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水温は26℃が最適と思っていませんか?実は生体や状態によって違います!

熱帯魚水槽の適温は、26℃ほどの水温と言われることが多いです。
水温を保つために使用する水槽用ヒーターのなかでオートタイプ(自動保温設定タイプ)も、26℃に設定に固定になっているものが多いです。

しかし、大型熱帯魚では28~30℃、メダカは27℃ですし、金魚の場合は25℃が適温です。
このように、全ての魚の適温が26℃というわけではないので、温度調節タイプの水槽用ヒーターやサーモスタットが販売されています。

アクアリウムで飼育する生き物のなかで26度が適温ではない魚種と、水槽用オートヒーターの設定などについてご紹介していきます。

熱帯魚の適温は26度に限らない?

アクアリウム初心者が熱帯魚の飼育書や、アクアショップなどの飼育関係のブログで飼育に適した水温を調べてみると、初心者向けの熱帯魚は26℃に設定しておくと良い、と言われていることが多いです。

そのため熱帯魚全てが26℃が適温と思われてしまいがちですが、実際は原産国の気候や生息している場所などによって最適な水温は微妙に異なります。

水槽用オートヒーターの設定温度はやや低め?

オートヒーターは一定の水温に自動で調整してくれる「保温器具」です。保温器具のため水温を下げることはできませんが、水温が低くなったときは、設定された温度まで水温を上げてくれます。

熱帯魚向け、メダカ向け、金魚向けなど何種類かあり、定められた温度もそれぞれ違います。熱帯魚向けを例にあげると、26度に固定されています。しかし、実はもう少し高めの温度で最も活発になる魚種もいます。

ではなぜ26度なのでしょうか。
これには以下のような理由があります。

  • 幅広い魚種に対応させるために、一般的な平均水温に設定している
  • 水温が上がり過ぎて起こってしまう事故やトラブルを防ぐ(生き物の体調不良や水草が枯れるなど)ため

オートヒーターは水温を使用者が変更することができず、固定設定なので、多少適温が上下する生き物でも飼育できるように実際は低め(平均値)に設定しています。

26度以外が最適な魚たちの例

今回お話している「最適な水温」は、「一番活発に泳いで、生き物が餌を食べたときの消化によい影響を与える水温」のことです。

多くの熱帯魚は26℃といわれていますが、大型の熱帯魚やメダカ、金魚の場合は適温が異なります。

28~30℃:大型熱帯魚

大型の熱帯魚は南米やアマゾン川またオーストラリアや東南アジア・インドネシアなど幅広い地域に生息しています。

最近は養殖ものが出回ることも多いですが、アロワナの場合は30℃、レッドテールキャットは28℃前後など、少し高めの水温で最も活発に動きやすくなります。

27度:メダカ

メダカは、水温が低くなると冬眠してしまうという特徴があります。

近年は愛好家の手によってさまざまな品種が生み出され、養殖されているものも多く、野生種よりも少し高めの水温を好むことがあります。
27℃前後が最も活発に動き餌の食いつきもよくなります。冬でも23~27℃を維持できていれば、季節問わず繁殖しやすくなります。

25℃:金魚

金魚はフナを改良したもので、意外に思う人が多いかもしれませんが、最適な水温は25℃なんですよ。もしも飼育している金魚が消化不良を起こしやすい場合は、水温をチェックしてみましょう。

水温が25℃よりも高い、逆に低い場合は水温を25℃で維持することで、消化不良を防ぎやすくなり体調を整えやすくなります。

オートヒーターを採用しなくて良い場合とは

一定の水温を保つために使用するオートヒーターは設定のわずらわしさがなく、コンセントひとつ繋げば、中にあるセンサーで、水温を感知して自動で水温を保ってくれます。
しかしオートヒーターは手軽に使えるコンパクトな商品が多いため、基本的には60cm以上の水槽に対応していないです。60cm以上の大型水槽の場合、はオートヒーターよりも強力なサーモ式の水槽用ヒーターを使用しましょう。

水槽用ヒーターはメーカーにより、1~2年で交換が推奨されている消耗品です。

基本的にオートヒーターよりもサーモスタットとヒーターが別のタイプのものの方が壊れにくく、また故障してもヒーター本体だけ交換できる、という特徴があります。

そのため水温の維持が重要になってくる水草やサンゴ水槽の場合は、オートヒーターよりもサーモスタットとヒーターが別になっているものがおすすめです。

オートヒーターとサーモスタット付きヒーターの違いについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

水温を平均より上げるデメリット

水槽内の水温を飼育に最適な平均よりも、上げたほうがよいと思っている人もいるかと思いますが、実は平均水温より上げることで次のようなデメリットが発生してしまいます。

  • 生物ろ過に必要なバクテリアの活性が落ちてしまう
  • 溶存酸素の低下
  • 水草が枯れる

30℃近くになってくると、生物ろ過に必要なバクテリアの繁殖頻度が落ち、活動全体が鈍ってしまうため処理能力も落ちてしまいがち。

そして水温が高くなるにつれ、水の中に溶け込むことのできる酸素量が減ってしまうため、熱帯魚や金魚たちが酸素不足に陥ってしまうこともあるんです。

水温を上げすぎると(27度以上で)水草やサンゴなどは枯れてしまうので、飼育する生き物や育てているサンゴ・水草など生態などの水槽の内容、飼育環境に合わせて水温を設定してあげることが理想的といえるでしょう。

しかし複数の種類を混泳させる場合は、どれか1種類に合わせるのではなく、平均的な水温に維持する方が体調不良などが起こりにくいです。

そうなると、26度設定が一般的、という理由がわかります。

まとめ:水温は26℃が最適と思っていませんか?実は生体や状態によって違います!

市販されているオートヒーターは水温が26℃固定になっていますが、実際には幅広い種類に対応でき、事故やトラブルを防ぐために少し低く設定されています。

多くの熱帯魚では26℃が適温といわれていますが、大型熱帯魚や金魚、メダカなど種類によって最も活発に動き回る水温は異なります。

適温で飼育することで生き物や水草・サンゴなどは健康な状態を維持しやすくなります。しっかりと自分が育てている生き物や水草・サンゴの適温を把握しておきましょう。

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