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金魚やメダカが涼し気なビオトープや水槽で、色鮮やかな陶器の玉が浮いているのを見かけたことはありませんか?
この玉は『浮き玉』と呼ばれる、レイアウトアクセサリーの一つで、陶器製やガラス製のものが主流です。
水面に浮く性質を持つため、特に上から覗き込むビオトープでは景観を彩るアクセサリーとして重宝されています。
また、水中に日陰を作ったり魚の隠れ家になったりするなど、浮き草と同じような役割を担うこともできるため、実用性も抜群です。
今回は、この浮き玉について、アクアリウムやビオトープに入れる理由と使う際の注意点を合わせてご紹介します。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに浮き玉をアクアリウムやビオトープに入れる理由と使用上の注意点を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
水面に浮かぶ姿が涼し気な、ガラスや陶器でできた球状のオブジェ。浮き玉と呼ばれるこのアクセサリーは、水面を彩るだけでなく、水中の生体にも良い効果をもたらします。
手軽に水槽に取り入れられる反面、割れやすくまたコケや汚れが付きやすいため、取り扱いには注意しましょう。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、浮き玉をアクアリウムやビオトープに入れる理由と使用上の注意点を解説します。
浮き玉とは
浮き玉は、陶器やガラスでできた水槽用アクセサリーの一つです。内部が空洞になっていて水に浮かぶ性質があるため、殺風景になりがちな水槽やビオトープの水面を彩るのに適しています。
一番ポピュラーなのは球状のものですが、その他にも
- 金魚型
- 花形
- 動物型
など、バリエーションが豊かで、水槽のテーマに合わせたものを選ぶことも可能。また、模様や色柄も豊富で、縞模様や花柄、手書きの模様などがデザインされた浮き玉には、洗練された和の美しさがあります。
浮き球は、主にインターネット通販やホームセンター、園芸店で販売されている他、最近では100円ショップでも購入できます。流通しているもののサイズは3~5cmが多く、大きくとも10cm程度です。
浮き玉の由来
浮き玉は、元々は海で漁をするときに魚網を浮かせるための『ウキ』を指す言葉です。最近のウキはプラスチック製のものが主流ですが、以前はガラスや陶器で作られていました。
現在インテリアやアクセサリーとして販売されている浮き玉は、この昔のウキに形状が似ていることから、浮き玉と呼ばれています。
ちなみに、アクアリウムでは小さく愛らしく装飾された浮き玉を使うことが多いですが、販売店では昔ながらのガラス製の大きな浮き玉も販売されています。こちらは照明やインテリアとしてお部屋に飾って、マリンリゾートの雰囲気を楽しみたい方に好評です。
浮き玉を使う理由
浮き玉は鑑賞性を上げるレイアウトアクセサリーとして、アクアリウムやビオトープに使われます。
植物や水草といった緑のなかでも映えるため、良いアクセントになります。浮かべるだけで手軽に彩りを加えられることはもちろん、涼し気でノスタルジックな雰囲気を演出できるのも人気ポイントです。
水槽に入れる他にも、お皿などに置いたり、紐で装飾して吊るしたりなど、水槽周辺のインテリアにもなります。
浮き玉は、アクアリウムやビオトープに絶対に必要なものというわけではありませんが、水槽や飼育容器をきれいに見せたい人にはおすすめのアイテムです。
浮き玉のメリット
浮き玉には、水槽やビオトープを彩る他にも次のようなメリットがあります。
- 魚のちょっとした隠れ場所になる
- いつでも鮮やかな存在感がある
浮き玉の利点は浮き草と似通ったところがありますが、季節によって姿が変わる浮き草とは違い通念を通して楽しめるため、飼育環境によっては浮草より扱いやすいことも多いです。水槽に入れるレイアウトアクセサリーや魚の隠れ家をお探しの方はご覧になってみてください。
魚のちょっとした隠れ場所になる
浮き玉を浮かべることで、魚や生き物のちょっとした隠れ家になります。
屋外に飼育容器を置くビオトープでは、鳥や小型哺乳類といった外敵がいるため、とっさに隠れられる場所があるとより安全です。水面近くを泳ぐメダカの場合は隠れ家だけではなく、浮き玉が遮蔽物になることでお互いが視界に入る頻度が少なくなりますので、ケンカ対策にもつながります。
また、陶器などの不透明な浮き玉は水中に日陰を作れるため、夏の強い日差しを和らげる効果も期待できます。
いつでも鮮やかな存在感がある
隠れ家であれば植物や水草でも同様の役割が可能ですが、浮き玉には枯れることなく鮮やかさを維持できるというメリットがあります。
植物や水草は飼育環境が合わなかったり、水温が下がったりすると枯れてしまうことがありますが、陶器やガラス製の浮き玉にその心配はありません。
割れない限り、季節問わず半永久的に使うことができますので、秋~冬に植物が減って寂しくなりがちなビオトープを彩るアクセサリーとして使用するのもおすすめです。
また、トリミングや植え替えといった手間もかからず、汚れても水洗いすれば鮮やかさを保てますので、アクアリウムやビオトープの管理に手間をかけたくない場合にも向いています。
アクアリウムやビオトープでの注意点
ここからは、アクアリウムやビオトープで浮き玉を使う場合の注意点を解説します。
水面に浮くことに加え陶器やガラス製ですので、他のレイアウトアクセサリーや水草とは違った特性があることを把握して使うことが長持ちさせるコツです。
ろ過フィルター付きの水槽では角にたまる
ろ過フィルター付きの水槽に浮き玉を入れると、流されて水槽の角にすべてたまってしまいます。移動させても、ろ過フィルターの水流によって定位置に戻ってしまう可能性が高いです。
一か所に集まると見栄えが衰えますし、水流に流された浮き玉同士がぶつかって「カチカチ」と音がするのが気になることがあります。あまり勢いが強いと破損の原因にもなりかねませんので、水槽に入れるときには水流に注意しましょう。
浮き玉自体はそこまで高価なものではありませんので、レイアウトの効果が気になる場合は一度水槽に入れてみると良いでしょう。音や見栄えが気になるならば、水槽周辺やお部屋にインテリアとして飾り付けるだけでも十分に彩りを得られます。
コケやぬめりが付く
植物や水草のように枯れることはありませんが、アクアリウムやビオトープに入れているとコケやぬめりが付くことは避けられません。
浮き玉は鑑賞性を高めるものですので、汚れてきたら定期的に掃除しましょう。スポンジで軽く擦ると簡単にきれいになります。
このとき、滑って取り落としてしまわないよう注意してください。球体で表面がツルツルしている浮き玉は、ぬめっている状態で持ち運ぶととにかく滑りやすく危険です。バケツなどを活用して、破損に注意しながら掃除しましょう。
水面を占有しないよう注意する
水面を飾り付けるのにぴったりな浮き玉ですが、入れ過ぎには注意が必要です。
確かに、水面を覆うことで生体にの隠れ家や日よけになるため、悪いことばかりではありませんが、入れ過ぎてしまうと、水中に光が届かなくなり、水草や魚の生育に影響が出てしまいます。
また、ビオトープの場合は上から眺める構図上、浮き玉の数を抑えた方方が魚を観察しやすいです。
水面に植物を配置している場合はそちらとのバランスも考慮しながら、多くとも全体の1/3程度の量にとどめるようにしましょう。
水があふれると落下の可能性がある
浮き玉を扱う際に一番注意したいのが、落として割ってしまうことです。
浮き玉の多くは割れ物ですので、落としたり、物にぶつけたりすると破損してしまいます。特に水換えや掃除の際に水槽に入れたまま作業すると、水があふれたり波打ったりしたときに、流れに乗って落下して、割れてしまうことが多いため、メンテナンスは一度浮き玉を回収してから行いましょう。
まとめ:浮き玉とは!入れる理由とアクアリウムやビオトープで使う際の注意点
今回は、アクアリウムやビオトープの水面を彩る浮き玉について、メリットや使い方、注意点をご紹介しました。
浮き玉はレイアウトアクセサリーとして優秀で、水槽やビオトープに入れるだけで簡単に見栄えを良くできます。鑑賞面だけではなく、魚の隠れ家になったり、強い日差しを遮ったりなど飼育にも役立ちます。
特徴だけ見ると浮草と似ていますが、枯れずに年中きれいな状態を維持できることは浮き玉最大のメリットです。
もちろん、植物や水草のようにトリミングや植え直しする必要もなく手間もかかりません。
水面に浮かべるだけでどこかノスタルジックな雰囲気を出せる浮き玉は、設置の手間もかからないためレイアウトに取り入れやすいアイテムです。ぜひ浮き玉を活用してみてください。
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