コラムでは各社アフィリエイトプログラムを利用した商品広告を掲載しています。
ブセファランドラは、インドネシア・ボルネオ島原産の陰性水草です。
光沢のある葉はとても美しく、さまざまな種類があってコレクション性も高いため、非常に人気があります。
今回のコラムでは、ブセファランドラの特徴と人気種の紹介、アクアリウムでの活用例を解説します。
「水槽にブセファランドラを導入したい」「ブセファランドラについてもっと知りたい」と考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとにブセファランドラを解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
ブセファランドラは、アクアリウム初心者からベテランの方まで幅広く支持されています。たくさんの美しい種類があり、成長も遅いことから、「育てる楽しみ」がある水草です。
ブセファランドラの特徴をはじめ、人気種や活用例を理解しておくことで、さらにアクアリウムの世界が深まるでしょう。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、ブセファランドラを解説します。
ブセファランドラとは
ブセファランドラは、水中でとてもゆっくり成長するため、小型水槽でも草姿を維持しやすいサトイモ科の水草です。育成難易度もあまり高くないことから、アクアリウム初心者にもおすすめできます。
底砂もソイルである必要はなく、大磯砂でも田砂でも育成可能です。また、流木や石に活着して成長するため、さまざまなレイアウトに活用できます。
CO2はなくても問題なく成長してくれますが、添加すればより美しく育ってくれるでしょう。
アヌビアス・ナナよりも価格は高めですが、同じような感覚で育成できる陰性水草と言えます。
原産地のボルネオ島は高温多湿の環境のため、ブセファランドラは水槽内でも同様の環境を好みます。状態が良いと、水中で仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる白い花を咲かせるのも育成する楽しみの一つです。
ボルネオ島では、渓流域の岩や流木に活着して群生しています。水の流れが速い渓流に生えており、新しい水を好むため、水槽で育成する場合も水換え頻度を多くすると調子が上がりやすいです。
さまざまな育成の楽しみがあるブセファランドラですが、成長速度が非常にゆっくりなため、コケに悩まされやすいです。
導入時には、ヤマトヌマエビやオトシンクルスなどのコケ取り生体を一緒に飼育に飼育しましょう。
ブセファランドラの人気種
ブセファランドラにはさまざまな品種があり、好みの種類を探す楽しみがあります。
生息場所によって草姿が異なり、葉にラメが入ったり、強いウェーブがかかったりと種類によって異なる魅力があるのです。
ここでは、奥深いブセファランドラの世界から、人気の7種をご紹介します。
クダガン
クダガンは、丈夫で汎用性の高いことから、ブセファランドラの中でも特に人気の高い種類です。
葉に大きなラメが入り、クリプトコリネに少し似た波打つ葉が特徴的と言えます。また、新芽は鮮やかな赤色のため、水槽内を明るいイメージにしてくれるでしょう。
初心者の方がブセファランドラを初めて購入するなら、丈夫で美しいクダガンがおすすめです。
ブラウニーゴースト
ブラウニーゴーストは、パープルみのある葉色と、大粒のラメのような輝きが美しい人気の種類です。ブセファランドラの中でも、「ゴースト」の名称が付く品種は、紫がかった葉色を持つ特徴があります。
水上だとブラウンが強調された葉色に見えますが、水中でライトを当てると美しい紫色を強く発色します。ラメ状の輝きと、暗めの葉色とのコントラストが美しいです。
また、葉の縁にはウェーブも入り、ブセファランドラの特徴を兼ね備えています。
グリーンウェービー
グリーンウェービーは、ブセファランドラの中でも特に葉のウェーブがはっきり表れる種類です。
新芽はほかのブセファランドラよりも緑色が強く、その後も明るい緑色を保ったまま成長します。そのため、水槽内を明るいイメージにしてくれるでしょう。
葉に入るラメは細かく、全体的に明るい葉色が強調されたブセファランドラです。
グリーンベルベット
グリーンベルベットは、細かいラメと滑らかでシルキーな質感を持った種類です。
新芽は赤茶色をしていますが、成長とともにグリーンが強くなり、細長く伸びる葉には強いウェーブが入ります。
ブセファランドラは全体的に成長が遅い水草ですが、グリーンベルベットはその中でも特にゆっくりと育ちます。コケが付着しやすい傾向があるので、水換え頻度を高め、コケ取り生体を多めに導入するのがおすすめです。
アップルリーフ
アップルリーフは、丸く可愛らしい葉と繊細なラメが特徴のブセファランドラです。
葉に入るウェーブの要素は少なめで、全体的に楕円形のりんごの葉のような形に成長します。
葉の大きさはブセファランドラの中では大きめで、葉が大きく成長すると葉脈のグラデーションが強調され美しいです。
育成環境にもよりますが、成長とともに赤みを増していくことが多く、大きな丸い葉とともに水槽内で存在感を示してくれるでしょう。
タイタン
タイタンは葉が細く、縁のウェーブが強くしっかり入る種類です。
ブセファランドラの中では成長が速めで、縦方向に伸びやすい傾向があります。葉の形状自体も細長いため、成長方向を考えた上で配置を決めましょう。
葉のラメやグラデーションは、ほかのブセファランドラと比較すると控え目で、葉色は濃いグリーンが特徴的です。
葉の形状が個性的なため、入門種というよりはコレクションとして集めたい方におすすめの品種だと言えます。
チェリッシュ
チェリッシュは、ブセファランドラの中では比較的大きく成長する品種です。
葉の形状が細長く存在感がありますが、かといって極端に大型化することはないため、レイアウトでも重宝します。環境にもよりますが、葉の長さは約7cmほどまで成長し、小型水槽であれば中景や後景に使用できるでしょう。このように、汎用性が高い点もうれしいポイントです。
ブセファランドラの特徴である葉のラメも大きめに入り、葉の縁には緩やかなウェーブも表れます。
存在感があるため、レイアウトの中でブセファランドラを際立たせたい場合におすすめの品種です。
ブセファランドラの活用例
ここでは、ブセファランドラの魅力が際立つ活用例をご紹介します。さまざまなレイアウトで活躍する、ブセファランドラの魅力に触れてみてください。
熱帯魚水槽にレイアウト
ブセファランドラは弱酸性~弱アルカリ性まで幅広い水質に対応できるため、ほとんどの熱帯魚水槽に導入できます。さらに、陰性水草であまり強い照明でなくても成長でき、ほかの水草の影になる場所など、水槽内のさまざまな場所にレイアウト可能です。
鮮やかな色彩の熱帯魚と深緑のブセファランドラの相性は抜群ですが、コケの付着には注意してください。生体が多く導入されている水槽では、水槽内の養分が高くなりがちなので、ブセファランドラの葉の縁にコケが付着しやすくなります。
アクアテラリウム・パルダリウムにレイアウト
ブセファランドラは水量が大きく変動する渓流域に生息していることから、水上でも育成可能です。
アクアテラリウムの水中部分はもちろん、高い湿度をキープできるならば、アクアテラリウムの陸地部分やパルダリウムでも幅広く活用できます。
幅広い場所にレイアウトできるため、熱帯魚水槽だけでなくイモリやヤドクガエルなどの生体と一緒に楽しむのも良いレイアウト方法です。
まとめ:ブセファランドラとは!特徴や原産地、人気種、活用例をご紹介
ブセファランドラの特徴や原産地、人気種、活用例などを紹介しました。
ブセファランドラは原産地による地域差が大きく、色々な特徴を持つ多くの人気種が販売されています。
コケが付着しやすいブセファランドラを美しく育成させるためには、水換え頻度を多くし、コケ取り生体を一緒に飼育することが重要です。
価格は少し高めですが、陸上でも育成可能なブセファランドラは、さまざまなレイアウトで活躍します。
丈夫で美しくコレクション性も高いので、初心者の方もぜひ育成してみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ
水槽や機材、熱帯魚のレンタル・設置・メンテナンスがセットになった水槽レンタル・リースサービス、
お手持ちの水槽をプロのアクアリストがメンテナンスしてくれる水槽メンテナンスサービス、
水槽リニューアルサービスや水槽引っ越しサービスなど様々なサービスがございます。
お見積りは無料となっておりますのでお気軽にお問い合わせください。