幅60×奥行き30×高さ36cmのもので、このサイズで作られた水槽を『60cm規格水槽』と呼びます。
素材はアクリルとガラスが主流です。
それぞれの素材には特徴がありますが、アクアリウム初心者には、傷が付きにくく透明度の高いガラス製の水槽がおすすめです。
水槽の選び方や、アクリル水槽とガラス水槽の違いなどについては下記の記事で詳しく解説していますので、ご覧になってみてください。
60cm水槽が活用できること
小型水槽でも淡水魚や海水魚の飼育、水草の育成などアクアリウムを楽しむことができますが、60cm水槽であれば飼育できる数や種類の幅が増えてきます。
ここからは以下の7つの事例をもとに、60cm水槽でできるアクアリウムの楽しみ方や、レイアウトの種類についてご紹介していきます。
■60cm水槽でできる!7つの楽しみ方
- 小型淡水魚の群泳
- 大型になる金魚の飼育
- 海水魚とサンゴの混泳
- 迫力のある水草水槽
- アクアテラリウム
- パルダリウム
- 肉食魚の飼育
■1:小型淡水魚の群泳
60cm水槽であれば、ネオンテトラなどの小型淡水魚を30匹以上群泳させることが可能です。
単独飼育だけでなく群泳も楽しめるという点が、小型水槽では味わえない、60cm水槽ならではの魅力といえます。
色とりどりの魚たちが群れを成して遊泳している姿は、まさに壮観の一言です。
■2:大型になる金魚の飼育
小型水槽でも金魚を飼うことはできますが、60cm水槽であれば大きく成長する和金や琉金を複数飼育することができます。
大型になる金魚の種類や魅力については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
■3:海水魚とサンゴの混泳
60cm水槽であれば海水魚とサンゴやイソギンチャクを同じ水槽で飼育することも可能です。
魚とサンゴの混泳自体は小型水槽でもできないことはありませんが、種類や数がかなり限られてしまいます。
「複数の魚を混泳させたい」
「イソギンチャクとたわむれるクマノミの姿を見たい」
こうした複数の生き物を混泳させたい場合は、60cm以上のサイズの水槽を用意しましょう。
■4:迫力のある水草水槽
水草が豊富なアマゾン川さながらの自然味あふれる水景も、60cm水槽で再現することが可能です。
もちろん小型水槽でも水草の育成を楽しむことはできますが、成長の早い水草だとすぐに水槽内を圧迫してしまうため、こまめにトリミングする必要が出てきます。
岩組や流木も取り入れた迫力のある水草水槽を再現するなら、やはり60cm水槽がおすすめです。
■5:アクアテラリウム
水中生物と陸上植物を同時に楽しめるアクアテラリウム。
水草水槽とはまた違った自然の雰囲気を味わえるということで注目を集めていますが、60cm水槽であれば小さながらも本格的なアクアテラリウムを作ることができます。
岩肌を水が流れていくような滝のあるレイアウトも作れますし、ある程度の水量を確保することができるため、ベタやドワーフグラミーなど単体でも存在感のある魚を飼うことも可能です。
■6:パルダリウム
熱帯雨林をコンパクトに再現したパルダリウムも、60cm水槽であれば本格的に楽しむことができます。
パルダリウムの定義としては必ずしも水場が必要というわけではありませんが、60cm水槽ほどの広さがあれば小型の両生類や爬虫類が水浴びできる程度の水量を確保することができますし、うまくいけば生き物を繁殖させることも可能です。
■7:肉食魚の飼育
野性味あふれる肉食魚も、60cm水槽で飼育が可能です。
さすがにアロワナなどの大型種の飼育は難しいですが、ドワーフスネークヘッドなど最大20~30cmまでの肉食魚であれば飼育することができます。
以下の記事では60cm水槽で飼育ができる肉食魚を8種類ご紹介していますので、ご覧になってみてください。
60cm水槽のメリット・デメリットとは?
60cm水槽は水質が安定しやすく、購入しやすいことから初心者におすすめの水槽です。
それ以外にも60cm水槽を選ぶメリットはいくつかありますが、もちろんデメリットも存在します。
ここからは60cm水槽を購入するメリットとデメリット、水槽の値段についてご紹介していきます。
■60cm水槽のメリット
60cm水槽のメリットとして挙げられるのは、
- 水質が安定しやすい
- レイアウトの幅が広い
- 対応している機材が豊富
という点です。
水槽は大きければ大きいほど水の容量が増えます。
60cm水槽は小型水槽よりもたくさんの水量が確保できるため、飼育する生体の数に注意すれば、急激に水が汚れてしまうようなことがなく、水質が安定しやすいのです。
反対に容量が小さい30cm水槽などでは、飼育する生体の数を控えめにしたとしても、割とすぐに水質が悪化してしまいます。
また、60cm水槽であればレイアウトの工夫次第で遠近感を出したり、大きな岩や流木、水草を入れることで迫力のある水景を演出することも可能です。
レイアウトの幅が広く、理想の景観を再現しやすいという点も、60cm水槽のメリットといえます。
また、最近はコンパクトな小型水槽に人気が集まっていますが、それでもなお、もっとも多く流通しているのは60cm水槽です。
外部フィルターや照明、水槽用ヒーターやクーラーといった周辺機器も60cm水槽に対応したものが多いですし、水槽自体が購入しやすいというのも大きなメリットです。
■60cm水槽のデメリット
一方、60cm水槽を扱う上でのデメリットとして挙げられるのは、
- メンテナンスに慣れるまでが大変
- 小型水槽よりも価格が高め
- ある程度の設置スペースが必要
という点です。
小型水槽と比較すると60cm水槽は倍以上に大きいので、水換えや掃除がやや大変になります。
ただしこれはメンテナンス作業に慣れるまでの間の話なので、水換えや掃除の要領が掴めさえすれば、手間としては小型水槽の場合と大差ありません。
そもそも60cm水槽は小型水槽と比較すると水が汚れにくいので、水換えや掃除の頻度は小型水槽よりも少なくて済む場合が多いです。
次に価格面のデメリットですが、やはり小型水槽と比べると60cm水槽の方がサイズが大きくなるため、水槽本体や周辺機器の値段は高めになる傾向にあります。
また、60cm水槽となると満水時の重量は100kg近くになることもあり、重さに耐えられる専用の水槽台が必要となるため、水槽台を置くスペースを用意しなければなりません。
60cm規格水槽を置ける標準的な水槽台を設置するのに必要なスペースは、横幅65×奥行き35×高さ120cm程度です。
デスクや玄関の靴箱などに気軽に置けるようなサイズではないため、設置する場所が限られてくるというデメリットがあります。
■60cm水槽の価格
60cm水槽の値段ですが、メーカーやデザインなどによって価格の幅があります。
安いものだと水槽本体を2,000円程度で購入できますが、透明度が高いガラスなどを採用した高級モデルだと20万円以上することも。
もしアクアリウム初心者で、周辺機器もそろっていないようなら、水槽本体と周辺機器がセットになったものを購入するのがおすすめです。
たとえば寿工芸 プログレ600 8点 LEDセットであれば、60cm規格水槽・LEDライト・上部フィルター・ガラス蓋・水温計・カルキ抜き剤・水槽用ヒーターなどがセットになって販売されています。
60cm水槽でアクアリウム初心者が飼育しやすい生き物:7選
初めて熱帯魚を飼育するときは、水槽よりも飼育する生き物選びに悩む人が多いのではないでしょうか。
アクアリウム初心者の場合、まずは丈夫な熱帯魚を選んでおくと、長期的な飼育がしやすくなります。
水質の悪化や水温の変化に強い生き物かを確認しながら選んでみるとよいでしょう。
また複数の種類を混泳させたいのなら、熱帯魚同士の相性も考慮する必要があります。
臆病な性格の熱帯魚を気の強い魚と混泳させてしまうと、追いかけ回されて疲弊してしまうことがあるので注意してください。
ここからは60cm水槽で飼育できる初心者向きの熱帯魚・生き物の、
- アカヒレ
- ネオンテトラ
- プラティ
- コリドラス
- クーリーローチ
- エビ類
- 貝類
こちらの7種類の生き物をご紹介していきます。
ぜひ熱帯魚選びの参考にしてください。
■60cm水槽向き・初心者向きの生き物1:アカヒレ
アカヒレはホームセンターなどでも販売されている熱帯魚で、『コッピー』という名で売られていることもあります。
水質や水温の変化、酸欠にも強いことから、水槽立ち上げ時のパイロットフィッシュとしても利用されることの多い、とても丈夫な魚です。
一般的なアカヒレのほか、体が黄色がかったゴールデンアカヒレや、ヒレが長くなるように改良されたロングフィンアカヒレなどの種類があります。
どれも温和な性格で、他の魚とも問題なく混泳できる熱帯魚です。
水温10~27℃、水質は弱酸性から弱アルカリ性の範囲内で飼育をしましょう。
■60cm水槽向き・初心者向きの生き物2:ネオンテトラ
熱帯魚の定番とも言えるネオンテトラも、アクアリウム初心者向けの熱帯魚です。
体色がとても美しく、群れになって泳ぐととても見応えがあるので、60cm水槽で飼育するなら群泳させて楽しみたい熱帯魚の一種です。
性格が温和なので、同じくらいのサイズの魚とであれば容易に混泳できます。
水温22~28℃、水質は弱酸性~中性の範囲内で飼育をしましょう。
■60cm水槽向き・初心者向きの生き物3:プラティ
カラーバリエーションの豊富なプラティは病気や水質悪化に強く、餌もよく食べる飼育しやすいお魚です。
ただし繁殖力が強いので、知らずしらずのうちに50匹、100匹と増えていってしまいます。
あまりにも生体数が増えすぎると水質悪化につながってしまうので、過密飼育になる前にプラティを引き取ってもらえるショップを探しましょう。
プラティは尾ヒレの付け根に黒い模様が入るのですが、この模様がディズニーキャラクターのミッキーに見えるものを『ミッキーマウスプラティ』と呼んだりします。
性格は温和で混泳向きです。
水温20~28℃、水質は中性~弱アルカリ性の範囲内で飼育をしましょう。
■60cm水槽向き・初心者向きの生き物4:コリドラス
コリドラスは水槽の底の方を生活圏としている熱帯魚です。
他の魚が食べ残し水槽の底にたまってしまった餌を食べてくれるため、水槽の掃除屋としても人気があります。
種類が豊富で、愛嬌のある顔をしていることから、コリドラスだけの水槽を作っている人もいます。
他の魚と混泳させる場合は、コリドラスと生活圏がかぶらないアカヒレやネオンテトラなど、中~上層を泳ぐ熱帯魚と一緒に飼育しましょう。
水温20~28℃、水質は弱酸性から中性の範囲内での飼育がおすすめです。
■60cm水槽向き・初心者向きの生き物5:クーリーローチ
クーリーローチはドジョウの仲間で、先程解説したコリドラスのように水槽の底にたまった餌や、水草の痛んだ部分などを食べてくれます。
砂にもぐる性質があるので、あまり泳いでいる姿を見ることはないかもしれませんが、ドジョウのように短い髭にくりくりとした目が可愛らしく、人気の高い熱帯魚です。
性格も大人しいので、他の熱帯魚との混泳に向いています。
水温20~28℃、水質は弱酸性から中性の範囲内で飼育をしましょう。
その他、飼育しやすい熱帯魚はこちらのコラムでご紹介しています。
■60cm水槽向き・初心者向きの生き物6:エビ類
エビ類は魚と比べると一見地味ですが、熱帯魚の食べ残しやコケを器用にハサミでつまんで食べる愛らしい仕草が人気です。
熱帯魚と同じ水槽で飼育する場合には、一緒に飼育する熱帯魚の食性や性格などがエビ類と相性が良いかを事前に調べておきましょう。
サイズがやや大きめで肉食傾向の強い魚(ベタやエンゼルフィッシュ)は、小型のエビを食べてしまう場合があるので注意が必要です。
水温20~28℃、水質は中性から弱酸性の範囲内で飼育をしましょう。
水質にやや敏感な面があるので、アクアリウムを数ヶ月続けて慣れてきてからの導入がおすすめです。
■60cm水槽向き・初心者向きの生き物7:貝類
貝類も水槽内のコケを食べてくれるので、水槽のお掃除屋さんとして飼育することの多い生き物です。
特に初心者に人気なのは、石巻貝やタニシなど。
ただし貝類は餌となるコケが不足すると餓死してしまうことがあるため、60cm水槽で飼育するのであれば、多くても10匹程度に留めておくのが無難です。
水温17~28℃、中性に近い水質で飼育をしましょう。
60cm水槽でアクアリウム初心者が育成しやすい水草:4選
熱帯魚を飼育するならばセットで水草も植えたいという方は多いと思いますが、水草も種類によって育てる環境が変わります。
初心者ならCO2(二酸化炭素)の添加や強い光を必要としない水草から始めた方が、失敗が少ないです。
ここからはアクアリウム初心者が60cm水槽で育てやすい水草としておすすめな、
- ウィローモス
- エキノドルス・テネルス
- アマゾンチドメグサ
- ハイグロフィラ・ポリスペルマ
こちらの4種類の水草をご紹介していきます。
■60cm水槽向き・初心者におすすめの水草1:ウィローモス
ウィローモスはアクアリウムショップでは必ず販売されている定番の水草です。
地面に植えるというよりは、石や流木に巻き付けて活着させた状態でレイアウトに使用します。
日陰でも育つ植物なので水草用のライトが無くても育ちますし、CO2の添加も必要ありません。
水温18~30℃、水質は弱酸性~中性の範囲内で飼育をしましょう。
■60cm水槽向き・初心者におすすめの水草2:エキノドルス・テネルス
水草は高低差を意識して植えると、水景に奥行きができて見栄えが良くなります。
背の低い水草は水槽の手前に、背の高い水草は奥の方に植えるのが基本です。
エキノドルス・テネルスは手前に植えるのに向いた水草、つまり『前景草』の一種。
ピンクやグリーンなど育成環境によって様々な色彩を見せるのが特徴の水草です。
前景草に選ばれるような背の低い水草は育成が難しいことが多いのですが、エキノドルス・テネルスは比較的育てやすく、水槽内にある程度の数の生き物がいればCO2の添加がなくても育ちます。
ただしCO2を添加しない場合は肥料が必要になるので、トロフィカル Baseなどの固形肥料を底床に敷きましょう。
■60cm水槽向き・初心者におすすめの水草3:アマゾンチドメグサ
アマゾンドメチグサは3~4cmほどの丸い形状の葉が可愛らしい水草で、水槽の中腹部分、つまり『中景草』として使用されることが多い植物です。
成長が早いのでトリミングはマメに行う必要がありますが、カットしたものを別の場所に植えておくと簡単に増やすことができます。
CO2の添加がなくても育てることができ、強い光も必要としません。
水温20~30℃、水質は弱酸性~弱アルカリ性の範囲内で飼育をしましょう。
■60cm水槽向き・初心者におすすめの水草4:ハイグロフィラ・ポリスペルマ
ハイグロフィラ・ポリスペルマはライトグリーンの葉色が美しい水草で、成長が早く葉が大振りなことから『後景草』として定番です。
こちらもCO2や強い光を必要としません。
ただしCO2を添加すると大きく鮮やかに成長し、強い光を浴びると葉が赤みを帯びてくるため、また違った雰囲気を味わうことができます。
水温20~30℃、水質は弱酸性~弱アルカリ性の範囲内で飼育をしましょう。
その他、育てやすい水草はこちらのコラムでご紹介しています。
21位~30位はこちら。
初心者にオススメの水槽レイアウト
アクアリウム初心者が水槽のレイアウトを考えるときには、手入れのしやすさを優先的に考慮するのがおすすめです。
最初から緻密なレイアウトを施してしまうと、きちんと手入れをすることができずに失敗してしまうことがあります。
飼育する熱帯魚や育てる水草の組み合わせを考えることも大切ですが、まずは手入れがしやすいレイアウトを心がけましょう。
また、水槽のレイアウトには『美しく見える構図』というものが存在します。
大まかに言うと
- 三角構図
- 凸型構図
- 凹型構図
と呼ばれるもので、基本的にはこの3構図のうちのどれかを採用しながらレイアウトを組み立てていくことになります。
初心者が挑戦しやすいのは『三角構図』で、簡単な割に水草や流木などの迫力を活かしやすく見栄えが良いため、プロのアクアリストも採用することの多い構図です。
三角構図の60cm水槽レイアウト例
三角構図を使った基本的なレイアウト水槽です。
流木の形状を活かして、なだらかに角度を作っています。
凹型構図の60cm水槽レイアウト例
三角構図と同じ素材を使った凹型構図です。
凹型構図は、レイアウトのポイントを2点に分けて作ります。左右のボリュームを少し変えると、バランスをとりやすいです。
凸型構図の60cm水槽レイアウト例
こちらは海水60cm水槽の凸型構図レイアウトです。
ライブロックでアーチを作りなあら盛り上げることで、見所と魚や水流の通り道になる機能性が両立しています。
水槽のレイアウトテクニックについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考になさってください。
60cm水槽を置く場所に決まりはある?
水槽を置く場所について、まずは観賞しやすいところに置くのが第一です。
次に、水槽は手入れをしたり熱帯魚の体調管理をする必要がありますので、メンテナンス作業のしやすい場所に設置すると良いでしょう。
水換えのことを考えると台所やお風呂場など、水場や水道が近い場所を選ぶのがおすすめです。
ろ過装置やヒーターなどの周辺機材には電気を使うため、コンセントが近くにあると更に管理がしやすくなります。
次に問題になるのが水槽の重さです。
60cm水槽は水や砂利などを入れると100kg近い重量になるため、水槽の重さに耐えることのできる場所に設置する必要があります。
メタルラックなどの家具では長期間水槽を置いておくと歪んでくることがあるので、できれば水槽専用に作られた水槽台を購入しましょう。
水槽の置き場所や水槽台についてはこちらの記事で解説していますので、ご覧になってみてください。
60cm水槽を使用するときの注意点
60cm水槽を使用する際の注意点ですが、先述したように満水時の水槽は100kg近い重さになるため、一度設置すると簡単には場所を変えることができません。
- 水換えやメンテナンス作業がしやすい場所か
- 家事動線をさまたげない場所に設置されているか
この辺りをよく見極め、水槽の設置場所選びに失敗しないよう注意しましょう。
また、60cm水槽に限った話ではありませんが、水槽は光が当たりすぎるとコケが発生し、せっかくの景観が損なわれてしまいます。直射日光は水槽自体を劣化させてしまう事もあるため、日光が長時間当たるような場所へは水槽を置かないようにしましょう。
まとめ:60cm水槽とは!飼える魚・水草・レイアウト!おすすめサイズの理由
今回は60cm水槽で飼える生き物やレイアウトのコツ、水槽を設置する際の注意点などについてご紹介してきました。
60cm水槽は初期費用がかかりますが、長期間使用することや水質を維持することを考えると初心者におすすめなサイズです。
小型水槽と比べると設置場所に制限はありますが、水質管理がしやすいですし、アクアリウムの幅も広がりますので、置き場所が確保できるならば60cm水槽でアクアリウムを始めることをおすすめします。
また水槽や水槽台は東京アクアガーデンのようにオーダーメイドで作ってくれる業者があります。
オリジナル性の高い水槽や水槽台が欲しい場合は、見積や相談は無料で行っている所が多いので、一度相談してみてはいかがでしょうか。
東京アクアガーデンオンラインショップでは水槽や水槽台のオーダーメイドを承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
60cm水槽について良くあるご質問
60cm水槽とはどんな水槽ですか?
奥行30×高さ36cmが一般的な規格水槽として流通しているサイズですが、奥行45×高さ45cmなどの容量が多いサイズもあります。
アクアリウムでは標準的なサイズとされており、価格が安く、機材を揃えやすい初心者向けの水槽です。
60cm水槽のメリットとは?
60cm水槽で飼育できる生き物は?
- 淡水熱帯魚(小型~中型魚)
- 海水魚(小型~中型魚)
- 金魚
- メダカ
- その他、水生生物(カニ、イモリなど)
熱帯魚から水辺の生き物まで、さまざまな生き物が飼育できます。カメは大きくなる種類多いため、60cmでは狭くなってしまうことがあります。
60cm水槽には、専用の水槽台が必要ですか?
底砂などを含めると100kg近い重さになるので、通常の家具やキャビネットでは支えられないことがほとんどです。
耐荷重が十分にある水槽台の使用をおすすめします。
お問い合わせ
水槽や機材、熱帯魚のレンタル・設置・メンテナンスがセットになった水槽レンタル・リースサービス、
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