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ボトルアクアリウムは、100均でも道具をそろえることができるため、お手軽な小型アクアリウムとして、人気を集めています。
ボトルアクアリウムを始めてみたいけれど、どんな生き物を入れていいのかわからない、熱帯魚の他にもボトルアクアリムで飼育しやすい生き物はいるのか?という疑問にお答えします。
ボトルアクアリウムにおすすめな生き物には共通の特徴があります。水を汚しにくく、水質の変化に強い種類の魚、エビや貝などがボトルアクアリウムに向いています。
今回は、ボトルアクアリウム向きな熱帯魚やエビ、貝のベスト10をご紹介させていただきます。
目次
ボトルアクアリウムに入れるおすすめな熱帯魚やエビ、貝の特徴3つ
特徴1:幅広い水質に適応できる
ボトルアクアリウムに適した熱帯魚やエビ、貝は、飼育しやすく水質の変化に強い種類が好ましいです。これは、ボトルアクアリウムの容器のサイズが小さいため、水温の変化や水質の悪化が起こりやすいことが理由にあげられます。
特徴2:小型種である
ボトル飼育では、当然ながら大きく成長する生き物は飼育できません。
そのため、小型の熱帯魚やエビなどが候補になります。
そして、重要なのが「酸欠に強いか」という点です。
ボトルアクアリウムは水量が少ないため、水中の溶存酸素もその分少ないですし、エアレーションを設置することもできません。
ろ過フィルターなどが無くても支障のない魚種・生き物を選びましょう。
特徴3:コケを食べてくれる
ボトルアクアリウムでもコケは生えてきます。
水量が少ないため水質の変化がおきやすく、コケなどが発生すると、飼育している熱帯魚やエビが酸欠や病気になりやすいです。
大きめのボトルであれば、コケを食べてくれる貝やエビなどとの混泳がおすすめです。
ボトルアクアリウムに入れるおすすめな熱帯魚やエビ、貝ベスト10
1位:アカヒレ
アカヒレは水質の変化や低酸素状態に強い熱帯魚で、水槽用ヒーターの加温なしでも飼育が可能です。
ある程度の高水温でも飼育できるため、夏場にも強い点が魅力です。
アカヒレはボトルアクアリウムで飼育できる魚の中でも、一番飼育しやすい魚です。
2位:メダカ
ビオトープでも定番種であるメダカは、エアレーションや水槽用ヒーターが無くても飼育できるため、ボトルアクアリウムにぴったりの生体です。
ボトルアクアリウムに入れるマツモなどの水草とも相性が良いため、水換えに気を配れば終生飼育も可能です。
メダカの種類についてはこちらのコラムもご覧ください。
3位:ネオンテトラ
ネオンテトラは初心者向けの熱帯魚で、水槽用ヒーターは必要ですが、ボトルアクアリウムでもかんたんに飼育できます。
ヒーターは水量に合わせて、小型のオートヒーターで問題ありません。
また、ベタ用のスポンジフィルターを設置することで、3匹以上のネオンテトラの飼育が可能になります。
水槽用ヒーターを付ける場合は、四角い形状のボトルを使用する必要がある点には注意です。
丸いボトルではボトル用のパネルヒーターを使用しましょう。
4位:ベタ
ベタは低酸素に強く、1匹での飼育が推奨されるため、ボトルアクアリウムにおすすめな熱帯魚です。
本来は10L以上の水槽での飼育が望ましいため、ボトル飼育する場合も7L以上の大型ボトルを使用しましょう。
低水温には弱いため、ベタ用のミニヒーターとスポンジフィルターを使用することで、長期的な飼育が可能です。
5位:石巻貝
石巻貝は、ボトルアクアリウムのコケ取りに適した貝です。ビオトープでも飼育できるため、水槽用ヒーターはなくても問題ありません。
ボトルアクアリウムのような、小型の魚との混泳は、石巻貝が魚につつかれてひっくり返るようなことも少ないので、石巻貝自体の生存率もあがります。
注意点としては、ガラスに卵を産み付けることがあるのと、食べるコケがなくなると餓死することがあります。
6位:チェリーシュリンプ
小型エビのなかでも、赤い体が可愛らしい種類です。
水質悪化や水温変化にも比較的強く、ボトルアクアリウムに向いています。
15度程度の水温でも耐えるなど、エアコンのついている室内ならば水槽用ヒーターを使わなくても問題なく飼育できます。
他のエビ類も同様ですが、水草は必ず入れてあげましょう。
7位:ミナミヌマエビ
ミナミヌマエビは、小型のエビで、水槽内のコケを食べてくれるため、ボトルを美しく維持することができます。
ビオトープでも飼育できるため、無加温でも平気ですし、非常に小型のため過密飼育になりにくいです。
ただし、繁殖しやすいため、気が付いたら稚エビが殖えていた…ということもありますので、観察は常にしましょう。
水草で隠れ場所を作ると落ち着いて飼育できます。
8位:ゴールデンハニードワーフグラミー
グラミーのなかでも特に小型で最大4cm程度の品種です。
イエローの体色はボトルアクアリウムのなかでも映えるかわいらしさです。
ベタと同じように低酸素な水に強いため、ボトルでも飼育可能です。
ただし、熱帯魚のため22度以下の低水温には弱いです。かならず水槽用ミニヒーターやパネルヒーターで保温しましょう。
9位:フネアマ貝
フネアマ貝は、コケ取り生体としてボトルアクアリウムにおすすめの貝です。
淡水では繁殖しないため、扱いやすい貝ですが、イシマキガイ同様に脱走することがあります。
10位:ヤマトヌマエビ
ヤマトヌマエビは、体長が他のエビより大きく、コケ取り能力に優れています。
体が大きいため、小型の熱帯魚に補食されにくく、水槽内のコケをよく食べてくれますが、最大で5cmほどにまで成長することがあるので入れすぎに注意です。
注意点としては、ボトルアクアリウム水槽のような小さな容器では、水量が多いと脱走しやすいところです。
ボトルアクアリウムの小さな容器でヤマトヌマエビを飼育する場合は、飼育数を少なめにし水草で隠れ場所を作りましょう。
ボトルアクアリウムで熱帯魚を飼育する際の注意点
ボトルにも熱帯魚用品を設置しよう
ボトルアクアリウムで無加温の淡水魚を飼う場合は必要ないのですが、ネオンテトラやベタのような熱帯魚を飼育する場合は、ボトルアクアリウム内の水温を一定に保つために、水槽用ヒーターの使用を推奨します。
ベタ用のヒーターであれば、サイズが小さいので様々な容器に設置できます。
ただし、丸いボトルにはキスゴムがつかないため、安定した使用はできません。
丸いボトルの場合は、パネルヒーターがおすすめです。
小型スポンジフィルターもおすすめ
ボトルアクアリウム内で飼育している熱帯魚を長生きさせる場合は、小型のスポンジフィルターの設置をおすすめします。
水槽用ヒーターを使用すると水温が上がるため、どうしても水質が悪化しやすくなる傾向になります。
ベタ用のスポンジフィルターなどのごく小型のろ過器を設置することで水槽内の水質を一定に保ちやすくすることができます。
5L以下の容器への設置はおすすめできませんので、こまめに水換えを行い、水質を維持するようにします。
まとめ:ボトルアクアリウムに入れるおすすめな熱帯魚やエビ、貝ベスト10をご紹介します!
ボトルアクアリムの歴史はまだそれほど長くなく、ブームに火が付いたのは近年のことです。そのため、専用の機材や道具がまだ少ないといわれています。
しかし、その状況がかえって形式にとらわれずに、熱帯魚や魚、エビや貝といった生き物を飼育することができます。
今回は、小さな容器でも育てられる、熱帯魚やエビ、貝のベスト10をご紹介させていただきました。
場所を取らずに始められるボトルアクアリムにぴったりな生き物で、小さな水槽生活を楽しんでみましょう。
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このコラムへのコメントやお悩み相談に届いた質問の回答
ボトルアクアリウムのレイアウトを変更しようと思い、悩んでることがあるのでお問い合わせしました。
部屋の雰囲気から、底砂を白っぽいものにしたいと考えています。
また、水草とヒメタニシ、レッドチェリーシュリンプも飼育しようと考えています。
水草は初心者向けという点からアナカリスにしようかと考えています。
しかし、白い砂を調べていると、どれも水草には不向きなような気がします。
そこで、上の飼育条件におすすめの白い砂を教えていただきたいです。
アナカリスでしたら底床から養分を吸収するタイプの水草ではないので、どんな底砂でも育ちます。
アクアリウム用の白い砂なら何でも使用できますが、水質に影響がないGEXのアクアサンドなどがおすすめです。
ヒメタニシはボトルアクアリウムでは飼育が難しいため、コケ取り目的の場合はラムズホーンやイシマキ貝、サザエ石巻貝が向いています。
ただ、どの種類も脱走にはご注意ください。
こちらのコラムもご参照ください。
・化粧砂を使って水槽を明るくしよう!化粧砂の種類と使い方を解説します
https://t-aquagarden.com/column/decorative_sand
よろしくお願いします。