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ベタの癒しとは!美しさ・可愛さを持つベタの個性と飼育ポイントを解説

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ベタは鑑賞性と人懐っこさを兼ね備えたかわいい熱帯魚です。
純粋な観賞魚としてだけでなく、独特の個性からペットフィッシュとしても楽しむことができるでしょう。

そんなベタを飼育することで得られる『癒し』をご紹介します。
カラフルで艶やかな姿と、寝姿のギャップが飼育者の心をくすぐるなど、実はユニークな魚であるベタ。

今回は、ベタをより楽しむポイントから、より良く飼育するためのポイントまで解説です。

プロアクアリストの意見をもとにベタの癒しについて解説

このコラムは、東京アクアガーデンに在籍するプロアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

ベタは鮮やかな見た目と程よい体長、そして飼育しやすさから多くのアクアリウムショップやホームセンターなどでも見かける観賞魚です。
そんなベタは、美しい見た目以外にも飼育者を癒すおもしろい魚と言える『個性』があります。

このコラムでは、ベタから得られる癒しについてご紹介します。

ベタの癒しとは

ベタはタイが原産の熱帯魚で、鮮やかな色彩と美しい尾びれが特徴です。
闘魚とよばれるほど同種への闘争心を持つ魚ですが、その反面、好奇心が旺盛で人懐っさを持っています

また、酸欠に比較的強く、水換えさえ欠かさなければ特別な水槽設備がなくても気軽に飼育できることから、熱帯魚初心者にもオススメのペットと言えるでしょう。

癒し1:ベタの美しさ・可愛らしさ

【熱帯魚・ベタ】 ダブルテール・ベタ オス 色おまかせ ■サイズ:アダルト (1匹)

ベタは多種多様な品種がいる、鑑賞に特化した熱帯魚です。

赤・青・緑・紫・コッパーなど体色だけでも豊富で、そこからさらにヒレの形状・長さなど様々な要素から、個体ごとに異なる仕上がりをみせます。
プラガット、ハーフムーン、クラウンテール、ダブルテール、デルタ、ダンボなど、それぞれのヒレの形状ごとに特徴的な美しさがあり、好みの品種を見つけるのも楽しいでしょう。

また、ベタの正面顔はとぼけた雰囲気でとてもかわいいです。
目は横についているものの、慣れると「じーっ」とこちらを正面から見つめてきます。

ベタの視線を感じると思わず笑顔になることもあるでしょう。


癒し2:ベタの性格

ベタは性格にも個体差がありますが、基本的には好奇心旺盛なため、観察するだけでも癒されます。

ベタの性格は、『フレアリング』と呼ばれるエラ蓋を広げる行動でも、うかがい知ることができます。
フレアリングは威嚇行動ではあるものの、力強く行う個体や、すぐに飽きて辞めてしまったように見える個体など、ベタごとの性格を感じることでしょう。

また、給餌の際に飛びつくように素早く泳ぐものや、実際にジャンプするものがいるなど、ベタは個性を楽しめる魚種です。

癒し3:個性的な寝姿

ベタは、寝姿にも個性が出ます。
普通の熱帯魚は、底でじっとしているっような印象ですが、ベタ違います。

  • 水草の上で寝る
  • 横、または頭を下にして寝る
  • 水面付近で横になる など

このように横になって眠ることが多く、さらに体勢も様々で人間っぽささえ感じるでしょう。
たまに、体が水面に出ているにもかかわらず、そのまま寝ることさえあるなど、「体調が悪いのでは?」と心配になるような体勢をとる場合もあります。

もちろん、すべてのベタがそうした体勢で眠るわけではないですが、熱帯魚としては大変ユニークでインパクトがあり、微笑ましい気持ちになるでしょう。

寝姿を楽しむには、『水作 ベタのおやすみリーフ』などのアイテムを設置してあげると良いですよ。

ベタ飼育で癒される!より楽しむポイント

betta fish

ベタは美しい姿や鑑賞性だけでなく、上記のように個性的で楽しい魚です。
「観賞魚」であると同時に「ペット」の側面も色濃いと言えます。

そんなベタを飼育することによる癒しをより高めるポイントをご紹介します。

ベタは身近な場所で飼育できる!

ベタは小型水槽やボトルで飼育できる熱帯魚ですので、飼育容器をテーブルに置くなど、身近な場所で楽しむことができます
そのため、ペットフィッシュとして愛着を持ちやすい魚種と言えるでしょう。

ボトルではなく小型水槽で飼育する場合には専用の水槽台があると安心ですが、ベタ水槽なら約25~30cmほどのサイズなので、テーブルや家具に載せても大丈夫な程度の重量であることが多いです。

インテリア水槽としても楽しめる!

ベタ水をお部屋のインテリアとしてデザインすることで、より癒し効果が高まります。
照明を設置することで、ベタの美しい光沢や色彩を十二分に観賞することができるでしょう。
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また、ベタ自体がカラフルなので、水槽を置く場所や背景に合わせて品種を選ぶことで、インテリアの一部として観賞することもできます。

ベタの観察と触れ合いが楽しい!

ベタは人間を見つけると、近寄ってくることが多い魚です。
そのため、積極的にベタを観察したり、声をかけたりすることで、より愛着がわいて癒し効果も増します

また、フレアリングをさせることで、美しいシルエットを保つことが可能です。
血流が良くなり、ヒレの張りや色揚げ効果もあります。

フレアリングはベタに鏡を見せても良いですし、先のとがったものを見せることでも行わすことができます。

フレアリングはベタにとってと点も体力を使うことなので、一日2~3分程度に控えましょう。

ベタ飼育がルーティンになる!

ベタは手間がかかりにくい熱帯魚とは言え、水換えやお掃除、毎日の給餌を行います。
これにより、手間をかけた分だけ可愛らしく感じられるほか、ベタの他品種にも興味が出てくることがあります。

ベタには多様な品種が存在するため、検索するだけでも熱中してしまうことでしょう。
こうした好奇心や日々のルーティンが、日常生活の中の新しい楽しみとして根付いていくのです。

ベタ飼育のポイント

ベタは比較的飼育が簡単な魚ですが、よりよく飼育するためのポイントがあります。
適切な飼育を行い、ベタと仲良くなりましょう。

適切な水槽の選び方

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ベタははボトルやカップに入れられて販売されていることが多いですが、水量10L以上の広めの飼育容器を用意することがおすすめです。

水量が増えると水質悪化の速度が遅くなります。
ろ過フィルターを付けずに育てることが多いベタにとって、これは大切なことです。
いくら丈夫な魚と言っても、水質が悪化すれば細菌にさらされるなど、悪い影響があります。

できれば25cm以上の水槽飼育がおすすめです。

エサの与え方

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ベタは肉食性が強い熱帯魚ですが、人工飼料で十分に育てられます
とはいえ、成魚は冷凍赤虫を好むのも事実です。

人工飼料を基本に、おやつ程度で赤虫を数匹与えるのが良いでしょう。
この時、コミュニケーションをとるように餌を目の前に落としてやると、ベタはより人間に近寄ってきやすくなります。

しかし、ここで問題になりやすいのが『餌の与えすぎ』です。
ベタは腸が短めで、便秘や食べすぎになると脱腸しやすいので、与えすぎは避けましょう。

餌は1日1~2回、1~2分で食べきれる量を与えます。

「イメージよりも少ない!」と思われがちですが、実際に餌の量が多くなくても、定期的に餌を与えていれば、ベタが餓死してしまうことはほぼありません。

水換えと保温のポイント

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ろ過フィルターを使用しない場合、水換えは1週間に1~2回程度がおすすめです。
ただ、餌を与えすぎた場合や臭いが気になる場合は、2~3日に1度行って環境改善を行います。

ベタの水換え用の水はカルキ抜きを行いますが、ベタ専用の水質調整剤を使用すると、より健やかに育てやすいです。
というのも、ベタはやや弱酸性傾向の水が得意です。
ベタ用の水質調整剤には、フミン酸などが含まれており、ベタ好みの水質に仕上げやくなります。

そして、飼育時に絶対押さえたいポイントとして『保温』があります。
ベタは熱帯魚なので25~27度程度が適水温です。

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保温のために水槽用ヒーターを使用しましょう。


ベタと熱帯魚の混泳について

ベタは気が強く他の魚を攻撃していしまいがちです。
しかし条件を整えれば他の熱帯魚と混泳も可能です。

基本的に、メスのベタはオスよりも温和でヒレも短く、混泳が成功しやすいです。

オスは攻撃性から混泳には向きませんが、温和なネオンテトラなどとなら成功しやすいでしょう。

また、他魚種と一緒に飼育する場合には、ろ過フィルターは必須です。
しかしベタは水流に弱いので、吐出口にフローパイプを付けるなど、水流を穏やかにする工夫を行いましょう。

そしてベタは餌を食べるスピードが遅いので、他の魚に餌を取られないように、目の前に餌を落としてやるのが良いです。

まとめ:ベタの癒しとは!美しさ・可愛さを持つベタの個性と飼育ポイントを解説

ベタは美しい尾びれとカラフルな色彩が特徴の熱帯魚で、鑑賞性の高さからインテリア的な人気もあります。
しかし、実際に飼育してみると1匹ずつ異なる個性に夢中になるでしょう。

そうしたベタの魅力は、飼育者の癒しへと繋がっていきます。

ベタの寿命は約1~2年ほどです。
適切な飼育環境を整え、可愛がってあげてください。

ぜひ、癒し効果満載のベタとの生活を満喫しましょう。

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執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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